大東京トイボックス1巻 読了 | げむげむまにあ~ゲームニュースにツッコミを~

大東京トイボックス1巻 読了

うめ
大東京トイボックス 1

『大東京トイボックス』がどんなマンガかというのは過去の日記 を参照。
忙殺されていたため発売日に購入できず。
仕方なく月曜日に購入しました。

今回もよく描けてます(キサマナニサマだ?!


とくにツボだった箇所はこの2箇所(ネタバレ含むので文字は白字です)


・デザイナーが「俺も将来は企画やりたいです。」
・リスケの打ち合わせのシーン、時間単位で話が進む。


前者に関してはよくある話。
プランナーからしたら「企画ナメんなよ」って言いたいところだけど、
会社によっては【プログラマー→企画】or【デザイナー→企画】という
道程で転身した人しかいないという会社も。
フロムソフトウェアに至っては初期の頃は
企画という職種が社内に無かったという噂も聞いたことがあります。


G3(作中の会社名)みたいな開発会社が新人の企画を採ると言うことは
普通に考えたらありえない(作中でも「手違いで入社」)。
新人の企画を採る会社は余裕のある会社です。
なんたって企画という職種は新人のウチは「何も出来ないただの人」ですから。


そんな「ただの人」がしっかりとお金を稼げるようになるまでには
波瀾万丈のドラマがあります。
てなわけで『東京トイボックス』が「ゲーム業界のドラマを描く作品」だとしたら
『大東京トイボックス』は「新人プランナーの成長を描く作品」といったところですかね。
↑いまのところ。


想いだけじゃ食えない業界。
かといって想いがないと作品を作れない業界。
企画とは、外部に対しては商品を売ってますという顔をして
チームに対しては作品を作ってますという顔をしなければいけない職種です。
そのバランス感覚などをこの新人企画者がどうやって身につけていくのかが見物です。


彼女の口から


「それじゃ売れませんよ」


という言葉を聞く日は来るのでしょうか。


(関連サイト:難民チャンプ [漫画家うめ先生公式サイト])

(関連日記:ゲーム好きは黙って買え!マンガ『大東京トイボックス』 3月24日発売!!