「ゼロ」でなく、あえて「0.00%」にするパッケージデザイン!!飲料篇
おはようございます!
関西の梅雨はいつになったらあけるんでしょうか
今年は短い夏になりそうです。
梅雨があけないと夏本番という気がしないのは
自分だけでしょうか?
自分の地域では今週祭りがあるというのに・・・・・。
週末、娘と一緒に祭りに行ってきます!!
では、今週もよろしくお願いいたします。
みなさんももう飲みましたか?
キリンビールがこの春に発売した
ビールテイスト飲料「キリン フリー」。
発売後1ヶ月で34万ケースを売上げ、すぐに年間目標も
当初の2.5倍(160万ケース、約2万キロリットル)に
引き上げました。
2008年のキリンビールのビールテイスト飲料が
約5700キロリットルだったことを考えるとこの凄さが
わかるんではないでしょうか。
新たな市場を創りだすパッケージデザインや飲用シーンの
提案に迫ります。
「キリン フリー」はビール風味の炭酸飲料です。
一般的にはノンアルコールビールと言ったほうが
わかりやすいかもしれません。
ただ以前はノンアルコールビールといってましたが、
現在はビールテイスト飲料という表記になりました。
従来のビールテイスト飲料は、アルコールが0.01~0.5%程度
含まれていましたが、
「キリン フリー」はアルコール度数0.00%を実現!!
これが最大の特徴です。
開発の経緯は飲酒運転の罰則が強化されたことにより、
消費者から「ビールテイスト飲料を飲んでも安心して
運転できる商品を開発して欲しい。」
運転手の9割が
「ビールを飲みたいが、運転があるから我慢している」という
意見が寄せられ、従来のアルコールが微量含まれている
商品では消費者の不安を取り除けていないと気付き、
0.00%の商品を創りだしたというわけです。
もちろん0.00%の商品を開発するのに苦労もあったと思いますが、
「キリン フリー」の成功の要因は徹底した消費者調査
にあると感じます。
まず味の調査の多いことに驚きました。
なんと10回も実施したといいます。
多く実施した理由は
「この程度の味なら普通のソフトドリンクを
飲んでいるのと同じや」
と思われると二度と飲んでもらえないからです。
そして、飲用シーンの調査も重ねました。
ビールテイスト飲料をいつ飲みたいかということを。
パッケージデザインの調査においても、
ビール系飲料のように麒麟のイラストを入れたり、
アルコールがまったくはいっていないと強調するため
「0.00%」を目立たすことを調査の結果の元、
デザインしたといいます。
当初は0.00%とするんではなく、
「ゼロ」と表現すればいいではないかという意見もあったそうです。
ただ「ゼロ」では微量含んでいるという考えの人もいると
わかり0.00%にしたわけです。
ここまで調査の結果を反映すれば、
売れるのも当然ですよね!
これからどこまで売れるのか楽しみです!
徹底した調査に勝るものはありません。
(調査の仕方に気をつけないといけませんが・・・。)
この成功例をみてみると、まだまだ消費者の意見に
耳を傾ければ、こんな不況の時代でも新たな市場を
創りだすことができるということを実感して
いただけたんではないでしょうか。
皆さんの会社でも、消費者に伝わるパッケージデザインを
つくりたい時、ぜひ参考にしてください。
商品そのものが良いということもあり、
これだけ大ヒットしているわけですが、
パッケージデザインの重要性にぜひ早めに気づいてください。
と心から思います!!
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