2006年も色々ありました。
ニンテンドーDSの品薄から始まり、
次世代機2機種が発売され年末を迎えたました。
そんな2006年から2007年にかけて語ってみたいと思います。
次世代機のひとつであるPS3を発売したSCE。
今現在PS3はタイトル不足に悩んでいる事と、
ハードの価格面の抵抗感から現在は店頭でも見かける事も出てきました。
PS2市場は2005年よりは落ちることになっていると思われますが、
新しくPS3という市場が開拓されているので今後はそちらにシフトする事でしょう。
そのPS3に関してもそうですが、
PSPでもパッケージ販売とは異なるダウンロード販売も展開され、
これからは新品パケ販売数だけでは市場を見てはいけなくなってきます。
もちろん無料のゲームでグランツなども提供しており、
有料無料問わずDLサービスが今後は充実していくことでしょう。
それと似たような市場が携帯電話市場です。
携帯電話ゲームの大半がダウンロード販売となり、
メーカーの情報公開が無い限り市場規模の調査が難しく、
どれほどの伸びを記録しているかは掴みにくいのですが、
明らかに昨年よりも伸びています。
携帯電話の本体レベルが上がれば上がるほど充実した内容のゲームが開発され、
価格面や決済方法などもやさしい事から今後も伸びて行く市場と思われます。
最近ではオンラインでつながる携帯電話ゲームも出ており、
今後はPC市場すら脅かす可能性すらあります。
そのPCオンラインゲーム市場も今が伸び盛り。
数多くのオンラインゲームが発表され、
既存のオンラインゲームもアップデートで充実。
高速ブロードバンドの普及上昇と、
オンラインゲームが無料化によりユーザー数もかなり増えています。
今までゲームをやらなかった方も、
わざわざ本体を買う必要もないですし、
無料ならという事で手を出す人もいるくらいで、
ある意味ユーザーの拡大に大きく貢献しているとも考えられます。
そして大きくユーザーの拡大に貢献していると一般的に言われているのが、
ニンテンドーDSと任天堂次世代機Wiiです。
ただ、確かにユーザーの拡大に貢献してはいますが、
その拡大したユーザーがPS3の本体とゲームを買ったり、
オンラインゲームに手を出したりするわけではありません。
あくまでも任天堂市場にのみ広がったユーザーと言えるのではないでしょうか。
任天堂の市場規模だけを見れば、
2005年の2倍以上の規模になっていると思われます。
任天堂ハードにとっては記憶に残る年となりましたし、
各開発会社にとっても転機となった年ではないでしょうか。
今後はバーチャルコンソールなども含め、
有料のオンラインサービスも数多く登場する事でしょうが、
一般小売向けにプリペイドカードを使うなど配慮も忘れず、
昔とは違いかなり流通に優しい事も目立つようになりました。
2007年も店頭では主役となるのはこの2機種になりそうで、
いつまで品薄が続くのかという事だけが問題です。
そして最後に360。
海外市場では独走状態と呼べるほど好調で、
開発会社も海外を視野にいれたゲームを発売してきました。
その中でも日本を視野に入れたブルードラゴンが2006年は発売され、
10万本強のヒットを記録した事は記憶に新しいです。
ただ、そのヒットにより多くのハードが牽引され、
日本市場が3つ巴になるほど期待できるかと言われるとそうではありません。
40万台程度の本体が1年とちょっとで普及しましたが、
今後ブルードラゴンのような日本向け大作が多く開発というニュースでもない限り、
これからも日本では厳しい市場となりそうです。
個人的にはプラットフォームがしっかりしているので、
PS3とのマルチで開発&販売という形になる事を希望します。
携帯電話やオンラインゲームを含むゲーム市場は、
2005年から2006年にかけて右肩あがりです。
DSは引き続き好調で今期内に1500万台は突破する勢いですし、
2007年にはPS3やWiiのソフト発売もある為さらに拍車がかかると予測。
流通的に見るとやや落ちる市場になるかもしれませんが、
今後とも独自目線で市場を突付いていきたいと思います。
とりあえず今日のところはこのへんで。