梅雨もまだなのに
ずいぶん暑いわね。

毎朝の日やけ止めや
帰ってからのお肌のお手入れを
念入りにしなくっちゃv

陶器みたいって褒め称えられる
マリーの白いお肌に
シミができちゃう!

そんなことになったらマリー、

シミが消えるまで
日の当たらない部屋に
閉じこもって一歩も外に
出ないんだから!

だって跡が残っても
イヤだし――。

おんなじ跡でも
フェルゼンのキスマークなら
大歓迎なんだけど――

ウフフッ――v

でも日やけはともかく――

暑いのじたいは
キライじゃないわっv

フェルゼンや
吹雪お姉ちゃまは
そうでもないようだけど――。

マリーは
水着やノースリーブみたいな
暑い時しかできない
オシャレができる夏が好きv

それに――

扇子をおカバンに入れておけるのも
いいわよねv

立夏お姉ちゃまの持ってた
雑誌で一目惚れして、

いっぱいお手伝いして
買ってもらった、

カワイイ扇子v

夏先取りで手に入れて
今まで使いたくて
うずうずしてたけど、

ついにふくろを開けちゃったv

うれしくって
お家でグッタリしてた
みんなをあおいで回ったけど、

フェルゼンは
気づいてくれてたかしら――?

おニューの扇子だったってこと。

後でじっくり
見せてあげるv

フェルゼンには特別に、
手にとることを許しちゃうわ♪

それと――

もう一つ仕込んでおいたんだけど、

そっちはどう――?

実はね――

あ――

これは秘密だから耳を貸して。

実はね、

海晴お姉ちゃまの香水を
こっそりかけておいたの。

あおいだときにふわっと
いい香りがしたでしょv

気づかなかった――?

あおいだ人数が多すぎて
香りが飛んじゃったのかしら?

うーん――

どんな香りだったか
伝えるのはちょっと難しわね――。

だったら――

今夜はマリーと
いっしょに寝ましょv

扇子に香水をかけたとき
マリーにもこっそりかけてたのv

マリーを抱っこして寝れば
マリーの香りを思う存分
きけるでしょっv

だって一度やってみたかったんだもん!

私のパジャマは
香水のNo.5だけっていうのv

今夜は楽しみにしていなさいv

マリーの香りをその体に
存分に覚えさせてア・ゲ・ルvvv

-あとがき-
べびプリ日記風SS
ププッピドゥもぜひ