天野啓太郎の太陽光でお気楽カーライフ
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カーライフ小話23 さようならランチア



ランチア。イタリアの名門ですが、今消滅の危機に瀕しております。

ランチアが産声をあげるのは1906年

裕福な家庭に生まれ、フィアットのレーシングドライバーでもあった

ヴィンチェンゾ ランチアによって創業。

初期の名車はあの小林 彰太郎御大も愛用しておりました

ランチア ラムダ



1922年に世に出されたこの車。なんとすでにモノコックボディー

前輪独立サス。OHC、狭角V4エンジンという。

先進的なモデルでした。

小林御大生涯このラムダを愛用しており

「現代の交通状況でも難なく使える車だ」とおっしゃっていたとか。

このコンパクトな狭角V4エンジンは1937年発表された

アプリリア、そして1960年代のフルビアなどにも継承されていきました。



どうも、ランチアは先進的で高度な車を出すという点では優れていたのですが

コストは度外視という、技術優先の会社であったようで、

1950年代に一度倒産してしまいます。

 

その後カルロ ペゼンティという実業家に買収され、フルミニア、フラビア、フルビアなどの

名車を世に送り出したのですが、収益性の改善は進まず、とうとう

1969年にフィアット傘下となります。

 

70年代のランチアをストラトス抜きには語れないでしょう。

当時ランチアのラリー部門を率いていたのは後にフェラーリのF1チームマネージャーと

なるチェザーレ フィオリオ

当時30代の若さではありましたが「ルールブックの神」と呼ばれていた彼は

FIAのレース規則を熟読し、

グループ3の量産GTカーの改造版であるグループ4は

グループ3のパワートレーンさえ使っていれば、たとえどんな車でも

400台生産すれば、グループ4の公認が得られる。

という結論に至ったといいます。

これがラリーの申し子ともいうべきストラトス誕生の発端でした。



ワールドチャンピオン3連覇を果たしたストラトスですが、売れ行きは

さっぱりで、総生産台数は500台余りとされていますが、

1975年に生産が完了したものの1978年でも新車が売れ残っていた

との話です。

少々長くなりました。次回は80年代、90年代のランチア

そして、あのメーカーとの経営統合など

いま消えゆくランチアブランドについてお話ししたいと思います。

 

 




引用元:カーライフ小話23 さようならランチア

【名車列伝9 共産圏のVIPカー】

ロールスロイスまでがSUVだすようになって本当の高級車ってのはなにかと考えていたら、そうだあの2台があったではないかと思いだしました。中国とロシアのあの2台。ジルと紅旗。
その昔じどうしゃのおうさまってガキ向け絵本(ボール紙のようにページが厚いお子様絵本)に掲載されていたあの古臭い、真っ黒でデカいいわゆるVIP専用車。
日本でいえばプリンスロイヤル、ちょっと下がってセンチュリーかプレジデントみたいなもんだ。

今でもあるのかと思ったら、ちゃんとありますね。アップデートして。

まずはジル こいつはセダンメーカーじゃなくて、重機とかトラックメーカーなんですね。
最新モデルはどうやら410417というモデルのようで全長なんと6.3メーター、幅が2メーターで7.7リッターでインジェクションのエンジンから400馬力を発生する(あんまり大したことないが)とのことで、車両重量3.5トンの重いリムジンを200キロまで引っ張るというもののようです。最低地上高が170ミリもあるのは何となくかの国の道路事情を反映しているのでしょうかね。

そして紅旗(ホンチーと読むのだそうで)こちらは中国のビッグファイブの一角とされる第一汽車の最高級ラインってことになっているようです。この会社もともとはジルの協力の下で生産を立ち上げたんですね。
その後トヨタやフォルクスワーゲンなどとも提携して、一時期はトヨタのクラウンを生産したり、クラウンマジェスタベースの紅旗を作っています。

最上級モデルはL5と呼ばれるモデル全長5.5メーターで幅は約2メーター超。6リッターのV12を搭載して400馬力。なんとフルタイム4WDだそうです。
写真で見た感じですと、どうもフロント部分はかつての紅旗のイメージ。後ろのほうはロールスロイスっぽいかんじですね。

お値段はなんと1億5000万ぐらいではないかといわれているようです。
かつては自動車ではリードしていたロシアどうもこの雰囲気では完全に中国と逆転されていますね。

この間本で読んだのですが、中国共産党のお偉いさんって、給料はすごく安いんだそうでして。2001年ごろに某要人が語ったところによると年収50万ぐらいだとか(今はわかりませんが)地方議会の議員だって1月でそのぐらいもらってんじゃないかとおもうと、まあこのぐらいの車にでものせてやらなって気も致します。(ほかにいろいろやってますけどね)

ところで世界で一番安いV12エンジン搭載車と思われるトヨタセンチュリーのお値段は約1200万、衆議院議員の歳費は2200万だそうです。

お後がよろしいようで。



 

 

 




引用元:【名車列伝9 共産圏のVIPカー】

【カーライフ小話22 オフロードのロールスロイスかロールスロイスのオフローダーか】

ご無沙汰しております。
最近発見しましたのですが、ついにあのロールスロイスがオフローダー(SUVか)を発表したそうでございまして。
ま、近年ではポルシェカイエンを契機として、ジャガーから、マセラティー、ベントレーなどもSUVをだしておりましたから、はっきり言って時間の問題だったのかもしれませんが、ついにここまで来たかという感じがいたします。あとはフェラーリだけかもしれませんね。
ライバルのランボルギーニは古くはショーモデルのチーター、そして量産モデルのLM002なんてモデルを出して、オフロードには積極的でしたが、もともとがトラクターメーカーですから血は争えないのかも。
それにしても、あの自動車の王様、ロールスがSUVを出すってのは、ロールス史上初めてのことでしょうから、感慨深いものがあります。まあ、いまは親会社はBMですからなんでもありなのかも。

さて、ロールスがそんなものには目もくれず、高級乗用車をひたすらに作り続けていたころは、オフロードのロールスロイスといえばレンジローバーの事でしたよ。
確かに初期型のレンジローバーはその機能的で美しく、クラシックなスタイリング。そして年を追うごとに豪華になっていく内装。加えてオフロードでの驚異的な走破性と乗り心地の良さを高いレベルで実現したエアサス等々。
オフロードのロールスロイスと呼ばれるのにふさわしい車でございました。

そのレンジローバーも70年代のブリティッシュレイランド時代、そしてローバーグループその後BM、フォードとまるで金融商品のように売り飛ばされ続け、ようやく今インドタタの傘下でかつての栄光を取り戻すような車を作り続けております。

さて、ロールスロイスの顧客は、意外と中東の砂漠地帯にいるようですので、このロールスロイスのオフローダーってのは時代の要請なのかもしれませんね。

それにしても、この名前だけは何とかなんなかったのかという気がします。

この車ロールスロイス「仮ナン」っていうんですよね。



 

 




引用元:【カーライフ小話22 オフロードのロールスロイスかロールスロ・・・

カーライフ小話21 最近気になる車

最近気になる車についてちょいと触れたいと思います。

 

1.ユーノスロードスターおよびマツダロードスター

これは1989年に登場して現代まで4代のモデルがあります

それぞれNA、NB、NC,NDの4モデルです。

この車は当初の開発コンセプトを折ることなく、

衝突安全性など現代の車としての、要件を満たすため

信じられないような努力が払われている車ですが、

初代の人気が著しく上がっており、程度の良いモデルに

なると非常に高い値段で取引されています。

ほぼNAとほぼキープコンセプトのNB型も高値で

安定しております。

一方でマツダがFRのボディのベースがなく

やむなくボディーが大型化し、

エンジンも大型化したNCは(ベースはRX8)

は若干人気がないようです。

大型化したとはいえ初代モデルが1トン切るぐらいだったのが

1100キロに収まっているわけで、

はっきり申し上げて相当努力しているのですけれども、

いかんせん新型のND型が1トンを切るボディ

そして排気量も初代並みの1.5リッターとダウンサイジング

しておりまして、NCだけが大型化しているという

印象があるのは否めないのかもしれません。

それにしても、ほかのモデルと比べると割安感があります。

排気量も大きいのでATで普段の足としても使えるのでは

と思っています。

できれば幌ではなくてリトラクタブルトップのRHTがいいですね。

何となくナローポルシェ、930ときて996が不人気で997は高い

ポルシェのような関係を思い浮かべてしまいます。

 

2.日産リーフ

ヨーロッパ、中国のEVシフトでにわかに注目を集める電気自動車ですが、

ハイブリットに比べると盛り上がりにかけ、いままでちょっとマイナーな

路線を歩んでいたように思います。

しかしながら日産は新型を投入しまして、このEVシフトのながれ

に乗ってメジャーになっていくような予感があります。

その一方で、先代モデルの中古は激しく安いです。

どうしても電池の劣化があるということで

中古車は敬遠されがちとの話です。

 

まあそれでも、電池交換が60万ということですから

まあそんなに心配しなくてもいいのではと

思っています。

 

ただ、初代モデルは暖房の方式が後期モデルと

違っているらしく、後期モデルのほうが

電池の持ちが良いそうです。

 

家に充電の設備をつくるのには

10万円程度あればOKのようです(ただし充電時間は相当掛かる)

 

意外と走行の少ない後期モデルでも

下手すると100万ちょっとで売っておりますので

中古が意外とねらい目、先代もでるでは電池の大きさが

2種類あるようですが容量が少ないモデルでも

240キロぐらいの航続距離があるとのことですから、

街乗りしかしないという方には十分では。

カッコがちょっとという気もしなくはないですが、

ランニングコストは軽自動車以下

というのは魅力的。

電池交換が控えてますのでそのコストも

考えなくてはならないですがね。

 

それにしても、EVシフトになったら日本の自動車産業

大丈夫かと心配になってしまいますが。。。。






引用元:カーライフ小話21 最近気になる車

カーライフ小話20 BBSその後、そして46になりました

今年の夏に誕生日を迎えまして、とうとう46になりまして、いよいよ五十路が近くなってまいりました。また、最近はすっかり投稿さぼっているのにもかかわらず多くの皆さまから、誕生日のお祝いのメッセージを頂戴しまして、感謝感激です。すべての皆さんに返信できてないのですが、明日にはすべて拝読し、返信したいと思っております。ご容赦ください。
気が付けば4か月も前に思わせぶりなBBSの投稿をして以来、さっぱりさぼっていたわけでございます。結局のところBBSのセンターキャップは、2個はまあ、健全、残りの2個は割れの部分を削り取り、上からプラリペアをぶっ掛けて修正してみたのですが、あまりにも割れが深いため、ちょっと修正は不可能と判断しまして、ヤフオクで新品購入してしまいました。結局工具や、ケミカルで結局高くついたような感じですけど、まあこういう経験が、後で生きると信じて前向きに。(笑)
思わせぶりな投稿でしたが、このホイールスバルの純正オプションSVX用ホイールです。多分。程度ははっきり言って悪いのですが、掃除から磨き、最後はクリア吹くとこまでやってみようとおもっていて、いろいろ準備進めてるのですが、なんせ片手間なので遅々として進んでおらぬのが実情です。
すでにポンコツを1台購入しまして、懇意の整備工場に入院させているのですが、25年も前の中古国産車に対する認識がはっきり言って甘かったと思っています。わたくしが最初にSVXを購入したのはたぶん平成11年ごろ、平成4年式を中古で購入して、家族の足(?)と自分の趣味に邁進しておりまして、この車で車趣味の醍醐味を知ったといっても過言ではありません。当時はWEB環境も脆弱で、情報交換たって、なんとメーリングリストとかでやってましたが、マイナー車ならではの連帯感と申しますか、打てば響く、って感じで答えが返ってきて、それを参考にいろいろいじってみたもんです。正月三が日丸まるかかって、中古のCDナビとかももつけてみたこともあります。


当時のSVXってのは、国産バブルカーのなかでは見た目は変わっておりましたが、どうも存在自体は地味な車であったように思います。ツインカムではありましたけどターボではない、国産リミットの280馬力でもない、装備は豪華ではありましたが、トヨタとかマツダみたいに派手でない。巨匠ジウジアーロ先生の斬新なデザインも一般受けしていたとは言えなかったと思います。
それでも価格は400万以上したわけですからねえ。これを買うとなるとどういう客なのか。ちょっと疑問符が付く車でした。
ですがね。 高速乗るとよかったんですよね。なんというのか、恐るべき安心感。雨の高速でぶっ飛ばしても、あれほど安心だった車って、あれ以外あったかなあ。と思うぐらいです。
最近海外製4WDスポーツカーに乗って高速走ってみたんですけど、確かに安定感ありますけど、はたしてあのころ乗ったSVXの感動と比べるとどうかなと思ったりするんです。それは私が年取ったせいなのかもしれませんけどね。

ということで、私の購入したSVXはズタボロのポンコツで外装ぼろぼろですし、まあこんなの、市場価値も大してありませんし、こういうのを復元しようとするのは、まあプロの仕事(私はプロじゃないけど)とは言えないのだと思います。

閑話休題
最近、日産のパイクカーを購入したといううら若き女子とお話する機会がありました。結構なお値段で購入されたそうですが、「みんなから購入を反対されたけど、買って良かったと思っている」とのことです。とはいえ、すでに様々故障しているとのことで、ご苦労されているようでした。私は、「まあいろいろ出ると思いますよ、一通り直せば何とかなると思うよ」とお伝えし、私も平年4年のポンコツを復活させるつもりだとお話ししたところ
「それは私の生まれた年の車です」と言われました。
ことほど左様に、人間若者の年でも、車ではすっかりロートルなんですよね。国産20年超もののパーツ調達は予想以上に困難です。
30代のころ、911のレストアしたころはパーツ取得も全く困難を感じなかったのですが、マイナー車、市場価値そんなに高くない、という国産車は再生はかなり困難ですね。
しかしながら、彼女や、私(いっしょにするなってか)のような好事家がいないと、いつでもあると思っていた、「あの車」がどこにもないってことにもなりかねないのではないかって自分に言い聞かせていたりするのですが。




引用元:カーライフ小話20 BBSその後、そして46になりました
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