今日から新年度。市役所も本日付で新しい人事異動がありました。また、昨日付をもって退職された職員の方々もおられます。出会いと別れの季節を分ってはいるものの、まちがカラフルに華やいでいく春の別れは淋しいものです。

先日、退職される方々にご挨拶に伺いましたが、昭和51年、52年あるいは昭和40年代に入庁された方々もおられました。昭和51年は私が生まれた年であり、あらためて人生の大先輩であったことを思い知らされました。これまで、ご指導を頂いたことに感謝を申しあげたいと思います。


さて、文字通り季節は春を迎えましたが、高砂市政は「春」を迎えることができるかと問われたとき、大声で「YES!」と言えば、エプリルフールかと一笑に付されるかもしれません。来年は市制60周年ということもあり、早く「不満の冬」(※)を抜け出し、「春」(※)を謳歌したいとこです。が、まだ道のりは険しいようにも思えます。


「春」を迎えるために必要なことは、行政改革と議会改革とにあると考えます。しかも、これまでの「行政改革=削減」という図式ではなく、「顧客である市民の満足を向上させる」という目的を「知恵と工夫」を用いた手段で達成するという改革です。また、その体制づくりが首長と議会に課せられているのではないでしょうか。三月議会の予算参考資料で各事業の目標が示されたことも、その一環であると、私は、思っています。


このように、これまでとは異なる新時代の行政改革だからこそ、現場の職員の方々の意識改革(自発的な問題意識や業務改善)が問題となり、また現場の職員の方々の「夢」や「志」が語られる市役所にならなければならないと考えます。誰もが、夢や志、希望を持って入庁したはずであり、この心を活かして仕事に励むことができる体制づくりが必要だと。

(誰だ、議会のメンバーがそのようなことを言い出すとは、やはり今日はエプリルフールだと笑ったのは!)


三月議会の総務委員会でも言ったことですが、職員研修もこのような新時代の「行政改革」に向けて変わるべきではないでしょうか。


※「不満の冬」は「リチャード3世」(シェークスピア)の冒頭のセリフ。同じくセリフを引用するならば、「春」ではなく、「栄光の夏」と書くべきかもしれません。