五感に響くパッケージデザイン!!飲料篇
おはようございます!
梅雨空が続いていますが、はやく明けてくれませんかね。
ジリジリ日差しが強い夏がくるのが、待ち遠しいこの頃です。
では、今週もよろしくお願いいたします。
20歳以上の人なら知らない人はいてないと思うくらいの
アルコール飲料があります。キリンチューハイ氷結
です。
氷結が生まれたのは2001年。この夏10年目に突入するようです。
もう10年かという印象ですが、発売されたときのインパクトは
やっぱり忘れられません。
まず衝撃を受けたのが、ダイヤカット缶。
この氷結が発売されるまで、ダイヤカット缶は他ではみたこと
がなかったと思います。
売場に行って、見てとにかく買った記憶があります。
ダイヤカット缶は、視覚的にインパクトがあるのはもちろん、
握ったときの触感や、開封したときの音など、まさに五感に響く
パッケージデザインです。
このパッケージデザインが生まれた経緯についても少し
調べてみたんですが、
キリンがチューハイ飲料に参入したのが、2001年。
すでにチューハイ市場は、サントリー、宝酒造など先行メーカーがあり、
ブランドも確立されつつあったといいます。
にもかかわらず、2002年から2009年まで、30%から40%ほどシェアを
キープしトップブランドとして走ってきた。
これはパッケージデザインのチカラが大きかったに違いありません。
採用されたデザインは、ダイヤカットの輝き、ブルーとシルバーの対比、
十字のフォーマット3つの要素を活用し、氷結ブランドを現在まで
育ててきました。
特にダイヤカット缶の効果は冷涼感の輝きを視覚的に伝えるだけでなく、
手に持ったときの凸凹感、開封時の音も、「ガシャ」と複雑な金属音が、
ダイヤカット缶ならでは。
現在、デザイン業界では、こうした音や動き、変化をデザインの要素と
とらえ、積極的に活用されるようになったと思います。
かつては、パッケージは商品を安全に輸送することにはじまり、
商品やブランド価値を視覚的に伝えるコミュニケーションという領域に
広げてきたんですが、氷結のダイヤカット缶は、デザインの領域を
五感に響く体験にまで広げています。
今となっては、この体験は
氷結のパッケージデザインの本質ですが、2001年当時は、
衝撃的な体験であり、新たな市場を切り開くには、
充分すぎるほどインパクトがあったように思います。
五感に響くパッケージデザイン、これができればどの業界でも
かなり消費者にインパクトを与えられると思います。
みなさんの会社も、ここを目指してぜひ
パッケーデザインに取り組んでみてください。
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