一期一会。そして独座観念する。 | ~One For The Road~

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今日の最後の一時が、明日への新しい道につながるよう・・・。

NHKドラマ「篤姫」を見ている方はご存知だろうが、先週の放送でこんな

一文があったらしい。


「今日のこの一期一会が、再び還らぬことを観念する。」


実は俺自身は「篤姫」を見ていないので、この言葉は全然別のところから

知ったので「らしい」なのだが、心に残ったのでいろいろと調べてみたら

なんとも深い言葉だった。

元は茶道の世界からくる言葉なのだが、今の俺としては「バー」の世界に

これと同じ感覚を覚えたりもするな。


「一期一会」。そして「独座観念」する。


誰かと楽しい一時を過ごした後、ふと一人にかえった時に感じるあのなん

とも言えない感覚。

果たして静かに「独座観念」できるだろうか。

まだ今の自分にはその境地は遠いと改めて未熟さを感じる。


ちなみに原文は「井伊直弼」の「茶の湯一会集」より。

ちょっとググってみれば一発なので、ぜひ一度見て頂きたい。


「一期一会」。そして「独座観念」する。


作法や道具の全てに何かの意味を持つ茶道の世界でさえ、最後に飾られる

のはやはり「人」なのであると、そんな事をふと感じた。



・・・なんて、ここのところ物思いに耽る事がしばし。

というのも、普段目にする所で思わず深く考えさせられる言葉や話を多く

見かけるのである。(この「一期一会」「独座観念」などもそう)

ニュースやブログ、ドラマに漫画にゲームに、そして人の言葉に。

そういう意味では、なんだかんだとぼやかしているところをある意味強制

的に耽させられている、とも言えるような気がするな。

これは、決して悪い事では無い。

きっと改めてよく考えよという事なんだと捉えて、せっかくだからじっくりと

思いをめぐらせていこう。


今はまだ頭にぼんやりと浮かんでは消え状態なのだが、これは自分自身

の為にもたとえちょっとばかし崩れてしまっていてもちゃんと文章にして

おかないといけないだろうな。



さて、今日でお盆休みも終了。

相変わらず長いようで短かったな。

明日からまた「いつもの」日々が戻ってくる・・・か。

さて、また動きださないとな。