■先週発売の新作動向
新作首位は「PSP:メタルギア ソリッド ポータブル・オプス+」。
発売初週で10万本以上の販売を記録しました。
好調の要因はもちろん新型PSPの影響と、
通常版で2,400円の戦略価格に言えるでしょう。
ゲームの出来は前作で実証済みですので、
その部分も安心して購入できる理由の1つと言えそうです。
週が明けた今週はさすがに動きが鈍化しましたが、
「+」で10万本の販売は十分な結果と言えそうですね。
新作で2位は「Wii:マリオストライカーズ チャージド」で、
発売初週に約3万本を販売しました。
販売数で新作2位という結果にはなりましたが、
消化率は極めて低く一部問屋では既に値崩れしています。
不調の要因は色々な事が言えるのでしょうが、
TVCM、パッケージ、タイトルブランドの過信などが挙げられます。
ただ、それを考慮したとしても初週で3万本は寂しい数字。
Wiiに対する不信感がやや出始めている様子で、
11月1日発売の「スーパーマリオギャラクシー」の受注は大苦戦との事。
マリギャラはWiiの今後の勢いが決まるタイトルの1つなので、
さすがに失敗は許されないところですね。
■家庭教師ヒットマンREBORN!DS フレイムランブル 開炎 リング争奪戦!
ほぼストライカーズと同レベルな動きをしたのが、
「DS:家庭教師ヒットマンREBORN」の新作です。
販売数は約3万本で消化率もなかなか高く、
メーカーも10月下旬に再出荷を予定している程です。
DS版はシリーズを重ねるごとに実績も右肩上がりで、
タカラトミーはNARUTOに続く男児ゲームを確立する事ができたようです。
その他の新作タイトルでは、
「PS2:金色のコルダ2アンコール」が約2万本、
危険信号に「Wii:戦国無双KATANA」で約1万本、
品薄警報に「DS:うわさの翠くん」で0.3~0.4万本の販売。
うわさの翠くんは週が明けても問い合わせがありますが、
次回10月中旬頃まで待たされる形になりそうだとか。
発売2週目の「DS:ポケダン」「PSP:CCFF」の勝負は、
またしてもポケダンに軍配があがりました。
販売数はポケダンが15万本以上、
CCFFが約11万本とどちらも好調な数字。
両作とも数多く発売された新作タイトルを抑えて、
2週続けて1位2位を獲得しています。
発売から3週間が経った「PS2:ACE」は、
さすがに息切れしているものの累計20万本を突破。
「DS:太鼓の達人」は再出荷後2週目にも1万本以上が販売され、
再出荷4万本のうちの大半が消化した事になります。
「DS:学研 新TOEIC」は発売2週目も勢いが落ちず、
初週とほぼ同レベルの販売を記録。
「PS3:ブレイドストーム」は無双シリーズのような動きで、
長期にわたりランクインを果たし累計販売10万本を突破しました。
■ハードの販売動向
本体関連で注目すべきは当然新型PSP。
先日報じられた通り発売初週で新型のみで25万台以上、
旧型にも若干の動きがあり数字は更に上乗せされた様子。
この25万台という数字はPSPでは過去最高の数字で、
いかに新型の人気が高かったかが伺えます。
ただ、毎週新型PSPの出荷は行なわれてはいますが、
数量がかなり少なくチャンスロスをしているようで、
PSP発売当初を思い出してしまいます。
またワンセグなど新型PSP関連のパーツも好調でした。
DSは若干の落ち込みを見せるも6万台以上の販売。
Wiiに関しては3万台を下回っており、
金額ベースで考えるとPS3と同レベルの動き。
金額ベースにする必要性があるかどうかはわかりませんが。
PS2とPS3はかわらず1万台強の販売で安定しています。
今週はPSPとDSのどちらが上にくるのかが見所なんでしょうが、
上記の通り出荷数が少ないPSPが若干不利かもしれませんね。