Côtes du Rhône Vigne du Priuré 2005 Château Gigognan
ワインの裏側表側 コート・デュ・ローヌ・ルージュ、生産者はシャトー・ジゴニャンでこのワインには「ヴィーニュ・デュ・プリューレ」という名称が付いています。
生産者のサイトからこのワインの詳細はこちら をご覧下さい。


葡萄品種は
Grenache 36%, Carignan 7%, Mourvedre 17% Syrah 28%, Cinsault 12%
平均樹齢は26年、収穫量は40hl/ha、他の年は6万本程の生産量ですがこの年の生産本数は187,000本と非常に多く造られたことが分かります。
品種ごとに醸造され翌年5月にブレンド、セメントタンクにて熟成の後2007年の春に瓶詰めとのことですのでかなり手間暇掛かっているようです。

品種についてですがグルナッシュは正式名称 GARNACHA TINTA ガルナッチャ・ティンタ品種番号4461 でスペイン原産の品種、カリニャンは品種番号2098 正式名称 CARIGNAN NOIR カリニャン・ノワールでこちらはフランス原産、ムールヴェドルは正式名称モナストレル MONASTRELL でスペイン原産、シラーはフランスで造られた、白品種モンドゥーズ・ブランシュ黒品種デュレーザ交配種 、サンソーはフランス原産の正式名称はスペルが微妙に異なりCINSAUT葡萄品種番号2672 というのがVIVCの見解であります。

南部ローヌ最強のサイト からこちら をご覧になると写真のお二人は1996年にこのシャトーを購入して現在に至っていることが判ります。生産者の住所はChemin du Castillon 1180, 84700 Sorgues 、このソルグというコミューンはAOCシャトーヌフ・デュ・パープも含んでいます。こちら をご覧頂けると位置関係がお分かり頂けると思います。


ワインの裏側表側
開けてみましょう。キャップシールは錫箔、コルクは天然コルクでなかなかしっかりした上物を使ってます。液体に触れた部分は真っ赤に染まってますが横漏れの心配など一切ありません。


グラスに注ぐと妙な泡立ちなどありませんし、所謂ローヌ臭くないとても上品な香りにちょっとビックリです。私はローヌ独特の安物臭い匂いには拒否反応を引き起こすのですがその心配は全くありません。

色は健全なルビーレッド、口に含むとダークチェリーの風味が顕著で美味しい。一切の刺激的要素が無く綺麗に熟成した赤ワインに仕上がっています。


注文書には2010年ヴィンテージが7.00€ となっていますが恐らく他のヴィンテージも同価格でしょうから輸出価格は恐らく4.20~5.00€ だと思います。

ローヌ嫌いな私が久々にお薦めする赤ワイン、市場で見付かればお試し下さい。