これまでも、何回か赤い鯉について書いてきたけど、木曜にアドバイザーと共同で研究してる一年上の先輩の三人でミィーティングをした。

内容は、夏の間にすることの確認とauthorshipの順番について。

今セメからデータを集め始めたんだけど、まだやる予定の分析にはサンプル数が足りなくて、引き続き秋学期にもデータを集めることになった。で、その間、今あるデータ(ただ、サンプル数が足りないので、本番でやる分析はできないけど、違う分析で大まかな傾向は調べられる)を調べることにした。

あと、authorshipの順番は、アドバイザーは第三著者になり、もう一人の学生も秋学期から博士論文の準備に入るのであまり時間がないということで第二著者になり、結果、第一著者になった。つまり、ほとんどの論文を書かないといけない。まだ、データは集めてる途中なので結果と考察は書けないけど、イントロと方法の部分は書けるので、それを秋学期までに仕上げることに。



もともと赤い鯉は、修論の研究を去年ここのプログラムでプレゼンした際にでた質問から始まった研究で、トラウマの研究者のいうrumination(反芻:繰り返し考えること)とその他の分野の研究者のいうruminationが同じなのか?ということを調べてる。トラウマ研究者の言ってるruminationは、トラウマ体験の後、コントロールできないし侵略的なruminationを経て、自分の意志でコントロールできる生産的なruminationに移行するっていうことが分かってきてるけど、異なる分野の研究者によると、この逆パターンも存在するらしい。というわけで、赤い鯉では、それぞれの分野の研究者が言ってるruminationが同じものなのかということを調べてる。

ちなみに、トラウマの研究者によってコントロールできる生産的なruminationはトラウマ後に成長体験を促すことも分かってて、そうすると、もしかしたらこの異なる分野の研究者の言ってるruminationも、独自のプロセスで(トラウマ研究者のいうruminationとは別に)トラウマ後の成長を促進できるかもしれない。もちろん、それぞれのruminationが質的に同じの可能性もあるわけで、そうすると、どちらのruminationを使っても成長を促すことができるかも?っていうことを示せる。

個人的にトラウマ研究者の言ってるruminationしか知らず、もう一方のruminationの研究は一年上の先輩の専門らしいなので、一緒に研究をすることになったわけ。

これが、赤い鯉のはじまりはじまり。。。