ネーミング、パッケージデザインで付加価値を高める!飲料篇 | 大阪・梅田のパッケージデザイン会社ではたらく社員のブログ

ネーミング、パッケージデザインで付加価値を高める!飲料篇

おはようございます!


本日は娘の運動会です。プログラムをみると、昔は一番盛り上がった

クラス対抗リレーがありません。。。騎馬戦も・・・・・。

学年対抗リレーって書いてました。

「なんだそりゃ?」

同じ学年同士で競争するから、盛り上がるねんけど?って思うのは

自分だけでしょうか???


まぁ。また報告します!


では、よろしくお願いいたします。




2008年1月~6月のビール類課税出荷数量で、サントリーが

シェア13%を獲得しサッポロビールを抜いて業界3位に浮上しました。

これは45年の快挙であり、プレミアムモルツ の好調さが背景に

あるようです。



プレミアムモルツ

「ザ・プレミアム・モルツ(発売時はモルツ スーパープレミアム)」は

販売数量が右肩上がりで、対前年120.3%の伸びを記録。

ビールと発泡酒は前年に比べて苦戦を強いられているなかでは

異例の販売数量です。


実は、「ザ・プレミアム・モルツ」の前身は、1989年に業務用として

発売された「モルツ スーパープレミアム」。


ネーミングがモルツ スーパープレミアムでは、所詮モルツの

ちょっといいものというイメージを持たれてしまうため、
2003年リニューアル時に“プレミアム”という言葉を中心に持っていき、

より高級感を高めたそうです。


パッケージデザインもこだわり高級感を全面に押し出し、

パッケージのロゴはわざわざプレートを製作し撮影したものだとか。


当時、ビール市場にはプレミアムビールのカテゴリーはなく、

唯一、サッポロの最上級ビール、エビスビールが君臨しており、
遅れをとりながらも、ダイレクトなネーミングとパッケージデザインで

付加価値を高め、プレミアムビールという新たな市場を

創りだしたというわけです。


その後、一気に火がつくこととなるのですが、そのきっかけが

2005年の「モンドセレクション」最高金賞受賞です。

受賞後は、品切れ状態になるほどの売れ行きを記録。


“手に入れにくい最上級ビール”


のイメージがつきさらに人気が上昇し、2005年末には

対前年200%を記録したそうです。


その後、プレミアムビールを飲む場面は、

「休日の夕食中」が圧倒的に多いことがわかると、キャッチコピーを


『最高金賞のビールで最高の週末を。』


とし、一気にマーケティング戦略を加速。
「少々高くても美味しいビールを、週末に、気軽に飲んでほしい」

という気持ちをこめて。


CMではミュージシャンの矢沢永吉氏を起用。

「ザ・プレミアム・モルツの特別感」を消費者に強く印象づけ、
2006年には「ザ・プレミアム・モルツ」の販売量はついに

対前年比440%を達成しました。


これからどんなマーケティング戦略をとるのか注目していきたいと思います。

まだまだプレミアム市場は続くと思われますが、
みなさんの商品も、高級感をキーワードにネーミングや

パッケージデザインを見直してみてはいかがでしょうか?




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