みなさん、こんばんは!エムアルXです!
また、久しぶりの更新になってしまいました・・・すいません汗
製薬業界の最新トレンド、第2回です!
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製薬業界の最新トレンド VOL.2
前回は、画期的な医薬品の創出ができる会社が、これからの激動の製薬業界で生き残るということについてお話しました。
今回は、どの分野が新薬創出の可能性があるか?
今後も伸びるマーケットはどの分野か?
この辺をテーマにしたいと思います。
◆今後、市場が拡大する領域◆
ガン領域
アルツハイマー
うつ病・統合失調症
糖尿病
高血圧
その他、希少疾病
IPS細胞
ざっとあげるとこの辺りかな。
以下、簡単に解説していきます。
〈ガン領域〉
これは言わずもがなです。市場の伸びが最も高い疾病で、今後もそのトレンドはしばらく続いていくと思います。
『じゃあ抗がん剤メーカーは良いってことですね!』 ← コレは違います!!!
抗ガン剤は、ジェネリック医薬品にどんどん切り替えられる対象なので、
あくまで、抗ガン剤の新薬を販売できる、というのが大切になってきますね!
特に今後は、DDS(ドラッグデリバリーシステム)の普及や免疫治療などを成功させた会社が、大きく業績をアップさせることは間違いないです!
〈アルツハイマー〉
未だ有効な治療薬が無いアルツハイマー型認知症。そして疾病のメカニズムも解明されていない。
故に、リスクの高い疾患ではあるが、新薬を創出した場合、利益は莫大にあがるのです。
日本のメーカーでは、エーザイがそうでしたね!今は後発品が出て苦しいですが・・・
ただ、近年も新薬候補の化合物がいくつも臨床試験でポシャっており、やはり新薬創出は難しいのも事実です。
しかし、今後も常に注目していきたい分野であることは間違いないですね!
〈うつ病・統合失調症〉
抗うつ剤、統合失調症の市場は非常に元気で、上昇トレンドが続いています!
世界の医薬品売り上げランキングでも、統合失調症治療薬と抗うつ剤は、売り上げ上位の常連です。
あまり良い事ではないんですがね・・・時代のトレンドとしか言えませんね。
まあ、儲かる分野ということを知っておいても損はないと思います。
残念ながら、うつ患者は今後も増え続けるのが時代のトレンドなのです。
〈糖尿病〉
現在、新作用機序の新薬登場が最も多い疾患に、糖尿病があげられます!
糖尿病は慢性疾患で、現在の医療では完治しないどころか、悪化スピードを遅らせることしかできないので、
患者は増え続けているのに、クスリはずっと出続ける、要するに儲かるんですね!
糖尿病の新薬をもつ会社は、今後強いです。
ただ、競争も激戦を極めて来ているのも事実ですね。
併売・コプロモーションという、2社以上の会社で1製品を販売していくケースも近年の強いトレンドなので、
同薬効の医薬品6製剤を、10社以上で販売する、なんてこともザラになってくるでしょう。
これはツライでしょうね・・・・
〈高血圧〉
高血圧の医薬品は、現在の大手製薬会社を築いた、時代の花形領域です。
しかし、今年ついに、ARBニューロタンの後発医薬品も登場し、今後は後発品との戦いも待っています。
そんな中で、各社は配合剤(ARB+Ca拮抗薬など)を出す事で後発品対策を行っておりますし、
新作用機序のクスリも控えており、まだまだ活気ある市場であることは間違いありません!
〈その他希少疾病〉
希少疾病は、治療薬がないケースも多く、また国からの製薬会社や患者さんの治療補助金もでるので、
新薬を開発さえできれば、利益率は非常に高くなるのです。
〈IPS細胞の医療普及〉
今、話題のIPS細胞。実用化もどんどん現実味を帯びて来ました。
この技術が普及したら、製薬会社はかなり潰れるのではないでしょうか?苦笑
IPS細胞の開発に携わっているタカラバイオなどが、今後の製薬業界の注目株ですかね?笑
上記以外にも、もちろん新薬は出てくると思いますし、ホットな領域はあるかとは思いますが、
大まかにいえば、上記のようになってくると思います。
ちなみに、厚生労働省がしていする5大疾病、みなさんはご存知ですが???
〈厚生労働省が指定する5大疾病〉
◆ガン
◆脳卒中
◆心臓系疾患
◆糖尿病
◆うつ病
これからもわかるとおり、上記に記した領域とほぼ合致していますね!
今後の製薬業界、医療業界のトレンドとして、みなさんの参考になれば幸いです。
就活の会社選びも、上記の領域にクスリがある会社は、とりあえず強い!ということでよいのではないでしょうか?!
ご愛読、本当にありがとうございました!
心より感謝いたします。
次回は、『TPPと医療業界』について、お話しますね!!!
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