この日は、草木染めを行いました。


染物は、日本の伝統文化を感じさせる奥深いものがあります。

色の微妙な差を楽しむこともできるし、大胆な作業でもあるので、

多くの場面で活用できます。


今回は、①しぼり染め、②たたき染め、の2つを行いました。

しぼり染めには、マリーゴールド、パセリ、チャ(お茶の木)を使用。

パセリは、色が上手く出なかったので、ヨモギやウィンターコスモスなど他のキク科の植物とミックスしました。


たたき染めには、学生が好きな植物をガーデンで採取することに。

季節がら、スプレーギクやパイナップルセージ、メドーセージなどが使われました。

園芸療法の庭から


↑まずは植物採取。この日は、雨。

  お茶の葉を取ります。

  お茶の花がとても綺麗に咲いていたのですが、この雨でくちゃくちゃになりました。


園芸療法の庭から
↑しぼり染めの準備。マリーゴールドを煮出します。


園芸療法の庭から


↑ お茶の葉。

  ネットに入れて煮出します。


園芸療法の庭から


↑染めたい布を入れて、再び煮ます。

  模様をつけるなら、布を輪ゴムなどできつく縛り、部分的に染まらないようにします。



園芸療法の庭から


↑ 媒染液に漬けたあと、水洗い。

  乾かして完成です!



園芸療法の庭から


↑こちらは、叩き染め。

  花びらを布に配置します。



園芸療法の庭から

↑ ラップをかけた上からゴムづちで叩くと、下のように。

  上手くいきました。



園芸療法の庭から


↑ 叩き染めは、実際の花の色と、染まる色が違うときもあり、楽しいです。

左下の布は、赤い花を使いましたが緑に染まりました。


工夫さえすれば、ほとんどの植物が使えるそうです。

簡単に染めようと思ったら、マリーゴールドやベニバナなどを使うとよいでしょう。