こんな銘柄もあったか。何か良さげ?


KAB-10時の注目株=物色続く半導体関連の一角としてマーク、好業績に利回り妙味も――エスイーエスは割安顕著
エス・イー・エス <6290.Q > は割安顕著だ。  同社は半導体洗浄装置の大手。半導体産業はメモリーメーカーの旺盛な設備投資を受け、良好な環境となっており受注は高水準。今08年3月期見通しは売上高236億円(前期比7.1%増)、経常利益20億6000万円(同54.2%増)と大幅な増益を見込んでいる。ここ半導体関連銘柄への物色が続いており、同社株にも波及する可能性は高い。また、連結PER8倍台、PBR1倍台と割安圏に放置されており、今後は水準訂正の動きが期待できよう。  また、同社の今期配当金予想は25円(期末一括)。利回りは前日終値で3.68%と高く、投資妙味は大きい。きっかけ次第で2月26日の年初来高値819円更新も視野に入ってこよう。(蝶)

[ 株式新聞ニュース/KABDAS-EXPRESS ]



i Phone 絡みは京セラばかりに眼がいっていたが6794フォスター電機を忘れていた。今週の藤戸レポートでも関連銘柄一覧あり。フォスターは今更・・・昨日、売却の京セラは上昇中。みな同じ事を考えるか・・・


http://www.sc.mufg.jp/inv_info/ii_report/fj_report/pdf/fj20070625.pdf


鉄鋼はやはり入れなければいけないか?減価償却負担増による利益の押し下げはキャッシュフローに関係ないことも浸透してきたし、原材料の一方的な上昇が一服する中で、製品価格への転嫁が顧客に進んでいるようであるし。商社や非鉄よりは素材が今年は有利? 住金か鉄か?


日経金融:

鉄鋼大手、価格転嫁、想定以上に――償却負担増だが上振れも(業界展望)

新日本製鉄(5401)やJFEホールディングス(5411)など鉄鋼大手四社の二〇〇八年三月期は、税制改正に伴う償却負担をこなし、上方修正する可能性が高そうだ。期初の想定以上に製品価格の値上げが足元で実現し始めている。
 証券アナリストの予想である「QUICKコンセンサス」によると、それぞれ連結経常利益ベースで、二百二十五億―三百四十四億円程度上振れする見通しだ。
 「原料高を吸収するよう相当自助努力しているが、及ばない分はお願いせざるを得ない」。先週二十一日。日本鉄鋼連盟の馬田一会長(JFEスチール社長)は定例の記者会見で自動車用鋼材の値上げについて、一般論としながらこのように説明した。
 今月十四日には「新日鉄とトヨタ自動車が二年ぶりに自動車部品の鋼材を値上げすることで合意した」と報じられた。新日鉄のトヨタへの納入価格が事実上の業界標準になると言われている。上げ幅は特殊鋼で一トン=一万円という。
 アナリストの大方の事前予想を上回る値上げの実現は、市場関係者に前向きに評価された。今後、鉄鋼各社はトヨタ以外の他の自動車メーカーとも値上げ交渉を進めると見られている。
 鉄鋼業界では、原材料価格の上昇が前期に続いて懸念材料として挙がっていた。四月には鉄鋼連盟の馬田会長が二〇〇七年度に予想される原料コストの上昇分の負担について、「(鉄鋼)業界全体で七千億円になる」との見通しを示した。ニッケルなどの非鉄と鉄スクラップの価格が急騰したためだ。
 自動車用鋼板の値上げ交渉に先立って、JFEスチールは造船用厚板を四年連続で値上げ。業界全体でじわじわと製品値上げへの期待が高まっていた。
 前期の業績を見ると、新日鉄、住友金属工業、神戸製鋼が連結経常利益ベースで、三期連続で過去最高益を更新した。JFEも過去最高だった前の期と同じ水準だった。各社の鋼材平均価格(一トン当たり)を見ると、製品価格の上昇が数量効果と相まって前期までの好業績に寄与していることが分かる。
 今期に入っても自動車や造船向け高級鋼から建築向け一般鋼材まで鉄鋼の需要は幅広く、旺盛だ。鉄鋼各社とも期初の業績予想は保守的なのが定説。そこに製品値上げの浸透も伝わってきたことで、今期の業績は上振れの公算が大きくなった。
 今期の収益の圧迫要因となるのが、制度変更に伴う償却負担の増加。〇七年度の税制改正で減価償却制度が変わり、既存設備を含め全額税務上の損金算入ができるようになった。今期の税制改正分の償却負担増は新日鉄で年三百五十億円、JFEで三百七十五億円、住金で百八十億円、神戸鋼で百五十億円になる。
 こういった償却負担増を鉄鋼大手は期初の業績見通しにすでに織り込んでいる。この部分の影響は大きく、今期について住金や神戸鋼は減益を見込んでいる。
 鉄鋼大手の株価は、新日鉄とトヨタの製品値上げでの合意が伝えられてから、強含みで推移している。
 今四―六月期の業績発表は鉄鋼各社とも来月末を予定している。今期減益見通しの住金や神戸鋼には収益改善の余地が大きいと見られ、製品価格上昇の業績面での寄与に注目が集まりそうだ。
(沢田和人)
 五老晴信・モルガン・スタンレー証券アナリスト
 製品の値上げがどれぐらい浸透するかで各社の二〇〇八年三月期の業績見通しは変わってくる。アナリスト平均と乖離(かいり)するのは、鉄鋼各社とも価格効果を期初の業績予想の中でそれほど織り込んでいないためだ。
 例えば、住友金属工業の株価は今月四日に十七年三カ月ぶりに七百円台まで上昇した。その後に年初来高値も更新した。住金は期初の予想で今期減益で見ており、かなり保守的な数字を示した。鉄鋼業界では市場関係者の想定以上の値上げが進むと見られ、上方修正の余地は高い。住金の株価は市場の好感を表している。
 自動車や造船向けなど鉄鋼需要は根強い。最高益更新を元々見込んでいる新日本製鉄やJFEホールディングスも含め、鉄鋼大手の今期業績は軒並み堅調持続と言える。