今日は下僕のくせに、
お楽しみだったみたいじゃない?


途中で寝ちゃった虹子と、
いっぱいのお菓子を抱えて帰ってきて――


ずいぶん有意義な時間を
過ごしたのね!


ふんっ、
毎年ご主人様が参加しないことくらい
わかってるでしょうに、


ハロウィンのパレードに
ホイホイと出て行っちゃうなんて――


とんだダメ下僕だわ!!


しかもあんな締りのない顔で――


みっともない!!


どうせ星花ちゃんの足でも見て、
ニヤニヤしてたんでしょ?


それとも――


下校中のことでも思い出したのかしら?


蛍ちゃんとベタベタしながら歩いてると思ったら、
いきなりあなたに――


キスだなんて――!!


公衆の面前でなにやってるのよ!?


見られていないとでも、
思ったわけ!!!!


は?
ご褒美?


こんな駄犬にも劣る最底辺の下僕に、
何のご褒美がいるって言うの!


この、バカ!
バカバカバカ!!


もうっ!


いいわ!!


下僕が浅ましくも
報酬なしじゃ働かないって言うなら――


――下僕、
ちょっとかがみなさい。


そしたら動かないで――


そう、じっとして――


……


――ど、どう!?


ご褒美の前払いよ!!


こ、これでご主人様に黙って
好き勝手だなんて――


出来ないんだからね!!


分かった!?


な、何よ!
不満――!!!?


下僕へのご褒美なんか――
ほ、ほっぺで十分よ!!!!


-あとがき-

べびプリ日記風SS
昨日(10/30)のSS「楽しい時間」の続き。
公式でもハロウィン日記!
ホタはまたお茶目なことを……

なお本文中の「星花の足」については

お好きな姉妹のお好きな部位で読み替えてくださいませ。