舘そらみのオトコミシュラン★★★

舘そらみのオトコミシュラン★★★

脚本家・演出家・俳優の舘(だて)そらみが、「毎日会ういい男を紹介する」と始めたくせにほとんど書かないブログ

先日の飲み会で、2017の目標は「5時に夢中!」に出ることに決定した。
どうやったら出れるんだろう。

【映画】 DVD発売中「私たちのハァハァ」
【WEBコラム】 「31にもなって約2週間仕事もせずにXを無心で追いかけてみる」/ 「初めましての恋バナ図鑑」
【劇評】 2月2日朝日新聞デジタル
【掲載】 週刊SPA!「いま、女たちが「都合のいい男」を欲しがるわけ」/LIG「言葉オタクなんです、私」
Amebaでブログを始めよう!

別に更新もしていなかったけれど、ちょっとアメブロに飽きたもんで他にブログを移行した。

http://soramidate.hatenablog.com/

 

今更noteも作ってみた。

体裁が「まるでいい文章書いてる感」を演出してくれて良きね。

https://note.mu/sorami_d

 

どっちかに気が向いたときに書く。

しかし改めて、ブログを書くという行為が、不思議だ。

久しぶりに書こうとしたら、どのボタンから書くのか見つけられなかった。

「入院した」なんて報告してからはや半年。

勿論退院して、それからとにかく元気に生活している。

「入院した」以降書かなかったのは、心配をしてくれた人が発生したことに驚き慌てふためいたから。

そんなことを、前の投稿で追記として書いているけど、改めて今読むと、バカだな…。

秘密裏に、<6日目> までは意気揚々と書いてるくせに、シャバに出たらシャバが楽しすぎて最後まで書くの忘れた。にしても、入院日記の意気揚々としていることよ。(はてなブログに書いてた。http://soramidate.hatenablog.com/

 

ホント、こういうところある。

珍しいことが、大好きだ。新しいこと起こると、すぐ楽しくなっちゃう。

そんな私にとって去年は、ほとんど表に発表しなかったにも関わらず、

ものすごく考え方が変わった年だった。

そんなこと、大みそかの夜に書いていた。

 

*****

 

改めて思うに2016は、私にとって「プロになった年」という感覚だった。

考え方、仕事への取り組み方が思いっ切り変わったと思う。

初めて、仕事として取り組み始めた。

それまで、自分はどれだけ軽い覚悟で物事に取り組み、必要最低限の努力で取り組んでいたのだろうと、痛感した。

勿論必死で頑張っていたのだが。

今までは、たまに本気を出せばよかった。一年のうちでトータル数週間だけ、必死になれば良かった。

でも2016年、毎日必死にならなくてはいけなかった。それは、すごく難しい。

自分を毎日律し、“今日はノらない”なんて言ってられない。

ただ書けばいい、では無い。必ず自分にとって最良のものを出し続けなくてはいけない。

これが、どれだけ大変で、どれだけゴールの見えない永遠に続く日常なのかと痛感した。本当に、今までとは全く違う感覚だ。

だから、これから先の毎日を考えると、相当用意周到に生き、相当努力を重ねていかなければ、この世界でやっていけないと心底感じる。

いつでもベストコンディションで、いつでも他人が面白いと思ってくれるものを提案し書き続けるということ。

そんな毎日を、送り続けるということ。これは、どれほどのものだろう。

どこまで行ったら、それから解放されるのだろう。

解放されない。解放されることなど無い、その道を、私はずっとずっと追い求め続けられるだろうか。それを、今自問自答している。

迷っている、という訳ではない。でも、ビビってはいる。

ビビってはいるから。私が、私にしか生み出せないものを生み出し続ける力が、本当にあるのだろうか。ビビる。ビビるなあ。

そんな覚悟をしっかりして、もしかしたらそれは揺らぐものかもしれないけど、でも、「ま、やってみっか!」と軽い気持ちで言えるくらいちゃんと向き合って受け入れて、2017を始めよう。

いや、何が年末だ、だけど。何が年始だ、だけど。どーでもいいけど。

でも珍しく、休みを取ったから、そして、何も無い温泉地に来たのだから。

ゆっくりと緩やかな覚悟を決めたいなと思う。

 

*****

 

そんな緩やかな覚悟の2017が始まった。

 

*****

1月4日の街を歩く。まだかなりのお店が「謹賀新年」の札を掲げてしまっている。ほとんどのお店が「5日から営業」って書いてある。みんなオープンしちゃうのかー、さみしいなあ。

これくらいお店が閉まってて、これくらい自由にお休みしたりしている感じがいいのに。日常に戻ってしまうのが淋しいなあ。日常ってなんだろう。

この、お正月気分が抜けきれない、街のゆるやかさがこんなにも気持ちが良いのに。次にこんな気持ちの良さを感じられるのはいつだろう…次のお正月か……。また、街がせわしなくなるようだ。ちぇ。

 

*****

本年も、よろしくお願いします。

昨年得た沢山の種を、しっかり花咲かせたいと思っております。

てか、なんか「プロになった」とか言っておいて、ほとんど表に発信出来ていないことが恥ずかしい…一応、色々、映像の脚本とか、書いていたり、ゴニョロゴニョロ。






なんてTwitterで呟いてますけれど…
1週間ほど前から、入院をばしておって、
日記書いた。

入院をしてしまった。1日目。

2日目。戸惑ったって入院生活は始まる。

でもつくづく、去年の入院日記の方が元気で面白い。悔しいこんな元気なの書けない。自分に、負けた…
来年はもっと面白いの書けるかな、って、バカか!バカか!

友人に「あんたホント心配かけんの得意ね」って言われた。
ホントよ。全く、ホントよ。
でも本人的には、心配はしてほしくなくて、笑って欲しいのよ。
だって、ウケる。また入院してやがる。

今一番の関心事項は、なんで私だけフルネームカタカナ。
聞きたいけど、そんなこと聞けない。そんなくだらない事、聞けない。

どこもかしこもカタカナ、なんで。余計変な名前。


お願いですからお見舞いに、仕事ください。


退院後、追記

<心配されることを想定しておりませんでした。ご心配おかけしました>
入院をして、毎日書き連ねてた日記を、少しだけ遅れながら更新していて…



私、心配してほしかったわけじゃなくて…。
心配されるとか、実はポチリとも思っていなかった…。

冷静に考えたら、心配してくださいますわよね。
でも私としては、「入院」なんて非日常に置かれたことがもう興味深くて、
「こんな望んでも実現できない状態を書かずにおられるか!」と、ただただ書き連ねていたもんだったので、心配され得ることを、忘れていました。
なんか、すみません。
そりゃ辛かったし、まだ痛みも続いているのですが、
それよりも何よりも、オモシロガッテおりまして…この体験を何に使えるかとワクワクしておりまして…
なので、なんかお見舞いの言葉を沢山すみません。

入院日記とか書いちゃって、なんか構ってちゃんにうつっていたらすみません。
信じられない量の「お大事に」を頂いて、ハタと目が覚めたのでした。
もう少し経ってから、書いたりすればよかった(そういう問題かな)

ものすごく実り多い入院生活の単なる日記、まだちょっとだけ続きますが、もうあんまり騒がないので、
もしも読んでくださる奇特な方居たら、はてなブログの方で読んでいただけたらこれ幸い。(読んで読んで読んで!)

本当に、「お大事に」をありがとう。優しい言葉をありがとう。
目から鱗でした。
小中高生に、よく演劇を使ったワークショップをしています。
行く学校によって、色々やることは変わります。

でも、私の中で共通しているのは、
「〝これが正しい″なんてことは意外と無いかも。今とらわれている呪縛から、放たれてもいいかもよ」
「そのためにも、想像力を存分に発揮してみようぜ。そしたら見える世界が変わってくるかもよ」的なこと。

本業は部屋にこもって脚本書いたり演じたりすることだけど、
演劇を使ったワークショップはそれこそ私のライフワークくらいに思っています。

あれ?こんなこといつかも書いたなと思ったら、思いを既に綴っていました


開催が迫って来たので。

みんなーーーー!とことん遊んで、この世を謳歌しよーーーーー!
しかも今回は、時間もあるので作品を作って発表までしてしまいます。
作品、作ろうーーーーーー!!面白いやつ、作ろうーーーーーー!!!
参加者、大募集です。

大、募集です。
5日間、ガッツリむっつりやって、作品も作って。
忘れられない、否、一生の宝物になるような、月日を過ごそうぜー!
どちらも、演劇経験不問です。


8月1日(月)~8月5日(金) @豊岡市民プラザ

「中・高生アートチャレンジ」
対象:中学生・高校生。
   5日間出席でき、次のいずれかにあてはまる方
   ・前期WSを受講していること
   ・2015年度までの「高校生のためのアートプロジェクト」の平田オリザWSを受講していること
詳細はコチラ


8月17日(水)~21日(日)@サンポート高松<定員に達しました>
「演劇どっとこむ」

対 象:全日参加できる中学生・高校生
定 員:先着20名
参加費:5,000円
詳細はコチラ


是非に。もしお知り合いのお子さんでいらっしゃったら、誘ってみてくだせえ。
生き生きするよ。せざるを得ないよ。
東京やその他地域でも、やりたいものです。

こんなにガッツリとじゃなくても、短い期間や数時間のWSも喜んでやるし、
学校の仕組みを使ったものもやり様があるので、お子さんと携わる方、気軽にご相談ください。
あ、大人向けでも、全然。大人向けも楽しいです。
AM(アム)という名だたるサイトで、「初めましての恋バナ図鑑」という連載を始めている。
2回目が昨日更新された。
悩んだり相談する時点でその恋は終わってる…35歳美人の妥協できない恋
待ちゆく人の恋バナが聞いてみたくて、ナンパして話を聞くこの企画。まだ一回しか行っていないけど、とんでもなく楽しい。
元々初対面の人と飲むのが大好きで、もうそんな趣向にもぴったりあった楽しき企画であります。
隔週配信なので、読んでみてちょ。

なんて、
なんて、
なんて、
こんなことを言うようになると思わなかった!!!
どうしたダテ、どうしたソラミ!
人間は変わるようです。


ちょうど8カ月前くらいのあるインタビューを受けた際(スポットライトのうらがわ
インタビューしてくださったナッツさんとひゃくいちさんに、「因みにそらみさん、webの記事ってどう思ってます?」とか聞かれて、
私、その時、堂々と答えてた。
「正直、文章が出しゃばり過ぎてあまり好きじゃないし疲れるから、ほとんど読まない」

あははははは、ほんの8カ月前に!
どの口が!どの口が!「出しゃばり」、とかどの口が!
実はでも、この時の気持ちは本当で、もっと言うと、今でもこの気持ちは持っている。
webに掲載されている文章は、ものすごく勢いがある。それはまた同時に、節操がなく映る部分もある。だから私は読者として少し苦手だったし、実は今でも苦手だ。
2記事も読めば、「うー、グイグイ来られすぎて疲れた」となってしまう。ワビサビくれ、行間の沈黙くれ、と感じてしまう。

そんな私が、実は初めてwebに記事を書き始めたのがちょうどこれまた8カ月前くらい。
まだwebで書くイメージが湧かなさ過ぎて、そして日ごろ脚本書いている自分と同じ人間が書くとは思えなさ過ぎて、RAMIなんて偽名を用いて、始めた。
取材したりしなかったり、色々書いた。例えば、
・「泊まれる本屋」に泊まってみたら、場所も時間も忘れてしまった(処女作)
昔ながらの銭湯に、2015年の芸術が宿っていた
【来た!六本木でジブリ博!】圧倒的な職人芸の数々に、テンションが上がるのが止められない!
まだまだ拙い文章だけど、かなりかなり慣れるまで手こずった。嫌、まだ慣れてはいない。

今までも確かに言葉を使ってきたのだけれど、これまで、言葉を「武器」として使ったことは無かった。
ある役にセリフとして話させるにしろト書きにしろ、全てマルっとしたアンサンブルだと捉えていたというか。言葉一つ一つではなく、”言葉の集合体”でどこまで行けるかばかりを考えていた。言葉が私のものではなく、役や世界やつまるところ作品のためでしか無かった。
だから、威力ある言葉ってあんまり用いたことなくて、反対に出来るだけ用いないようにすらしていた。大事なのは、言葉一つ一つが刺さることではなく、言葉によって描かれた役・世界・作品が刺さること。だった。それが、ここ10年書いてきた私なりの、言葉。

でもwebって、言葉が超“武器”だった。
一言一言が、もうソリスト。刺さる言葉が良しとされ、元気ある言葉の集合体。もうグイグイグイグイグイグイグイグイグイ。
言葉を武器として使う、に慣れるまでがもうホントキツカッター。
訳も分からず本気でちょっと泣いた。なんかごめんて。なんか、大事なアフリカで育てた子供を都会の六本木のクラブの真ん中に裸に剣だけ持たせて立たせるような感じで。
泣いて、ヒリヒリしてた。
その世界の中では言葉の使い手は、役でも世界でも無く私でしか無くて、でも私は言葉の威力を直接的には用いないよう用いないようしてきたのに、言葉の威力を最大利用していることに、かなり長いことヒリヒリヒリヒリしてた。
「言葉は人を殺すから、厳重注意」という倫理観と闘って、ビクビクもしていた。

でも、今は、そんな言葉の使い方がとっても興味深い。

今もまだまだwebのノウハウはよく分かっていないし、武器として使いきれていないかもだけど、楽しくなってきたから、楽しい。

大きく楽しくなってきたのは、昨年末のこれ。
31にもなって約2週間仕事をせずにXのことを無心で追いかけてみる
大好きなXへの愛を、思う存分書き殴った。思いを込め過ぎて、毎日気持ち悪くなっていた。
これを経て、webと少し仲良くなれた。毎日毎日書くということ、記事が上がった数分後にはもう反応があるという速度に、驚き惚れた。
あと改めて、私が劇場で一生上演をし続けても絶対に会えないような人たちの目に触れてくれる可能性を、大きく大きく感じた。だって、何万という人が読んでくれるけど、劇場に来てくれる人は一回の公演でせいぜい1000人だ。

そしたら、X記事の縁もあって、AMさんで連載を始めさせてもらった。
応用のきかない恋愛論」と、「初めましての恋バナ図鑑

ってことで、webの世界にお邪魔している。
まだまだ、本人は2記事見るだけでグイグイさに疲れて空を見上げるんだけど(笑)、そんな人間なりにwebというものをステキに思っている。

なにより、この業界に働く人たちは、ものすごく柔軟で聡明な方ばかり(まだ少ししか会ってないけど)。ものすごい情熱と温度で、記事を愛でて発信してくれる。こんだけ柔軟で粋な人たちが揃っている業界はそうそうないのかもしれない。

世界が広がって、嬉しい!!!
てことで、ちょこちょこ書いていくので、
webって、web上の反応で評価されるらしいからさ、読んでちょ。twitterとかしてちょ、シェアとかしてちょ。あああ、こんな言葉、死んでも言えなかったのになああ。今も少し、なんだか、こんなこと言う自分は気持ちが悪い。しぶとい根性。

一気に広がったwebの世界、楽しい楽しい。
たくさんの頻度で文章が書けて、それを誰かに見てもらえるなんて、
この上ない幸せを感じている、昨今。

そんな、webとの付き合い8カ月。