昨日フェイスブックで紹介されていたので、私もブログを使ってシェアします。

2ヵ月くらい前、私もナターシャ・グジーさんのことをニュースで知りました。
2000年から日本で本格的な活動をしている、ウクライナ出身の歌手です。

25年前の6歳の時に、チェルノブイリ原発から3.5Kmのところに住んでいた。
父親がチェルノブイリ原発で働いていたから。

原発事故の翌日に3日だけ非難と言われ、何も持たずに家をでてから、
そのままずっと家に帰ることができず、ふるさとの街は、現在土の中だという。

バンドゥーラという、ふるさとウクライナの民族楽器をつま弾きながらの歌手活動は、
チェルノブイリ原発事故のことを忘れないための活動でもある。
そして、自身と家族のふるさとを忘れないために。

活動をしている日本で、また悲劇が繰り返されたのだから、
どんな気持ちでいるのだろうか。

私が見た時のニュースでは、チェルノブイリ原発事故当時の生々しい話と
現在の日本の活動が紹介されていましたが、
この動画は、ナターシャさんからのメッセージと唄です。

きれいな日本語で、胸を突き刺します。



「当時、私と同じ子どもだった人たちが、もう大人になり、

結婚したり子どもを産んだりしています。

そして、新しく産まれてくる赤ちゃんたちの健康にも、異常があります。」




「人間は忘れることによって、同じ過ちを繰り返してしまいます。

悲劇を忘れないください。

同じ過ちを繰り返さないでください。」



チェルノブイリ原発事故は今でも続いている。
福島の事故だって、この先何年も続いていく。

この透明で美しい歌声に、耳を澄まそう。
そして、今一度考えよう。

今回の事故について。