2024年8月10日(土)
今年1月1日に発生した能登半島地震で被災した輪島を訪問しました。
2019年に訪問した時と街は大きく変わり、被害を受けておりました。
画像は火災が発生した、輪島朝市の周辺です。
爆撃が有った後のような景色です。
火災現場は建物の撤去もだいぶ進んでいるようです。
それでも、まだ手つかずの場所も有りました。
東日本大震災で燃えた気仙沼鹿折地区の被災地を思い出しました。
あの時もあたり一面、茶色の世界でした。
重機も入っておりますが、被災規模に対して圧倒的に台数が足りておりません。
道路にはみ出している瓦礫もそのままになっていました。
今までの被災地なら、半年もすればだいぶ片付いている印象があるのですが、輪島は違いました。
これが、能登瓦です。
通常の瓦の倍の厚さと重さが有ります。
屋根に重量物が乗っていると、耐震性が低くなります。
自宅の耐震性を上げるのであれば、屋根を屋根瓦からガルバリウム剛板に交換することです。
ガルバリウム鋼板とは
https://x.gd/QVJzl
壁面がなくなってしまった家の中には、神棚にお正月の飾りがそのまま残っていました。
左側にはエアコンがぶら下がっています。
地面に埋めた杭基礎が破断して倒壊したビルです。
軟弱地盤では揺れが増幅されて、伝わります。
海や川の近くは軟弱地盤の可能性が高いです。
新耐震基準で作られた建物は震度6強に耐えられるようになっていても、杭基礎の基準は震度5強までしか耐えられません。
なぜ、このようないい加減な法整備になったのでしょうか?
見えない部分で、これまでは被害も出ておらず、誰も指摘しなかったから、震度5強で良しとしたのでしょうか?
今までの基準で作られたコンクリート製の杭基礎では、これから来る震度6強の地震に耐えられないビルが出てくると思われます。
五嶋屋さんのビル倒壊は、人災の側面があると思われます。
今後もビル倒壊で犠牲者を出ないように、日本中で対策を進める必要を感じました。