ホットイナズマの効果 | ガラガラヘビがやってきた

ホットイナズマの効果

昨日の続きです。
R32 GT-Rにホットイナズマをつけたらどうなるか?
狙い通りバッテリー上がりの防止に効果があるか?


結果
・特に低速時においてシフトアップ時のつながりが滑らかになった
・電圧の安定
・エアコン利用時のノイズ低減
・バッテリーのもちは、今のところ体感できず(むしろ逆効果か?)
・燃費は微改善か


まずシフトアップのフィーリング変化については、我が家のGT-Rの場合MTのクロス化と諸々の事情からECUの現車合わせを行っていないこともあり、低回転域が厳しいのだが(2,000回転以下は使えない)、街中でのノロノロ低速運行では回転を上げにくく、周りの流れに合わせようとするとどうしても1速から2速へのシフトアップで本来欲しい回転域まで引っ張り難い。1速で粘ってもよいのだが、挙動変化の点から多少厳しくても2速を使いたいというのが本音である。
で、回転が足りないところでシフトアップするとどうなるかというと、皆さんご存知の通りグズルわけですが、ホットイナズマを装着してからはこのグズリがやや減少している。またシフトアップ後2,000回転を割らない程度であったとしても、一時的な回転落ちからトルクが盛り返すまで、一呼吸入ってしまうところがホットイナズマ装着後はかなりスムーズに加速に移れている。この点は乗り味の点でも変化が大きい。

電圧についてはR-VITでの表示だけが頼りだが、おそらく通常のR32の場合0コンマ数vの電圧変化を拾っていると思うのだが、イナズマ装着後はほぼ0.1vの範囲に収まっている。

またエアコン使用についても、さすがにこの年代の車でのエアコン使用は負担が大きく、エンジン音の変化からも感じ取れるのであるが、イナズマ装着後は電圧の安定化が功を奏しているのかエンジンの回転量変化幅が減少しているようだ。ただパワーロスについては体感できるほどの変化はない。

明らかな変化として感じ取れた部分は以上の点であるが、すべて電圧の安定化によるところであると推測してよいであろう(テスターは持ってないので)。エンジン回転数の変化や電子機器の利用による電気の需給バランスをとるという意味ではコンデンサチューンは効果が体感できるお手頃な方法ではないだろうか。



そのほか狙いであったバッテリーのもちについてであるが、実は装着後2度ほどバッテリー上がりを起こしている。ホットイナズマ自体が消費するLEDがそれほど大きな容量を消費するとは考えにくいものの、設置後にどうもバッテリーもちがよくないのは事実である。ただし、イナズマ設置時に新品の日産純正バッテリーも同時交換しているので、もしかしたらこいつが原因である可能性は否定できない。夏の暑い時期であったことから自然放電の影響や、低走行であったことも考慮して、もうしばらく様子を見ることにする。まずはバッテリーを交換前のものに乗せ換えた。

また燃費については、夏場でのエアコン使用、街中中心、大渋滞の高速道路数時間(約100キロ)の条件で、カメウチ21製Super-Fuse&E-Driveとの併用で、7Km/1L程度。このご時世に褒められる数字ではないが、同条件では何もしないと6Km/1Lを割ることもあることを考慮して、及第点か。


以上簡単な感想ですが、いまだにネット上でもこの手の製品については誹謗に近いものが多数ありますし、明らかに胡散臭い製品も見受けられるのも事実です。
絶対信じない人は何言っても信じないでしょうし。
自動車会社がやってないのだからという人もいますが、結局今の車は採算性の面から多くの部分で自社基準を満たしていることのみが品質基準であり、最良の手を打っているわけではない。これは工業製品には総じて言えることですがね。

まあ何にしてもやってみないとわからないのも事実ですので、その観点からいえばアーシングやコンデサチューンは明らかに効果があると個人的には断言できます。
興味がある人、電気の知識がある人は自作してみるのもよいかもしれませんね。