７９号室　ゴールド社長　元素っちキャラクター紹介（金属の頂点）

元素っち周期表マンション　メゾン　ド　エレメンツ７９号室の住人。
彼は紹介するのが必用にないくらい有名であり、長い間、人類から羨望の眼差しであがめられていた。
ゴールド社長は、古代七金属とも呼ばれ、その中でも彼は太陽を表す金属の長である。
ちなみに、古代七金属とは、
太陽：７９号室　ゴールド社長
月：　４７号室　銀じい
水星：８０号室　水銀っち
金星：２９号室　銅っち
火星：２６号室　鉄わん
木星：５０号室　スズにゃん
土星：８２号室　鉛っち
であり、古代では、それぞれの金属が、星のシンボルと考えられていた。

彼の元素記号はAuで、日本語にすると英雄になるので、何かと覚えやすい。Auの語源はラテン語でAurumと呼ばれていたから。

その独特の色合い、美しい光沢、ほぼ永遠に変わらない輝きで、多くの人々を魅了してきた。彼のために多くの血が流れたこともある。

彼は人類に発見され次第社長の座についていた。島耕作のような出世街道を歩んだわけでもなく、プラチナ公爵など、突然脚光を浴びた成り上がりものでもない。

彼はとても重く、柔らかいため、武器としては向かない平和主義者。
社長なので、とても柔軟性が高く、元素っちナンバーワンの延性、展性を誇るため、うすーく引き延ばすことができるし、細長くすることもできる。
彼が１ｇ程度もあれば、１ｍ×１ｍの広さのぺらっぺらの金箔を作ることができる。
このときの、金箔の薄さといったら、なんと髪の毛の１００分の１！
こんな芸当、ゴールド社長にしかできない。
さらに１ｇのゴールド社長は、３０００ｍまで伸ばせるという。
もはや、こんなに長くしても破断などを起こさないなんて、完全に金属の常識を超えている。

さらに、ほとんど化合物をつくらないワンマン社長であり、ツタンカーメンの金色が何千年も輝きを失っていないし、高温でも反応が促進されないので、少々の火事であれば、ゴールド社長で作られた指輪はほぼ変わらずその性質を保てる。
受験生は、イオン化傾向の語呂合わせで、彼がもっともイオン化傾向が低い位置にいることを覚える。イオンになりにくいため、強烈な濃硝酸や濃塩酸でも溶けないのだ。

ただし、濃硝酸と濃塩酸を１：３の割合で溶かした王水と呼ばれる劇物にはとける。
あなたの体に濃硝酸と濃塩酸を１；３の割合で分泌できる特殊能力がない限り、ゴールド社長やプラチナ公爵の装飾品は安心して使えるのだ。

彼の社長としての事業は幅広く、ジュエリー業界、高い電気伝導性と耐腐食性を活かした電子部品や高級オーディオ業界のほか、彼自身が価値がある延べ棒として信用取引されていたりもする。
スズにゃんと一緒にガラスに溶融させると、赤ワインのような色を発するため、ガラスの着色も行っている。

オリンピックの金メダル、ノーベル賞などのメダルも、彼の輝きをいっそうその名誉をたたえてくれている。

また、先述のとおり、ゴールド社長はほとんどイオン化しないため、胃酸などの人間の体では溶かすことができず、食べても体内に吸収されずにそのままの形で排出される。
人間と深いかかわりを持ちながらも、人体にはまったく興味を示さない。
彼の社長らしいドライな性格がうかがえる。