先週発売の新作動向


スーパーマリオギャラクシー


先週発売の新作で首位を獲得したのはマリオシリーズ最新作

「Wii:スーパーマリオギャラクシー」で販売数は25万本を超えました。


消化率4割に届かない状況の中で最近追加出荷が行なわれ、

発注しすぎたと思われる問屋が破格の値段で案内しており、

これに追随する動きが来週あたりにもあるかもしれません。


ただ、個人的な意見を述べさせて頂くと、

問屋案内が値崩れすると店頭価格も値下げ競争となり、

結局利益が取れない状態になってしまいます。


年内には消化する可能性の高い商品なだけに、

値崩れさせるのは勿体無いと思います。


我先に重い荷物を処分しようという考えよりも、

発売2週目以降でも動く可能性のあるギャラクシー級のタイトルは、

もう少し市場動向を見てから動いてほしいものです。



エースコンバット6 解放への戦火


新作2位は「360:エースコンバット6」。


発売初週で約7万本の販売を記録し、

消化率も高く大変好調な動きとなっています。


360でこの数字は「ブルードラゴン」に次ぐ歴代2位の記録となります。


内容的にも魅力があり今後の伸びにも期待できそうです。



スーパーロボット大戦 スクランブルコマンダー the 2nd


新作3位は「PS2:スーパーロボット大戦 SC 2nd」で、

初週で約2万本の販売を記録しました。


発売初日からやや元気が足りませんでしたし、

週末の伸びもほとんど無かった事から、

店頭価格や卸掛率は下降傾向にあります。


前作の大きな値崩れでかなり抑えた初回発注でしたが、

それをも下回る動きはやはり国民性の問題なのかもしれません。


日本人はリアルタイムシミュレーション好意層が少ないのでしょう。


その他の新作は「DS:250万人の漢検」、

「DS:ドラゴンテイマー」が約1万本ずつ。


「DS:三國志DS2」と「PS2:ジーワンジョッキー」が約5000本など。



先週の旧作の動向



ファイナルファンタジー タクティクス A2 封穴のグリモア


旧作では「DS:FINAL FANTASY TACTICS A2」が、

2週目で約5万本を販売し累計で20万本を突破しました。


DSでのFFタイトルは「III」を筆頭に長く売れる傾向にあり、

今後も少しずつでしょうが伸びていく可能性が高そうです。


「DS:西村京太郎サスペンス」も引き続き好調で、

先週は約2万本を販売し累計は10万本に届きそうです。


「DS:たまごっちのプチプチおみせっち みなサンきゅ~」は、

10万本を超えたあとも安定したセールスで年末にもうひと山きそうな予感。


「PS2:バレーボール ワールドカップ」は特需で伸びるかも。



ハードの販売動向



Xbox 360 バリューパック


本体関連ではもちろんXbox360の伸びに注目。


通常週の5倍以上の販売数を記録し、

バリューパックのお得さを強烈にアピールしたようです。


PS3も値下げの効果が若干出ており、

40GB版発売前ながら通常週より販売は増加。


Wiiはマリオギャラクシーの牽引効果が若干見られ、

約4万台の販売数まで伸びました。


新型の発売以降安定したセールスが続いているPSP。


先週は新作が無かったのですが約6万台の販売。


年末はこれ以上の動きをするはずですので、

新規需要の見込めるPSPは期待大かもしれない。


もちろん本命はDSというのはいわずもがなですが。