介護が必要になる原因は、人によってさまざまです。


高齢になってからの病気は、それがたとえ風邪だとしても、
こじらせてしまうと介護の状態になってしまうこともあります。


そんななかで、特に気をつけなければいけない病気やケガがあります。


介護が必要となる原因のなかで、特に予防や注意を心がけたいものは
「身体の病気」「心の病気」「ケガ」の3つに分けることができます。


1つ目

身体的な病気・疾患


「脳血管疾患(脳卒中)」

「関節疾患」「心疾患(心臓病)」

「パーキンソン病」

「糖尿病」などが挙げられます。


これらの病気にかかると、身体にマヒが起きたり、
関節が思うように動かなくなってしまい、
発病前と同様の生活を送るのが困難になるケースが少なくありません。


その結果、食事や入浴、トイレ、移動といった日常生活についての介助が必要となります。



2つ目

精神的な病気・疾患


代表的なものとして「認知症」が挙げられます。


認知症になると、

「物忘れが激しくなる」

「日時、場所、人がわからなくなる」

「状況に合わせた判断ができなくなる」などの症状が現れます。


人によっては「妄想」「幻覚」「徘かい」などの症状が出る場合もあるので、
さまざまなサポートが必要となります。


認知症の原因となる病気はさまざまですが、
多くは「アルツハイマー型」と「脳血管性」のいずれかか、その合併症です。



3つ目

ケガ

圧倒的に多いのが、「骨折・転倒」によるものだそうです。


高齢者の場合、骨折からの治癒に時間がかかるため、
そのまま寝たきりや車いす生活になる場合も少なくないようです。


移動したり、入浴やトイレなどの介助が必要となってしまいます。


また、転倒によるショックで、うつのような症状が現れることもあるようです。


高齢者のかたは筋力の減退や白内障などによる視力の衰えが重なって、
転倒事故を起こしやすくなってしまいます。

骨がもろくなっていることが多く、
若い人なら打撲で済むようなケースでも、骨折してしまうことが珍しくないようです。



◆認知症介護の基礎知識◆


2004年に、「痴呆」は「認知症」に呼び名が変わりました。

認知症介護を始める前にご家族が安心して暮らしていけるよう、正しく理解しましょう。


1.症状

最も目立った症状は“もの忘れ”です。

”自分で身の回りのことがやりにくい状態”、

“誰かの助けがないと生活がしにくい状態”になってくると、認知症を疑います。

非常に軽い状態から重い状態まであります。


2.認知症を見分ける方法

「年齢を聞いてみる」のが一番簡単でしょう。

年齢というのは、新しい大切な記憶です。


人は、新しい年齢を覚えなおすことを無意識のうちに行っていますが、
認知症の人は年齢を記憶しにくくなっているため、
年齢を聞いて無ることでおおよそのことは見分けられます。


ただ、年齢を聞く場合はストレートに聞くのではなく、
さりげなく聞いてあげてくださいね。


生年月日なら正確に言えるといった場合もありますが、
これは“古くて大切な記憶”なので、見分ける方法にはならないようです。


3.原因・要因

認知症は脳の病気です。

2大原因と言われているのが、

「脳血管障害(脳出血や脳梗塞など)」と「アルツハイマー病」です。



アルツハイマー病は、血管障害によるものより多く、脳が萎縮することによって、症状が出ます。

この2大原因の他にも、頭を強く打つ「頭部外傷」が原因となることもあります。



認知症なのかな?っと疑った場合

よく混同されやすいのがうつ病で、うつ病になると頭の働きが鈍って、
もの忘れがひどくなることがあります。

まずは、しかるべき専門医の診察を受けることをおすすめします。


なかなか行きたがらない人も多く、そういった場合には、
本人不在でも、ご家族がまず専門医に会って相談しましょう。


ご家族の話だけでだいたいの判断がつきますので、
どうやって連れてくればいいのかといったアドバイスなどもしてもらえるはずです。

認知症介護のポイント

症状を理解したら、その人のこれまでの人生や生活、
考え方を尊重するような接し方しましょう。

これはとても大切なことです。


自分でできることは、本人に負担にならない程度にやってもらい、
それをご家族がどうサポートしていくかというのがポイントです。


例えば自分の家にいるにもかかわらず、
「自分の家に帰る」などといったことを言うこともあります。


そういった場合は、一旦、その訴えを受け入れ、
受容しながら支えるように話しかけることが大切といわれています。


認知症介護の基本は、「説得ではなく、納得である」と、よく言われますが、
できるだけ本人が納得できる接し方を心がけてあげることです。


認知症介護というのは、長くなることも珍しいことではないので、
“ひとりで頑張らない”というのも大きなポイントです。



ご家族みんな、ご近所や友達、同じ境遇の家族の会の仲間、ネットで知り合った友達など、
いろんな人のサポートや情報をうまく利用しながら、無理をしない範囲で介護をしましょう。



介護保険もあるので、サービスはどんどん利用しましょう。


そこで新たに情報・新しいサービスを知ることもたくさんあるでしょうし、
ケアマネジャーから助言を得ることもできるはずです。



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