ロイヤル試写会にて | ローリング・ストーンズ野郎の雑記


「チケットもらいましたヨ!」と嬉しそうにしていたシロクマ子サンに敬意を表して、「ポック/ワールド・エンド」 の試写会に行きました。

だいたいタイにおける話題作試写会はハリウッド俳優が顔を見せてくれるわけでもないし、安手のテレビタレントのべチャべチャおしゃべり三昧が長すぎるので、「アジア地区同日開催のプレミア試写会」などと云われてもありがたくもナントモないのだけれど、いちおう、キース・海賊・リチャーズが出てくる映画ですから。

会場は、平日週末関係なく僕がメシを食いにいってるシネコン だったのでワクワク感も低かったけれど、上級来賓は王室関係者ということでプレミア試写会がロイヤル試写会になった。

シルバースクリーンにキースが映った瞬間、おそらく間違いなく「ジャック」「トンク」 も、ひょっとしたら「ファクション」 すら知らないカンジのオバチャマ、オジチャマからもドヨメキが起こったことは意外でした。

ライブDVD上でしかキースを見たことがないシロクマ子サンも、大スクリーンのキースに「ん~、ん~」と言葉が見つからないようだった。



東京の上野美術館などでも皇室関係者の来館中は一般来館者の行動が制限されるように、バンコクでは貴人がお帰りになられるまではシモジモの民は建物の外にすら出してもらえない。

スターバックスは王室警備の末端警察官でごったかえしており、例によって例の如く、「アイキーム(「アイスクリーム」のタイ人発音)はないのか」などとタカリ根性ムキ出し状態。

が、店員に「タダなのはミネラルウォーターだけ!!」とデッカイ声でたしなめられたあげく、若い女性客からも「エライのは王室であって、あんたらじゃない」と罵倒されていた。

こういう正論=暴言はヘタしたら「公務員侮辱罪」が適用される場合もありますが、時代は変化しているということなのだろうか。

それにしても、高貴な方々の警護中にアイキムを食べたがる警察官。
公務が終わるまでアイスクリームはガマンしよう、というカルチャーはないのだろうか。

おそらく、警察官、ポリースなどと訳してしまうことが間違いなので、「タムルアット」というタイオリジナルの職業 だと思っていればイイのかも知れません。
警備員=ヤーム 」しかり。