24式血液型診断 [2] -B型編-
自由奔放、個人志向。そのときどきの興味を追いかけて生きる遊牧民族気質
B型は日本人のほぼ20%を占める。
世界でB型が多いのは、中国、朝鮮など、北方系の民族で、40%前後を占めている。
歴史的には、日本人も紀元前まではB型が優勢だったと考えられている。
それがのちに南方系のA型の多い民族が北上してきて、だんだん減少したらしい。
それを裏付けるように、B型の分布を見ると日本北部で多く、南部ではやや少なくなっている。
B型の基本的な気質は、中国、朝鮮などの遊牧民族的性格を思い浮かべると理解しやすい。
即ち、基本的に個人志向で、自由気ままに行動する。
情動の幅が大きい。一か所に定着して生活を楽しむよりは、そのときどきの興味の対象を追いかけて暮らすことを選ぶ。
といったようなことである。
また、彼らが狩りや騎馬のエキスパートであったように、一芸に打ち込み、秀でる傾向が強い。
不思議なほど、B型と遊牧民族には共通項が多いのだ。
ちなみにA型は農耕民族型の性格といえるだろう。
さて、B型の子が生まれる親の組み合わせは、A型と同じく7パターンある。
つまり、B型も細かく見れば、7種類の基本性格に分かれるわけだ。
B型は、その場のムードやイメージで物事を瞬時に把握する、直感型。
周囲への興味、好奇心も強い性格で、心理学者のユングがいうところの、外向ー直感型に近い。
自己主張が強く、物事の進め方も自分の価値判断を最優先して周りの人を振り回すことになり、身勝手で気分屋と映ることがどうしても多くなる。
しかし気を遣っていないわけではない。
この型の人は直感に頼りやすいため、当たり外れの多い人生のギャンブラーといったことになりやすい。
B-2型
B + A (両親の血液型)= B(自分の血液型)
意外とマメで礼節も重んじる。優等生タイプだが実は秘密も。
B型といえば、大胆な冒険家のイメージが強いが、このタイプは一見、それとはかけ離れた印象を与えることが多い。
礼儀正しく、几帳面で、周囲にもマメに気配りする、成熟した社会人と映るのだ。気まぐれなB型の配偶者に苦労したA型の親が、子供に同じマネはさせまいと、あえて厳しいしつけをしてきたおかげかもしれない。
だから職場でも家庭でも、ルールや責任といったことには反射的にカラダが反応してしまう。
やるべきことは完璧にやらなくては気が済まないし、納得のいかない指示でも、相手が目上なら逆らわない。
一見、模範的な優等生に見られることも多い。
とはいえ、そこはB型だ。
小さい頃から厳しい親の監視をうまくゴマカシては、密かにイタズラしてきたタチである。
隠し事を持つのも平気だし、バレなければ罪ではないとさえ思う点も…
プライペートではけっこう要領良く遊び回り、表と裏の顔を使い分けている二重人格タイプだ。
また、普段自分を抑圧している反動で、お互い気心の知れた相手には、ストレートな自己主張をする。
そこにA型ゆずりの神経質さがあいまって、ついつい相手のアラが目につき、ズバリ指摘してしまう。
それが、あえて言わなくてもいいことだったりする場合も多いようだ。
本人が思っている以上に、周りはあなたに気を遣っている。
その点に十分気をつけないと、人は離れていくだろう。
B-4型
A + AB = B
徹底して我が道をゆく。ユニークな生き方にカルトファンも。
A型もAB型も、他人に対しては警戒心を持つほうだ。
そんな両親のもとに生まれ、育てられたこのタイプは、徹底した個人主義。
人は人、自分は自分と思っているため、周囲の思惑や視線をあまり気にしない。
個性派といわれるB型の中でも、あなたが典型的なマイウェイ志向であることは間違いない。
このタイプは独自の哲学に基づいて生きているため、一般的な常識からは考えられないような行動をとる。
仕事のやり方から遊び、ファッションセンスまで、周囲から見れば実に奇抜。
しかし、世間体ばかり気にして中途半端に生きるより、真剣でピュアな生き方を選ぶ。
自ら進んで人と関わろうとはしないが、そのユニークな個性を面白がって、いろいろな人があなたの周りに集まってくる。
反面、クセが強すぎて厄介者扱いされる場合もある。
評価も反応も両極端に分かれるあなたの個性を支持してくれる人や企業に出会えれば、その個性は大きな成功につながるだろう。
ただ、冷静で慎重な両親に育てられたおかげで、感情表現は意外と苦手のようだ。
内部には激しい情熱を秘めていても、表に出すことにはどこか抵抗を感じてしまう。
全体的に強いインパクトを持っているだけに、これは損だ。
特に女性は、喜怒哀楽をもう少し素直に表したほうが、周囲の反応も良くなるはずだ。
超然と我が道を行くにも、それなりの気構えは必要。
B-5型
B + B = B
純正B型。好き嫌いが激しく、とことんのめり込む猛進タイプ。
B型の両親から生まれたあなたは、発言といい行動といい、まさに純正B型。
当然、人から「B型でしょう」と言われることも多いでしょう。
とにかく、ノリが良くて自己主張が激しく、目立ちたがり屋。
話の主語もI,MY,MEがやたらに多い。
また、話題がボンボン飛ぶのも特徴だ。
会話中、相手は少なからずノケゾっているはずだ。
B型には凝り性で好きなことはとことんのめリ込む性質がある。
なかでもこのタイプは両親の影響も加わって、輪をかけてそれが著しい。
興味を感じることには寝食を忘れて打ち込み、それ以外のことには一切見向きもしない。いわゆる猛進パターンに陥りやすいタイプである。
対人面でも、同じように偏りがある。好きな人には厚かましいほどなついて接近するが、それ以外の人とは口をきくそぷりも見せない。
嫌いな相手となると、あいさつもしないくらいだ。
ただし、その好き嫌いは、ほとんど第一印象で決めてしまうため、単なる食わず嫌いであることも多い。
人間的な幅を広げるためにも、もう少しいろいろな人と接するようにしたい。
なお、両親ともどちらかというと金遣いが荒く、本人も経済観念の面でその性質をしっかり受け継いでいる。
俗にいう宵越しの銭は持たないタイプだから、先のことも考えて資金を残しておかないと、寂しい晩年を迎えるハメになりかねない。
B-6型
B + O = B
ノリの良さはダントツ。生来の芸達者だが、ノリすぎは禁物。
B型とO型の共通点は、陽気で派手好きなところ。
そんな両親の間に生まれたあなたは、賑やかで、明るい家庭環境の中で、子供時代を過ごしてきたはずだ。
その影響で、このタイプの人はB型の中でもひときわノリの良い性格が強調されている。
人が大勢いる場に行くと自然とテンションが上がり、オヤジギャグを連発したり、一芸を披露したりして場を盛り上げる。
人を笑わせたり楽しませたりすることが、とてつもなく快感という、生まれついてのエンターテイナーなのだ。
ただ、人生自体もノリに左右されがちな点が危なっかしい。
就職や転職、結婚といった大事な選択さえ、その場の勢いで決めてしまいかねない。
このタイプにとっては、人生そのものがギャンプル。
当たれはデカイが、外せば地獄だ。
もう少し思慮深くならないと、そのうち取り返しのつかないことに出会うだろう。
人に対しては、愛情豊かなO型の親に溺愛されて育ったせいか、特仁女性は、常に愛される側に回ろうとする傾向があるようだ。
しかし、元来が愉快な人気者。
受け身でも十分、多くの人に囲まれ、愛されるはずである。
一方で、ややデリカシーに欠けるのが難点ではある。
悪気はないものの、マナー違反をしたり、人の欠点やミスを軽々しく口にしたりして、とかくヒンシュクを買いやすい。
口は災いのモト、十分気をつけたいものだ。
B-7型
B + AB = B
好奇心いっぱいの高感度タイプ。説得力にもたけた、交渉上手。
知的なAB型と、好奇心旺盛なB型の血をひくこのタイプは、知識欲が旺盛で、情報に敏感。
世界情勢や政治から、遊びやファッションに至るまで、常にアンテナを張って最新のデータを把握している。
また、本人の考え方自体も時代の一歩先を進んでいて、周囲をリードできることが多い。
女性は、はしゃぎ屋のB型のわりに、さほどミーハーな印象を与えない。
これはクールで感受性の強いAB型の親の影響だろう。
大人の粋とインテリジェンスを感じさせる、洗練された雰囲気が特徴である。
このタイプは人に対してある程度距離を置き、スマートな交際を心がける。
他人を自分に入り込ませないパリアを張っていて、その分、人に対しても土足で入つていくことはしない。
しかし、AB型の鋭さとB型の率直さが、説得力のある巧みな話術をあなたにもたらし、これが大きな武器になっている。
自己PRや議論、交渉には強く、周りからも当然、「デキる奴」と一目置かれているはずだ。
しかし、それも行き過ぎると、一転して「鼻につく奴」になりかねない。
不用意に知識をひけらかしたり、他人を見下すのは慎むのが安全だ。
言葉が辛辣で的を射ている分、シャレにならずイヤミになる。
ときには道化役になって、愛敬をふりまければ、いうことはないのだが……。
B型にしてはクールで知的。
ただしちょっと近寄リがたい皮肉屋、といったタイプてある。
B-9型
AB + O = B
こまやかな気配りのできる貴重なタイプ。しかしプライドは高い。
気まぐれで自分本位なB型のイメージとはまったく逆の性格を持つのが、このタイプ。
周囲のペースに合わせるのがうまく、こまやかな心配りができる。
というのも、O型とAB型というまったく気質の違う両親のもとで、生まれ育ったせいである。
愛し方も叱り方も違う両親に対し、それぞれに応じた接し方をする術が身についているため、誰とでもそれなりに協調できるのだ。
B型にしては人あたりがソフトで、柔軟性が高いといえる。
同時に、AB型とO型という、ともにプライドの高い両親から、誇り高く生きるよう教育されたはず。
表面上は周リと歩調を合わせつつ、裏では、誰にも負けまいと必死に努力するタイプなのだ。
学生時代、普段は適当に遊んで友達を安心させながら、いざテストとなるとちゃっかり好成績を取ってド肝を抜くのは、このタイプに多い。
気楽に生きているように見えて、実はなかなか侮れないタイプなのだ。
また、内に秘めた闘争心の激しさから考えて、良きライバルがいるほうが、負けじと意欲を燃やし、結果的に実力以上の力を発揮できる可能性は強い。
人付き合いでは、人に弱みを見せたがらないため、同じ環境では友人ができにくい。
異業種の人や他の世界に住む人のほうが、心を許せるようだ。
B型にしては柔軟性があり、穏やかだが、内面に高い自尊心を持つ。
外柔内剛型である。
B-10型
AB + AB = B
鋭い観察力とムダのない行動。大人っぽさは愛情不足の裏返しか。
人格を尊重するAB型の両親に育てられ、このタイプは子供の頃から一個の人間として扱われてきた。
そのため、早くから自分のことは自分で行い、責任を持つといった自立心を身につけてきた。
おそらく、子供にしてはずいぶん大人ぴた少年(少女)だったろう。
現在のあなたも、実際の年齢以上に落ち着きを漂わせているはずだ。鋭い観察力とムダのない行動、礼儀やマナーをわきまえ、社会的な評価もかなり高い。
しかし、子供の頃、ある意味で両親に突き放され、甘えられずに育った分、いまだに強い愛情飢餓を抱いている場合が多い。
特に女性は寂しがり屋で、甘えん坊な一面をあわせ持つ。
人に対しては、こうした面が顕著に表れる。あるときはクールな顔で友人にシビアな説教をしたかと思うと、あるときはだだっ子のようにワガママを言ったり、ベッタリ甘えてみたり。周りにしてみれば、どんな人間なのかまったくワケがわからず、理解に苦しんでしまう。
そうするとこのタイプは、AB型ゆずリのクールな性格とプライドの高さも手伝って、心にカベを作ってしまう。こうして、愛に飢えながらも、人と心を許し合うことができず、孤独と葛藤に苦しみながら生きていく傾向が強い。
皮肉なことに、それに耐えられる強さを、あなたはしっかり持っているのだ。
大人と子供の両面を持つ、孤高の芸術家といった存在である。