世間が3DS値下げとポケモンスクランブル発売に沸く同日

密かに発売されたのがこのソフト


びっくり!とびだす!魔法のペン

びっくり! とびだす! 魔法のペン


まずお断り

このソフトは基本的に小学生ぐらいの女の子をメインターゲットとしたものですが

本レビューはその対象をあまり考慮せずに書いています

お子様へのご購入の参考が目的のかたのご希望に沿う内容ではありません


とりあえず公式サイトでもご覧下さいな

びっくり!とびだす!魔法のペン

まず、何でこれを買おうかと思ったのかというと

GAEだから

以前の名前はグローバル・A・エンターテイメントというメーカー

DSダンジョンメーカー(通称シャベル)

世界はあたしでまわってる

マイナーソフトを他人の感想など聞かずに発売日に買い漁ったあのころ
(発売日前だった気もするけど、多分気のせい)

一番「当たり」だったメーカー!


久しくご縁が無かったけど、3DS第一弾だというので

いきおいで!



で、まぁダーッとプレイして

とりあえずクリアしました!

これがどんなゲームか

わかる人にしかわからないように言いますと

カドゥケウスです


プロジェクトハッカー

と言ってもいいかも知れません


つまりストーリー進行の一部としてタッチペンシミュレーションが組み込まれている

そういうタイプのゲームで

上にあげた作品の手術や
ハッキングやウイルス退治に見立てたパズル・シューティングにあたる部分が

これではお絵かき

$はっぱのかげ - Gent's blog "Shadow of blast" --mahopen02
線を繋ぎ

$はっぱのかげ - Gent's blog "Shadow of blast" --mahopen03
色を塗る

それだけ

本当に低年齢層だけを対象にした内容なんだけど


それ以外がおかしい



なにがおかしいかと言うと

まず主人公「さぁたん」のキャラクター

$はっぱのかげ - Gent's blog "Shadow of blast" --mahopen01

初っ端、頼む前から「ことわる」とのたまいキャッチザハート

まったく女の子の感情移入とか自己投影とかいった要素が皆無の痛快すぎる言動

そして随所に見られる子供が理解不能なパロディネタやメタ発言

そしてクリア後ARカードを見るとわかる裏設定


いったいこのゲームは何処を見ているのか…さっぱりわからなくなります…



そして実は密かにグラフィックがいい

ゲーム内ではほとんどアップで見ることがないキャラクターモデルも

ARカード時に寄って見るとアップに応えるほどいい出来で

どうやらハード初期にありがちな前世代準拠のモデルではなくて

ちゃんと3DSの性能に合わせたものになっている模様


星座のお絵かきの時は「とびだす3D」で表現されたり

近景の木にブラーがかかったりと(2D時はかからない)

3Dも効果的に使われていて

ハード初期の作品なのに、妙な安定感を感じる


お絵かきの内容に対して色々

実にアンバランス


なんというかオススメし難いゲームではあるんだけれども

結構いい作品です。



コレをベースにすればよさげな箱庭ゲームが出来そうなんで

次作以降が楽しみかもしれません