今日、各常任委員会すべての審査を終わりました。旧阿弥陀小学校の土地売却の件を除けば、行政から提出された議案や予算案はすべて全会一致で可決する見込み(!?たぶん・・・)。

1.阿弥陀小学校跡地問題

旧阿弥陀小学校の土地売却の件(コンペ方式で行われる)は、旧跡地を売却して新小学校建設の財源とするところ、諸条件によりその売却金額が低いと思われる点、条件がついたことから土地開発の制約が多く実質的にコンペをすることに意味があるのか(条件を確実に守らせる意味はある)という点に疑問はあるが、これまで地元と協議を繰り返した妥協の産物でもあり、その過程を考えれば賛成したいと思います。


2.震災ガレキの受け入れ問題、TPP問題

その他、陳情計4本(震災ガレキに関するもの×2、TPPに関するもの×2)は不採択となる見込みです。


震災がれきの受け入れについては、以前から書いている通り、

(感情論では受け入れたいとは思うものの)

①市民の生命・健康に本当に問題が生じないのか?
②受け入れた場合には、有効に処理できるのか?

の2つが解決しない限り受け入れるべきではないと思います。

http://ameblo.jp/genjyoudaha/entry-11237127458.html

http://ameblo.jp/genjyoudaha/entry-11262897235.html

http://ameblo.jp/genjyoudaha/entry-11239021410.html


今回の陳情は、

1.高砂市が震災瓦礫(正確には「災害廃棄物・焼却灰」)の受け入れを拒否せよというもの

2.放射性物質の拡散防止を求める国への意見書を提出せよ

というものです。さて、どう考えるべきか?


私は陳情に賛成したいと思います。

放射能は基本的に抑え込むべきものであり、拡散させてはならないものであると考えます。すなわち、放射性物質の拡散に反対であるとの立場を原則とするべきです。

ただし、今回の東北大震災の処理という事情を鑑み、上にみた①②の問題が解決されるならば例外として認めるべきであると考えることかが上述の意見となります。(「例外的」と表現するより、受け入れ・拡散の反対意見に①②の解除条件が付されているという構成が正しく、かつスマート)


なお、私が所属する建設経済常任委員会に付託されておりましたが、委員会の採決では賛成1人(私・中西だけ)VS他5人という結果でした。明日、本議会で採決です。

(TPP問題は明日以降触れたいと思います)