お茶と かな書 雅心庵のブログ

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茶道、書道のお稽古に関することを中心に、徒然なるままに。

4月のお稽古日は、7日(土)と14日(土)です。


ホームページ公開しました!  茶道教室 書道教室 雅心庵



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ヨーロッパはすっかりクリスマス一色。クリスマスツリー



テレビをつけても、クリスマスパーティーの宴会メニューとか、フィンガーフードのレシピをやっていたり、街もすっかりクリスマスの装飾でホリデーのムードです。



そんななか・・・・うちの息子の通う保育園のクリスマス会@教会、がありました。


そもそも、めちゃくちゃシャイで人に挨拶もできない、4歳のうちの息子。

保育園のクリスマス会で劇をやるって聞いた時から、(いわゆる、キリスト誕生の劇。マリア様とヨゼフ様がでてきて、馬小屋でイエス・キリストが誕生し、賢人たちや天使、動物たちが祝福するという、おきまりの演目)、


「草、とか羊、の役でいいです」


と願っていたのが・・・なんと配役されたのは



ヨゼフ!!!叫び


「え、せ、せ、先生!ちょっとそれは・・・・」と言ったのですが、そのまま続行・・・・


11月中盤から、練習を始めましたが、思った通り、まず練習したくない、と拒む息子。


そして、もちろん衣装も着たくない。 毎日迎えにいくと、先生たちが疲れ切った顔で報告してくれるので、


とうとう、その本番用の衣装を借りて、家で毎晩着る特訓をすることに。



「ね、着よう?かわいいよ? 着ようよ、着なさい。 着なさいっ!!」


と強制しても着ないので、ついには、年に1回くらいの奥の手、ママが泣く、しょぼん作戦まで登場。


私 「ええええーーーん、どうして着てくれないの、オンオンオン(号泣するマネ)」


息子 「ええええーーー ママ、泣かないで、泣かないでええええ。ええええん(本気で泣いている)」


二人でこんなにドロドロになってまで、この衣装を着せたほうがいいのか??



と途中で疑問に感じたりしたのですが、でも、この子はこれを乗り越えないと!!と二人で毎晩頑張りました。


そして、昨日の本番。


朝からドキドキして仕事も手につかず、午後早退して教会へ急ぎました。 

早退するとき仕事場の上司に「すいません!ちょっと、今から、保育園の劇で、息子がヨゼフ様役をやるので、すんごいシャイな子で、上手くできるか、すごい心配なんです!」と説明し、上司「お、おう、そうか、うちの息子はドンキー(ロバ)役だったよ、すごいねえ。どうぞいってらっしゃい」と許可をもらい・・・・完全にバカ親・・・。


舞台上の彼にみつけられると、たぶん息子は泣き出してしまう、と思って、変装用のスカーフと、メガネも持参しました。


時間になり、劇がはじまり、なんと頭のスカーフも衣装もちゃんと着た息子が、マリア様と手をつないで登場。口に指を2本くらいくわえながら、なんとか耐えきって、最後まで泣かずにすみました。


それまで隠れていたのですが、

思わず、終わって礼、っていうときに 私は立ち上がって、息子に向かって


「やったぜーーー!よくやったーー!」とガッツポーズしたのですが、


そうしたら初めて私の存在に気づき、そこから、その後の聖歌も聞こえないほどの大号泣。


バカ息子、バカ親に見えてもいいやと思って、4歳にしては大きい息子を抱えてあかちゃんのように、よしよし、してあげました。外人のお母さん、お父さんたちは不思議な顔をしてみてました。


いやー本当にえらい!


世の中の常識がなんであろうと、とにかく、これを乗り切ったうちの息子、ただそこに立ってただけだけど、本当にどんだけ大変だったか、えらいわー!


と心から嬉しく思いました。



その後、何でも食べたいものを食べさせてあげる、というと、ポテトが食べたい、というので、

バーガーキングに行って、

オレンジジュースと、フライドポテト大と、ソフトクリームを買って二人で食べました。しみじみ・・



世の中成果を出すのが一番大事!とか思っていた自分ですが、今回の息子の奮闘ぶりを見ていたら、

あ、世の中努力する過程も大事なんだわ・・・・と初めて思いました。



そして、息子に「今日はがんばったね。偉かったね」というと、


また涙ぐみながら、「やだ!また明日やる!」というので、「なんで?」と聞くと、


「だって、うまくできなかったから・・・・」と息子。



えらい!えらすぎる~~~~!


こどもって、どんだけえらいんだ!!!私に似て、ちょっとMなところが心配ではありますが、こどもって小さいながらに、心に強い芯を持っているんだなあと感動した出来事でした。


は~~~。これで年末の休みに向けて、リラックスできるかな~~~。





朝起きて、パソコンをみたら、トップニュースは堤清二さん死去、のニュースでした。


がーーん!結構衝撃でした。むかっ


もちろん、このような方と個人的な面識もないし、なにか共通点があるわけでもありません。大学、学部の先輩、という程度です。


しかし、ここ最近なぜか、この方の人生やお書きになったものが気になって、ついこないだも「叙情と闘争

辻井喬/堤清二回顧録」 中央公論新社を読んだばかりだったので、全然個人的には知らない方ですが、亡くなったと聞いて、がっかりでした。


どうして50歳も年上の堤清二さんに興味がわいたのかといえば、やはり巨大なグループのトップでありながら、同時に数々の賞を取る詩人、作家であるという人生を送ったという点です。


証券会社のトレーディングフロアという、白か黒、金を儲けるか失うか、勝つか負けるか、というような単純な世界で10年以上働いていると、そもそも、まわりにビジネスと文化、が共存しているような人はあまりいません。

自分でさえも、敢えて頑張ってバランスをとらなければ、どうしても目先の金儲け(仕事)、で頭がいっぱいになってしまい、夜寝るときも朝起きたときも、仕事のことを考えてしまいます。


それなのに、まず時間的にどうやって両立したの?? そして、精神的にどうやってそれぞれに全力を投入したのか??と疑問がわいてきて、↑の本を読んだわけです。


精神的な両立、というのは、子育てVS仕事、仕事VS書道、書道VS子育て、と私が経験している組み合わせで考えると、それぞれがある意味、それぞれのストレス解消になる、という側面はあるので、

もちろん、セゾングループ社長、と私を比べたって意味は無いと思いますが、

なんとなく、詩を書いているときはそれに集中してリフレッシュになっていたのだろうなと思います。


しかし、時間をどうやって両立したのか、は分かりません。


おそらく、10代、20代での文化的な貯金、がご自身の中にあり、そのうえでバブル景気のなかで巨大化していく経済規模を客観的にみつめながら、詩や小説を書いていたのだと想像します。



セゾンといえば西武デパート、無印良品、パルコ、ロフト、リブロ、色々な新しい文化を持った企画が世の中に生み出され、それ以外にも日本における企業によるメセナ活動の草分けとしての役割を、堤清二さんが背負ったと思います。


結果として経営者としては失敗、という評価もありますが、私は、渋谷という街や、新しい若者文化を発展させ一つの時代を作った方として、大変尊敬しています。



そしてなによりも、全然個人的に知らないこの方に、個人的に大変感謝しているのは・・西洋環境開発をリードされ、すばらしいリゾート地を作られたことです。


東京生まれの私が、生まれた時から今まで、ずーーーっと通っていて、祖父母との、家族での、友人との、そして夫、夫の家族、大切な息子、との美しい思い出を作ってくれたのは、何と言っても、

八ヶ岳の別荘です。

その別荘地をつくったのが、西洋環境開発。


40年前に、どうしたらこんな洗練された、後々まで通用する別荘地を作ることができたのだろうか、とその卓越したセンスと資金力はすごいものだったと思います。


西洋環境開発もいまは無きものですが、とにかく、私の人生を豊かにしてくれたもとをたどれば堤清二さん。



世の中がどんな評価をしようとも、私にとっては偉大な企業家であり、文化人です。




最近、ふてくされています。むっ


というのも、先日行った息子のお友達のお誕生会・・・で、いやというほど色々と見せつけられてしまったから!!ダウン



ときどき会っている、ロンドンに住んでいる私の中高時代の女子友たち、二人。 

二人とも、専業主婦(でも夫の都合で、仕事を辞めて、ロンドンについてきている)で、一人の子持ち。


そういう意味では、「専業主婦」以外のステータスは私も一緒だったのですが・・・・・



先日、一人が妊娠・・・



そしてなんと!お誕生会で会って、元気~?と話していると、なんと彼女も、双子を妊娠!!



先に妊娠したE子に、「Yちゃん(私のこと)も、はやく考えないと、年取っちゃうよ~~~~」 (うるせー!)と2回連続で言われていたので、また言われる、げげ~~~汗と思っていたら、案の定、


E子に「ほ・ら・ね! Yちゃんも早く考えないと!」と肩までたたかれ・・・・・無視しました。ドクロ



それからその二人は、妊娠、出産、あかちゃんネタで盛り上がる盛り上がる・・・・・


私はどっちかというと、もともと男に近い女なので、彼女たちとは出てるホルモンが全然違う・・・といったかんじで、そんな生々しい話題にはついていけず。



そんななか、E子が取り出したのは、メロンパンナちゃんをかたどった、お手製ケーキ!

(ついていけない・・・!)


挙句の果てに・・・二人がその後盛り上がった話題は、「手荒れ」!!

(私の手は全然荒れていない・・・食器も食器洗い機で洗ってるし・・そんなに掃除してないし・・)



妊娠も自家製ケーキも、手荒れ、も全部、女の勲章…で、すっかりのけ者気分になってしまいました。



彼女たちは「だって、私たち、働いてないしさ~~~~」


と言うのですが、働いてたって、子供にケーキ作ってあげられる器用なひともいるだろうし、私のような「ケーキ?買おうぜ」と金で解決しようとする、味気ないお母さんもいるし。


最近、うちの息子に、


「ママは、ママじゃなくて、 マパ。 パパみたいだから。」


と言われてしまいました。

まあ、それならそれで仕方ない。人の価値観はそれぞれ違いますから!


子供を育てている最中だって、色々勉強したり、本を読んだり、新しい人にあったり、そういうこともできるはずだし、できたら、双子にどうやっておっぱいあげるか、とかよりも、今何に興味を持っているか、とかそういう話をしたかったなー。


なんて、色々文句を言いながら、家に帰ってきて夕食のために人参を切っていたら、手がすべってちょっと指を切ってしまいました。

夫には「そうやって、人の悪口言ってるからだよー」とたしなめられる始末。


悪かったなー!!何の勲章もなくてー!

そのうち文化勲章とったるわー!