大学での講義
癌との闘病生活を始めて1年が過ぎた。余命半年から1年と言われ1年が過ぎた。未だに健在でブログを書いている。自分の生きた痕跡を残そうとブログを書いているが、いつしか抗がん剤治療の副作用との対処方法や医学的な知識が増えてきた。闘病生活に慣れてくると意外や意外、講演の依頼や大学の授業の依頼が増えてきた。講演は市民向けで同じように病気で苦しんでいる人々が聴衆である。また大学は薬学部が対象である。共に患者の視点に立った抗がん剤治療の話である。更に、現在の暮らしの取材も多くなった。季刊誌「楽」から取材依頼が来て話すことになった。
不思議なことで死を目前に意識した時から、生の使命が次から次へと与えられる。まーー、これも与えられた人生だから流れに任せ、身体が動く範囲で貢献したいと感じている。