知的財産戦略本部のメンバー『ゲームは、お金だけ持っていって、子供の時間奪ってますね。』 | げむげむまにあ~ゲームニュースにツッコミを~

知的財産戦略本部のメンバー『ゲームは、お金だけ持っていって、子供の時間奪ってますね。』

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産経web 知はうごく:コンテンツ力(7-3)日本の戦略

痛いニュース さんで発見しました。


内閣の知的財産戦略本部のメンバーがなかなかアツイコメントを出しているので紹介します。
話の流れですが、日本のブランドイメージを高めるため、
ストロングポイントとなるコンテンツを使って海外で攻勢に打って出ようというところ。
その中でゲームについてのコメント。


「戦略的に全部やるのは大変だ。
毛沢東がいうように一転突破全面展開が望ましい。
ただ、実写映画は厳しい。
ハリウッドとか中国の金のかけ方とか人のかけ方はすさまじい。
それで、アニメとか漫画とかということになった。
ゲームについては、ぼくは異論がある。
アニメや漫画は感動をもたらすけれど、
ゲームは、お金だけ持っていって、子供の時間奪ってますね。
その人生にプラスアルファがない。
宮崎さんとか他のアニメ見て、人生変わったという人はいると思います。
心ふるえるほどの感動とか、ゲームは若干難しい。
ビジネスとしてはいいかもしれないが、恨みをもたれる。
かつてのエコノミックアニマルのコンテンツ番みたいにね。
敬意も払ってくれない。」


前後の文章の流れもあると思うので、
全文 を読んでいただくのがベストだと思います。


なんというかこんなレベルの低い人間が日本の知財戦略に関わっているなんて
悲しいにもほどがあります。

もちろん全部が全部すばらしいゲームだという気は毛頭ありません。
人間の創作物ですし、作家性が伴うコンテンツですから
低俗な内容のものが存在することも否定はしません。
これは小説や映画、漫画、絵画でも同じことです。


しかし、ジャンルそのものを否定することはあってはならない。
もし、「ゲーム」というジャンルそのものを否定するならば、
それが出来るのは世の中にある全てのゲームを遊んだ人だけです。
もし、この浜野氏が一部のゲームだけを遊んでそう感じたなら
そのタイトルを挙げて、個別に批判すべきでしょう。

クリエイターの立場から言わせてもらうとゲームというのは表現手段のひとつです。

手段をどうして批判できようか。

批判されるのでしたら結果を批判していただきたいです。

そして、前述の通り、その結果は一つだけでは無いことを強く言いたいです。

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