パッケージデザイン形状(ボトル)競争の行方は?飲料篇
おはようございます!
今年も残りわずかとなりました。今週で仕事納めという人も
多いのではないでしょうか?
残りわずかですので、みなさんはりきっていきましょう
クリスマスももうすぐですね。
では、今週もよろしくお願いいたします。
コンビニで売ってるお茶や飲料のペットボトルが少しづつ変わって
いってるってみなさんは気づいてますか?
そうパッケージデザイン形状です。
資源高の今、ペットボトルの進化はまだまだ続いてます!
ボトル(パッケージ)を薄くして樹脂の量を減らすだけでなく、
個性的な外観で消費者を惹きつけたり試行錯誤が続いています。
徹底的に軽量化を追求しているのが大塚製薬の「ポカリスエット 」。
2008年11月現在では国内のペットボトルでは最も軽量です。
断面が真円に近づければ圧力が均等に伝わり強度が増す
ということで、四角形状のボトルを丸型に変えました。
自販機に入れるため、側面に複数のリブを入れ、
違和感をなくすため商品ロゴマークと同じ波型にして
全体となじませています。
この丸型に変えることにより、樹脂量は年間2700トン
減ったといいます。
資源高が続くなかでスゴイコスト削減ですよねぇ。
当社でももちろんパッケージデザイン形状を行っていますが、
やはりいつも問題となることが、このコストです。
メーカーさんが理想とするのが、コストも削減できて、
デザインや形状も今よりもよりクオリティを高める。
ホントこれが全てです。当社のデザイナーもいつも試行錯誤して
アイデアを出しいい案を出してくれます。
本当に頼もしいデザイナーで、これからも日々自分を高めて
進化していって欲しいと思います。
話が少しそれましたが、軽量化を目指す企業もあれば、
高級感を出しパッケージの進化を図る企業もあります。
キリンビバレッジの「午後の紅茶 茶葉2倍 」です。
重量や強度よりデザインを優先し細身でキラキラしたカッティング
仕様です。自販機には入れることはできませんが、
売上は好調のようです。
キリンの「生茶 」はボトルの肩の部分を細かくカッティングされて
いて光が乱反射します。コンビニの棚に置いたとき、
目立つようにというわけです。
他にもいろいろありますが、このボトルのパッケージデザイン競争
に火をつけたのが、サントリーの「伊右衛門」です。
この商品が出た時の衝撃はすごかったですよねぇ。
竹筒の形状はどこのメーカーさんも「やられた!」
と感じたのではないでしょうか。
もちろん商品も大ヒットで、お茶と言えば「伊右衛門」という人
も多いことでしょう。
まさしくパッケージデザインがブランドを構築する
という成功例です。
これからもこのボトル競争は続くと思いますが、
みなさんも注目していってください。
飲料だけのことではありません。
みなさんの会社もパッケージデザイン形状でブランド戦略
を立ててみてはいかがでしょうか?