八日間の旅行も終わり――


全員無事に、
帰って来ることが出来たな――


夏のイベントがすみ、
これでようやく明日から――


当初の予定通り、
冷房を効かせた部屋に
閉じ込もっていられる――


そういうわけだから、
私は部屋に戻る。


お前も旅行の疲れが出ないように、
さっさと寝ろよ?


――と言いたいところだが、


お前、
少し付き合ってくれないか?


旅行中にたまった
中々見ごたえのある量の洗濯からも、
その他の細々した片付けからも、


いいから休んでいて、
と、追い出されて――


暇だろ。


だったら、
肩と腰をマッサージして
くれないか?


最後の数分で
ついに力尽きたさくらを
背負ったら――


少し疲れてしまってな――


眠そうにしていたから
おぶってやると言っても、


青空や虹子が歩いている間は
頑張って歩いたさくら――


フフ。


いつの間にか――


すっかり「お姉さん」に
なったものだな――


体も、
心も――


こうして皆、
いつの間にか大きくなっていくんだ――


体が弱かったり、
生まれた時点で特別小さくても――


今は何とかやってるし、


氷柱と立夏、
星花と夕凪のように、


下が上の体格を
上回ったり――


おっと、
どこが、とは
言わないぞ?


ふふふ――v


さくらだって、
例外ではない。


いつの間にか、
少食の観月くらい


追いぬくのでは
ないだろうか?


――とにかく
朝になったら


頑張ったさくらを
しっかり褒めてやるんだな。


きっと喜ぶ――


……


だから――


その成長をしっかり
実感して――


限界を迎えている
私の腰を早く、


いたわってくれ――

――何だか、
痺れているような
気さえしてきた――


――
―――痛っ!!


-あとがき-

べびプリ日記風SS
旅行絵日記の姉妹たちが
いつもと雰囲気違ってきゅんきゅんしっぱなしでした!


それはともかく夏コミ参加ト長の皆様、
お疲れ様です!