こんばんは。
副院長です。
私と助手深江にとっては3年連続の恒例行事、萩往還マラニックに出場してきました。
深江は140kmに出場。
夜の暗闇の中、山を越えて走ります。
スタートした5月3日は夜から翌日にかけて雨。
低体温でリタイアする選手が続出する最悪な環境の中で力走。
しかし不運にも夜間にコース表示を見逃し誤って逆走。
余計に数km走って戻ってしまいました。
90km地点までは行けたのですが、制限時間に間に合わず途中でリタイアとなってしまいました。
残念。
本人は悔しいでしょうが、私から見たら誇れる挑戦でした。
本番に向けて準備のため北九州→福岡の70km走をしてみたり、体調不良で走れない時もなんとかしようとしてみたり。
来年のリベンジに期待しています。
私は今年も70km。
今回はブラインドランナー道下美里さんの伴走として。
http://youtu.be/VSN9gjaAZyY (道下さんの過去動画)
ほとんど視力を失った人にとって山道を駆け抜けるのは一般的には困難と思われることです。
克服するために一緒に山へ行って練習したり、深江とも登山したり。
道下さんのやる気の強さにより全てクリア。
大会当日の悪天候にも負けず、石畳を走り、泥に足が沈んでも負けず、不規則な段差に対し掛け声に合わせて脚を動かし、上り坂は元気に走り。
横で伴走する私も感動するような圧巻の走りを見せてくれました。
道下さんと一緒に走ることで多くの事を学ばせていただきました。
人を信じること。
可能性を信じること。
世の中には「障害者」と呼ばれる人がたくさんいます。
実は私の息子もいわゆる「知的障害者」です。
ちょっと苦手な部分あり社会では珍しい存在だけど、知れば優れた部分の凄さは桁違い。
でも残念ながら機会に恵まれない方も大勢いらっしゃいます。
挑戦する機会は誰にでも均等に訪れるべきで、周囲が勝手に無理と判断して遮蔽してしまってはいけないということを改めて感じさせられました。
今回は私にとってはいつもと違う貴重な経験となりました。
今後も道下さんの活躍に関わっていけたら幸いです。
実は走力では私よりはるかに上なので、頑張らないと伴走クビになるのでは、と焦っております(笑)
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道下さんと私の挑戦がTVで放送されます。
5月15日 KRY山口放送「熱血テレビ」(山口)
5月27日 NHK 「課外授業ようこそ先輩」(全国
お時間ある方は、是非ご覧ください!