東電さんの宿敵 | 建設起業家ユウタのブログ

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どーも、建設企業家ユウタです。


今日も昨日に引き続き、不動産営業のグレーな部分を書きたいと思います。


前回も書かせて頂きましたが、不動産営業では心臓の弱い人というか、真面目なだけではやって行けない仕事で精神的にタフな人でないと、余りのショックで本当に会社を辞めてしまう人もいます。


チラシポスティングと同様、不動産の仲介営業の一番の仕事といっても過言ではないものは、お客様からの反響を取ることです。


この反響を取ることが非常に重要であり、大手不動産会社や知名度が高い不動産会社であれば、ある程度インターネットからの反響を取ることが出来ますが、それでも反響率が減ってきています。


そのために、反響を取るにはどうしたらいいか?


なるべく広告費を掛けずに反響を取るために手軽に出来るのが、前回紹介したチラシ広告のポスティングです。


その他には、捨て看板と呼ばれる物があります。


捨て看板とは、電柱や道路標識、街路樹などに、物件の詳細は余り記載せずに「4LDK・駅近3分・3000万円・閑静な住宅街」など見たお客様が興味を持つようなキャッチフレーズの厚紙で出来た看板で、電力会社や道路管理者に許可をいただかずに勝手に紐やワイヤーで括りつけたり、両面テープ(みなさん、りゃん面テープと言ったりしてました)でくっついているものです。


皆さんも見かけたことがあると思います。


これも営業マン自身が警察が巡回パトロールをしていない時間を狙ってジャージに着替え、取り付けています。


警察の巡回パトロール時間は、地域などにより違いはあると思いますが、いつも同じ時間に巡回するため、その時間を把握して見張り役と取り付け役の2人1組で看板を付けていきます。


もちろん無許可で取り付けているので、現行犯で見つかれば捕まります。


事実、3回捕まった人も知っていますし、その人はつわものなので、逆に警察の方と仲良くなっていましたが、もちろんそんな人ばかりではないので、捕まったことにビックリしてショックを受け、会社を辞めてしまう新卒で入った方やこういったことへの耐性の無い人が毎年何人か辞めていきます。


捨て看板は、住宅販売や戸建の売買に良く行われる手法で、戸建の場合物件の場所までお客様を誘導することが難しく、マンションの場合は大きいので目印になりますが、戸建の場合は目立たないので国道や駅などから誘導するように取り付けます。


このように常に危険と隣り合わせの捨て看板取り付けは、警察の方や交通管理の方に見つからないように早朝に取り付けたり、深夜に取り付けたりします。


また、たまに近隣の住民の方に見つかっても怒られたり、警察に通報されそうになったりするので、取り付ける際は、周辺を確認しながらスピーディーに取り付けて行きます。


私は、幸い捕まりませんでしたが、もうスリルが凄いですね!


しかも、大抵の不動産会社は、取り付けた捨て看板を回収しないので、付いた名前が「捨て看板」ということです。


こういったことから、日本の不動産営業マンの地位が低い要因なんですよね。


アメリカでは、不動産営業マン(ブローカー)は人気の職種であり、エリートの人しかなることが出来ないので、銀行マン(バンカー)よりも地位の高い仕事のようです。


いつの日か日本でも地位の高い職業になることを願います。


PS

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