そば粉になるまでの工程を紹介します

 

そば粉の原料となる玄蕎麦は、国内各地(北海道音威子府・茨城・福井・鹿児島・など)より厳選して、取り寄せております。

 

届いたばかりの袋の中身はこんな感じです。粒の大きさもまちまちで、埃や色んなゴミが付着しているんです。今からゴミと埃を取って、ピカピカに磨いていきます。(どうせ皮をむいちゃうのにっておもうでしょ…ところがすごく重要な作業なんです。)

 

 

製粉行程1、「石抜き」

入荷した玄蕎麦は、小石等の夾雑物が混じっている場合がありますので、そば粉に混入しないように、石抜きをします。

 

 

製粉行程2、「磨き」

玄蕎麦の外皮に付いている埃や、汚れを取り除きます。入荷した玄蕎麦は、埃や土が付着しています、そのままそば粉にすると、土の味がしたり、埃臭くなってしまいますので、ブラシでごしごし磨いて奇麗にします。

 

 

製粉行程3、「粒揃え(選別)」

石抜き、磨きを終えた玄蕎麦を、選別機にかけ、粒の大きさごとに分けていきます。当店では、9段階の大きさに分別します。

選別機には2枚の網がセットできるようになっていますので、一度に3種類の大きさに分け、また違う大きさの網をセットして分別し…を繰り返しそれぞれの大きさごとに分け、一通り分けた粒をもう一度、選別機にかけて粒を揃えます。きれいな丸抜きにするために、ここの作業も重要で、丁寧に進めていきます。

 

 

製粉行程4、「脱皮(皮むき)」

各大きさに分けた粒を脱皮機にかけて、鬼皮を剥き、“丸抜き”にします。

 

 

製粉行程5、「色彩選別機」

脱皮しきれなかった玄蕎麦や、焼けた粒(茶色)を色彩選別機にかけ取り除きます。これにより、そば粉は異物を含まず鮮度の高いものにできます。

 

 

製粉行程6、

これらの工程を施した丸抜きは、真空パックで低温貯蔵します。

 

 

製粉行程7、「石臼挽き」

当店自慢の“蟻巣石の石臼”で丸抜き(そばの実)を挽いて粉にします。

蟻巣石は目に見えない小さな気泡が蟻の巣のように開いている為、熱を持ちにくく石臼には最適な材質で、細かく柔らかく、上質なそば粉が挽けます。