納☆豆/鉄生 | ゲノムヲヴログ

納☆豆/鉄生

アニクラって言葉を使わない理由について

アニソンクラブイベントに行く人でも、「アニクラ」って略語が苦手という意見をたまに聞きます。最近はむしろこの意見の方が少数派になってきた気もします。
僕もどちらかというと苦手というか、あえて使わない派なので、その理由だけ書いていこうと思います。あくまで僕個人の意見なので、そこだけご理解を。



アニソンを主にしたクラブイベントは、もうだいぶ世間に浸透してきたと思います。それでもやっぱりどこまでいっても、アニソンとクラブの融合は、かなり特殊な存在のまま続くんじゃないかなと思っています。

僕も別にクラブミュージックに詳しいわけではないんですけども、ヒップホップ、レゲエ、ハウス、テクノ、などなど、クラブミュージックとされるジャンルは、その名前の通り、クラブで聴くミュージックなんです。

もちろんクラブミュージックなんて今も昔もクラブじゃなくても聴ける時代ですが、たとえばそれらの楽曲を、生のパフォーマンスで見て、聴きたい、となったときに、「そうだ、クラブに行こう!」となります。ロックバンドが好きな人は「ライブハウスに行こう!」となります。
クラブミュージックを聴いている人はクラブという場所を、ロックを聴いている人はライブハウスという場所を知っています。行ったことがある・なしに関わらず、文化が育ったのがその場所だから、「この音楽を体感するには、ここに行けばいい」というのを、なんとなく知っていくのだと思います。

でも、アニメを見て、主題歌が好きになっても、普通の人ならば「クラブに行こう!」という思考回路にはならないと思います。アニソンの文化はクラブで育ったわけではないし、クラブなんかなくても当たり前に世の中にアニソンは存在することができます。


なんか遠回しになっちゃいましたしなかなか言葉がまとまりませんね。
なんていうか、みんながカツ丼とか、ミートソースパスタとか食べてるのに、カレー納豆食ってるようなもんかなって思います。は?

カツ丼とか、ミートソースパスタはみんな食べ慣れています。カレーも、納豆も、食べ慣れています。
そんななかで、「意外とカレーと納豆合わせると美味しいよ…」ってことをみんなに教えるときには、「カレー納豆美味しいよ」と言えば、まぁ伝わりますよね。味はどうあれ。ああ、カレーに納豆加えるんだなって。
でも急に、「カっ豆美味しいよ」とか言われたら、「は?」ってなりません?ん?なんだこの例えは?わかりづらいぞ?あ?

今後、カレー納豆が食事のメニューとして当たり前にならないであろうことと同じく、アニソンクラブイベントも、クラブイベントのジャンルとして当たり前になることはないんじゃないかと。
つまり「そんな食べ物の組み合わせ(イベント)があるんですね!」と反応してくれる新しいお客さんを集めるにあたって、略語とか専門用語を使うと、その呼びたいお客さんとの間に少し壁ができてしまうんじゃないかなって思うんです。

「アニクラ」って言葉が通じるのはアニソンクラブイベントを知ってる人だけ。「カっ豆」って言葉が通じるのはカレー納豆が好きな人だけです。


僕も初めてアニクラって言葉を聞いたとき意味がわかりませんでした。もう既にアニクライベントに参加しているのに、それ何の略語?っていう。
僕がアニクラって言葉を使いたがらないのは、単純にそのときちょっとイラッとした気持ちが残ってるだけかもしれませんね。でもそれだと説得力ないし今書いてたの全部後付の理由になっちゃうな。えーどうしよう。

そもそもカレー納豆食ったことないし、カレーと納豆は別々で食べたいし、カっ豆なんて略語もない。なんだこの日記は。
あーもう失敗!この日記は失敗だ!!もうみんなアニクラって言葉使おう!もう!
今夜はパーティだ!!