食べ物の重さ vs カロリー(脱水行為)【コラム】 | カロリー貯金ダイエット by 東城薫(ホネホネロック・かお2015)

カロリー貯金ダイエット by 東城薫(ホネホネロック・かお2015)

夜中に食べても大丈夫・炭水化物も食べてOK・運動しなくてもいい・体重計の数字に振り回されなくなる

先日、某所でこんな文章を見ました。

※個人が特定されないように意味は変えずにフェイクを入れてます

 

「もし1粒7200kcalのグミがあったとしたら1kg太るの?」

 

これはなかなか深い疑問というか感情ですね。

この質問に至るには、かなり過激なダイエットを経験したり、拒食状態になったり、脱水行為に至ったり、そういったところをくぐりぬけないと出てきませんからね。

ちなみに発言者の方は「物理的には不可能だけど」ときちんと書かれているので、カロリーや栄養素の知識がないわけではありません。

 

あえて書くと、7200kcalは、脂質でも800g、たんぱく質と炭水化物なら1.8kgになります。

だから1粒7200kcalのグミは物理的に不可能ということですね。

いやまぁ、数kgのグミを1粒と数えちゃばアリですけど。

 

話を戻します。

1.軽いけどカロリーが高い

2.重いけどカロリーが低い

例を挙げます。

1.は、ブリオッシュ・蒸しパン・カステラ、などに代表される油分や糖分が多く水分が少ないもの

2.は、こんにゃく・海藻・スープ・ゼリー、などの三大栄養素をほとんど含まない水分が多いもの

 

この1と2を比べて、どちらが太るかという質問。

どう考えても1の方が太るに決まっているのですが、ダイエットをこじらせると混乱してきます。

ここがダイエットというか減量というか脱水行為の恐ろしいところだと思います。

 

それは体重という数値への依存です。

デジタル体重計の最小値は0.1kg(100グラム)が一般的なので、体重計に表れる数値を毎日減らそうと思ったら、消費カロリーと摂取カロリーの差を毎日720kcal作らなければならないことになります。

消費が1800kcalなら、摂取が1080kcalですね。

 

でも実際は、体内の水分量や消化器官の内容物の差で、この通りには体重計に反映されません。

一気に水分が抜けて0.5kg減る日もあれば、5日間全く変動がない期間もあれば、逆に1kg増える時もあります。

それが自然ですし、それを繰り返しながら大きく見れば右下がりに減っていきます。

 

ここで「なんとしてでも体重計の数値を減らしたい」という数値依存が勝ると、脱水行為にハマることになります。

以下は、体内の水分や内容物を減らす方法の一部です。

1.炭水化物を減らす

2.夜の食事を減らす

3.長風呂

4.水分や重さのある食べ物を避ける

5.下剤や利尿剤の使用

6.嘔吐やチューイングなど

 

1.は、糖質1gが吸収されるには水分3gと結びつくため、糖質を減らせば体重は落ちます。

2.は、例えば朝8時に計測する人が23時に食べ終わるのと18時に食べ終わるのを比較した場合、排便・排尿・発汗・代謝などの関係で、後者の方が体重が減ります。

3.は、発汗によって体重が減ります。

4.は、カロリーのない水を1リットル飲んでも体重が1kg増えるという当たり前のことから、水分や質量を避けて体重を落とします。

5.と6.については説明不要ですよね。

 

私は1~4までは全て経験済みで、5の下剤は1錠で地獄を見たっきりです。

私の感覚ですが、1~3あたりは普通の人でも脱水行為だと知らずに「痩せる(脂肪が減る)」と思ってやってるような気がします。

でも、4についてはけっこう闇が深い気がします。

 

しかも「太る(脂肪が増える)のは食べ物の重さではなくカロリー収支」だと頭では理解している場合が多いんですよ。

なのに、どうしても体重計の数値を減らしたくて、カロリーより質量を気にしたり、カロリーと共に質量を控えるようになってしまう。

そんなバカなと思われているうちは大丈夫ですが、渦中は本当に水も飲めなくなります。

 

長くなったのでこの辺りにしますが、数値依存や体重依存についてはまだ書きたいことがたくさんあります。

 

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