ボルシア・ドルトムント vs ヘルタ・ベルリン | ぶらりサッカー観戦記

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2017年3月までの間のドイツを中心とするサッカー観戦について、できるだけ現地の雰囲気をゆるーい感じで伝えます。

いよいよ帰国前最後のドルトムントです。きっとまた来るでしょうけど、ひとまずはここで区切りとなります。


今月、2月からはUEFAチャンピオンズリーグを含めカップ戦が始まり、ミッドウィークも忙しくなります。ドルトムントの締めくくりはDFBポカール・ベスト16のボルシア・ドルトムント vs ヘルタ・ベルリン。

このカードは昨季の準決勝でもありました。昨季はドルトムントの完勝でしたが、今季のヘルタは好調。対するドルトムントは安定せずといった感じでリーグであれば4位 vs 6位の上位対決です。常に満員のドルトムントではありますが、こういったまだ決勝進出もかからないような試合では当日券も出ます。
 
 
同試合ではアウェイ席を含めて余りが出ていました。また普段はクラブ会員のみですが、一般販売も行われており、ネットでの購入も可能でした。自分も今回は席が選択できるという理由から会員先行ではなく一般販売で購入。で、席は端のほうですが最前列。



最前列だけあって、選手の顔もはっきりと。そして、テレビのコメンテーターは元バイエルン・ミュンヘンのメメト・ショルさん。


監督も試合前にテレビでコメント。


そしてスタメンですが、リーグ戦で大活躍した原口元気は先発。香川真司はベンチスタートとなり、マリオ・ゲッツェはまさかのベンチ外。
 
 
 

トーマス・トゥヘル監督はライプツィヒ戦と同じメンバーを起用してきました。またヘルタには、元ドルトムントのユリアン・シーバーがいますが、彼もベンチスタート。


いよいよ試合が開始となるのですが、いつもと雰囲気が違いました。ライプツィヒ戦で起きたサポーターによる暴行事件に対して、キャプテンのマルセル・シュメルツァーがビデオレターでコメント。
 
さらに、多くのゴール裏のサポーターからも「暴力反対」のプラカードが多数掲げられていました。

試合は、ドルトムントが押し気味に展開するもなかなか点が奪えない上に審判のジャッジが曖昧でカードの基準もよくわからない感じでした。そんな中、ヘルタのサルモン・カルーが見事なゴールで先制。
 
ライプツィヒやバイエルンに勝っているのに今季はやはり調子があがりません。前半はヘルタリードで折り返します。

後半に入り、トゥヘル監督は両サイドバックを変更。ルーカス・ピシュチェクとシュメルツァーに変えて、マティアス・ギンターとクリスティアン・プリシッチを投入します。後半開始早々に前回リーグ戦ではずしまくっていたマルコ・ロイスが同点弾を挙げます。
 
このまま逆点か?と思いきや、ヘルタの堅い守備に阻まれ得点が奪えません。70分過ぎから電車の時間が気になりはじめ

後半(やべー、帰れなくなるから早く勝ち越せ)
延前(PK勘弁)
延後(もうどっちでもいいから終わらせて。。。)

と、どきどきしてました。最後のドルトムント観戦だからと言ってもそんなにたっぷり見せなくていいから!寒いから早く帰して!という願いもかなわずに結局PK戦までもつれ込んでしまいました。電車が無くなるのでPK戦は見られませんでしたが、帰りの地下鉄でドイツ人たちがskyをオンデマンドで見ていたのでそれに便乗してましたよ(笑)
 
前回のウニオン・ベルリン戦もPK戦で、この試合はロマン・ヴァイデンフェラーが大活躍。そして今回は同じロマンでもブルキが大活躍。
1-1(PK3-2)でドルトムントが準々決勝にコマを進めました。


120分激戦でした。審判が試合をコントロールできていないのもありましたが・・・・・・

なおドイツは、このベスト16より延長に入った場合に限り4人目の交代が許されるという新システムを導入。しかし、4人目は香川ではなく、アンドレ・シュールレ。
 
 
原口は、延長前半の少しの間までプレーしました。

ドルトムントはホームでのリーグ戦は30戦無敗ですが、公式戦はこれで27戦無敗(スーパーカップ除く)となったようです。
 
本当にこの黄色の城壁を崩すのは難しいみたいですね。


最後のドルトムントで最後まで試合が見られなかったのは非常に残念でしたが、最前列だったし、120分間堪能できたということで。