あっふ……。


――あら、あくびがうつったの?
私の可愛い弟くんv


それとも、
ホワイトルームで寝たんじゃ――


寝た気がしなかったかしら?


青空ちゃんのボディプレスと、
寝ぼけたさくらちゃんの
噛み付き攻撃は強烈だったでしょ?


ウフフ――


それにしても、
昨日は驚いたわv


キミを起こしに行った麗ちゃんが
なかなか帰ってこないから、


ちっちゃい子たちと見に行ったら――


まさかキミと麗ちゃんが
あんなに幸せそうに眠ってるなんてねv


しかも――
あんなにキッツい抱擁までしながらv


あれじゃちっちゃい子たちが
ずるい!
自分もお兄ちゃんと寝る!
ってなっても、仕方ないわよね?


それと今夜は、
ユキちゃんから星花ちゃんまでの子たちと
いっしょのお部屋で寝てもらうから、


よろしくv


連休の“特別”、だし、
付き合ってあげてね?


あーあ!
お姉ちゃんも、
キミと寝たかったなv


立夏ちゃんはノリノリだったから――


小雨ちゃんが
とっても恥ずかしがったり、


麗ちゃんと氷柱ちゃんが
反対したりしなければ――


星花ちゃんの所で
打ち止めにならなかったんだけどな――


――そうだ!


あの子たちと寝ちゃう前に大切なコト、
聞いておかなきゃ。


ね~え、弟くん?
ホ・ン・ト・ウに――


寝ぼけて麗ちゃんを抱っこしたの?


キミだって健康的な男の子だもの――


実は――
麗ちゃんにムラムラ~、って
しちゃったんじゃない?


お姉ちゃんの贔屓目無しでも、
あれだけの美人だもの。


悔しいけれど、
キミがあの子を気にしちゃっても


仕方ないかなと
思ってしまうもの――


お姉ちゃんだけに――
白状しちゃいなさいv


――うふふ、
冗談よv


キミが――
無理やりあんなことする子じゃないって、
私信じてるものv


ね?
優しいオ・ニ・イ・チャンv


あ、でも――
時には少しくらい強引な方が
女の子はきゅんvってきちゃうから――


時と場合によるわね。


特に――
麗ちゃんや氷柱ちゃんみたいな
素直じゃない子たちに、とか――


一番のお姉ちゃんだから、
他の子にちょっとだけ遠慮しちゃってる
私、とか――?


キミの方から迫られたら
私は妹たちに――


言い訳出来ないものねv


うふふv


――
あっふ……


ん、眠くて
もう限界――


ああ、もうお姉ちゃん、
キミの前で無防備に寝ちゃいそう、


なんだけど――


それは来週末までとっておくわ。

もしキミがその気だったら――


次の週末は、
私と一緒に寝・ま・しょv


-あとがき-

べびプリ日記風SS
昨日(9/17)の偽日記「zzz」の続き。
後、麗は前回非公式日記の持ち番でもト長と寝てた……


後地味な設定ですが、
小説版の天使家の約束はこちらでは設定してません。
陽ちゃんは他人前提、
ト長は家族前提なので。