こだわりがパッケージデザインを進化させる!!化粧品類篇 | 大阪・梅田のパッケージデザイン会社ではたらく社員のブログ

こだわりがパッケージデザインを進化させる!!化粧品類篇

おはようございます!


昼間はまだ暑いですが、夜中は結構寒いですよねぇ。

体調を崩さないよう今週もはりきっていきましょう!

では、よろしくお願いいたします。


日本の香水市場は微増を維持しているみたいですが、消費量

そのものはまだまだ少ない状況の中、この秋、ボトルや外箱に
日本のデザイナーを起用した商品が世界中で発売されます。


香水のイメージはボトルや外箱のデザインで決まるといっても

過言ではなく、無駄を省いたデザインが特徴で注目されています。


その中の1つが10月7日(本日)発売する男性向け香水


KENZO POWER (ケンゾー・パワー)」。


kenzopower1

ボトルはシルバーに輝いていますが実はガラス瓶。

表面に細かい金属の粒子を蒸着させ、外からは中が
みえないようです。

(写真ではわかりずらいですが・・・。)


これまでの香水のボトルは、透明でなかの液体が見えるガラスの瓶

を使うのが当たり前で、香水と言えば中が見える瓶に

入ってるのが当たり前という固定概念を完璧に覆しました。


以前のブログでも言いましたが、業界の固定概念を覆すことにより、

デザインの洗練さとインパクトを市場で与えることができる
ということが完璧に実践されています。


まさしくデザインにより付加価値を高める。という実例です。

ボトルだけではなく、ボトルを入れる外箱もこだわりがあるようです。

実は直方体の箱のように見えますが、よ~くみると下に向かって
わずかだけ広がっていることに気づきましたか?


kenzopower2

「これに何の意味があんねん!」

と言う方もいると思いますが、ここにデザイナーのこだわりが

詰まっています。

ここでも常識を覆すということが取り入れられています。

1つ1つを売り場で並べたときに、箱と箱の間にわずかなすき間が

生まれます。


「この微差のすき間に大きな美意識が入っている香水

だということを盛り込んだ」という感じでしょうか?


正直・・・「だからどないしてん!」


と突っ込む人もいてると思いますが、自分は、

デザイナーにはやはりこだわりが必要だと思います。
まず、こだわるということは、それだけ考え抜かれたものである

という証拠です。それにデザインはなんとなくいいではダメだと

思うんです。


こだわりがあればそこにコンセプトや理論があり、

それを理解されたときには、人の心に突き刺さります。

そしてその商品は消費者に受け入れられる。

今の時代は、そう簡単にはモノやサービスが売れない時代

なんで益々こういう考えが大事になってくると感じています。


みなさんの商品やサービスはこだわりがありますか?

こだわりのあるデザインをしてますか?
ぜひこだわりを大事にデザインをして欲しいとおもいます!



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