メンタルと集中力 | マツゴト
よくスポーツの解説者が
メンタルのなんとかかんとか

気持ちで勝つ
みたいな話をするけど
正直、そういう証明ができないものって
意味がない話と思っているドクロ



気持ちはちろんあるだろうけど
対応の手数を増やす練習量が足りなかったとか、経験値が足りないとか
集中力が切れるとか、まあいろいろと



「気持ちで負けていませんね~」

それだけじゃないだろう



と、スポーツのわからない私だが
こないだ貴重な経験をした


とあるオーケストラ演奏会
その演奏会は、10曲ぐらいのラインナップだったかはてなマーク
(メドレー的なのも曲というなら)

本番前日のリハーサル
ついに最後の曲の時間

曲が始まる
そして、頭から音符が消えた
突然弾けなくなった
楽器を下ろしてしまう

どーせ、最初から弾けてないんでしょ
いやいや、まあそうかもしれないが汗

一応、何度か演奏会で弾いている曲だ
前の週の練習の時は、こなせた(気がする)

練習だから集中力切れたな
と、その時は思っただけだった



さて、本番の朝
その日の衣裳はいつもと違うため、
仕方なく髪の毛をセットしに美容室に
早朝出かけた
日の出前に起きての一大準備だ


眠さのピークは、本番の時にやってきた


そんな時、背後で
演奏中、ばーんっと何かが壊れた音がした

弦でも切れたのだろうかはてなマーク
(実際は弓が壊れたようだ)

その音で私の意識は、曲から離れた
それに眠い
完全に、何を弾いているのかわからない

間に指揮者が客席に向かって
マイクで何やら話をしている

もう、全校集会で演奏していた子供の頃のような感じ
話→眠い→曲→とりあえず弾く→校長先生の話→眠い

そうこうしているうちに
今度は自分の楽器の弦が弛んだ

音にならない
仕方ない、ほんとのエア弾きで
この曲を乗り切らないと
(だって休みの小節もないダウン)


動揺して、さらに間違いが増える

気分はフィギュアスケートで
回転して転んで持ち直せない選手だ



ここまで、動揺しながらも
とりあえず、客席を見回して
けっこうみんな寝てるから大丈夫ねと心で思う余裕があった


そして、前日頭から消えたあの曲


やっぱり頭から消えていた
(ここの場所、出来なかったことないのにダウン)
楽器は、さすがに本番は下ろさない

結構ショックは大きかった



集中力は、はじめからなかった
頭から消えたのは練習量が足りなかったから

でも気持ちで負けていませんね
だったことがある

ただ、ステージ上でまったく緊張してなかったということ

こんなダメな状況も、そう表現するんじゃないだろうか


俗にいう図々しいと