ワンフェス直前企画!『SOLUVALOU』企画開発者インタビュー!!
今週末の日曜日に、日本最大のガレージキットの祭典ワンダーフェスティバルが開催されます。
今回のイベントで『1/144 SOLUVALOU』がRC BERGさんから再販されることは既報の通り 。
どのようないきさつで再販に至ったのか?気になることがたくさんあったので、
RCベルグで企画開発をご担当されている望月 卓さんにインタビューをさせていただきました。
■2005年の話に遡って恐縮ですが、『SOLUVALOU』のキットを発売しようと思ったきっかけを教えてください。
●2004年春頃でしょうか。友人がマーブルマッドネスの筐体を買ったので遊んでおりました。
「2Dゲームって面白いよね!」そんな話から始まりまして「STGの金字塔はやっぱゼビウスだなあ~」と。
そこから「実物大のソルバルウが欲しいぜ!」等と訳の分からん話になりました(笑) 。
せっかくなので企画して見たわけですが、気がついたら1/144スケールになっておりました。
■なるほど!それでは、今回の再販のきっかけはなんでしょうか?
●ここ1、2年の間に造形関係者からの問い合わせが多かったのがきっかけですね。
2005年の発売時は十分な告知ができなかったせいか、知らなかった関係者、ユーザー様が多かったようです。
「全てのゼビウスファンのお手元に届くようにしたい!」そんな思いから再販に踏み切りました。
■バージョンアップの箇所を見るとver.1.5と言ってもいいんじゃないかと思います。
今回の再販バージョンの中でも、特に「ここを見てくれ!」というポイントを教えてください。
●まずは成形色に注目して下さい。
前回はホワイト一色でしたが今回はバーナーやメカ関係がガンメタリックになっております。
このガンメタリックという色はレジンキャスト〈無発泡ポリウレタン)ではとても表現が難しい色です。
今まで注型メーカーとして技術開発、研究を重ねてきた結果を出すことができたと思っております。
地上絵ベースはブラック、コックピットのキャノピー部は通常のクリアーとクリアーオレンジ(琥珀色)の2種類が付属しますのでお好みに応じてご使用できるようになっております。
このキットを購入していただいたお客様が全てモデラーと言うわけではありませんから「塗装無しでも気軽にリアル造形をお楽しみ頂くことができる。」そんな商品開発を目指しました。
次に砲身です。
こちらも超精密造形の為にとても繊細なパーツとなっております。
そのため、前回ご購入頂いたお客様から「折れ易い」というお声を頂いておりました。
太くして精密さを失ってしまったらレジンキットとしての存在意義がありません。
ならばいっそ真鋳製かアルミ製にして強度を上げて、さらにリアルにしてしまおう!という事です(笑)
キットの総重量等を考慮した結果、アルミ製を採用させていただきました。
おかげさまでコストの面で上司と言い争いになりましたが(笑)
■今回のイベントでは『怒首領蜂大往生BL』からショーティアも発売されると伺っていました。
残念ながら発売は延期となってしまいましたが、今後もゲームからのキット化は期待しても良いでしょうか。
●ショーティアの件は申し訳ございません。
クオリティを追求していく上での苦渋の決断と言うことで……。
その分、ファンの皆様が納得できる完成度でのリリースを目指しております。
また、ゲーム系だけでもいくつかのプロジェクトが既に動いております。
発表できるタイミングが来ましたら、弊社のホームページで発表させていただきます。
わたし自信が大のゲームファンですので、ラインナップの決定にはかなりの拘りをもって望んでおります。
■当日を楽しみに待っている皆さんに一言お願いします。
●天才モデラー伊世谷氏とRCベルグの技術を結集した『1/144 SOLUVALOU』。
ぜひ会場でお手に取って見てください。
また、ご存じの方も多いかと思いますが、当日は『ゼビウス』のゲーム制作者遠藤雅伸氏のサイン会を予定しております。
こちらも見逃せないイベントとなっておりますので、是非ご来場下さい。
※遠藤氏のサイン会についてはRC BERG様のホームページに詳細が掲載 されています。
以上、ディーラーの気合いもガッツリ入った今回の再版バージョン。
気になる方は是非ワンダーフェスティバルの会場で確認してみてください!!
(関連サイト:RC BERG LTD.公式サイト )