冷たい雪の舞い落ちる中、バスは羽生イオンモールに到着。


広大な駐車場のなか、延長280m、3階構造の建物がそびえる。


まるで陸に浮かんだ豪華客船といったところ。


営業時間前であるので車はまだ少ない。


ゼネラルマネージャーを含め4人の社員さんのお出迎えを受け、会議室で概要を聞く。


敷地面積23万2千㎡、店舗面積8万8千㎡、テナント数200店舗。


駐車場5000台、従業員約2800人。


敷地は埼玉県企業局が産業団地として造成してあったものを20年賃貸契約で使用。


昨年11月にオープンした県内最大級の商業施設。


正月三が日で約28万人の来客があったとのこと。


県内はもちろん、都内からのお客がかなりあったとのこと。


一通りの説明をうけ店内を案内しtもらう。


広い通路を挟み両側にテナントが並ぶ。


通路の床に、案内標識がある。


通路が長いので現在地を知らせるため。


両妻側に核となる大型テナントが入っている。


銀行・医者・映画館・スーパー・飲食店、ありとあらゆるお店が並ぶ。


3階建ての商店街である。


・・・・


川島に計画中のモールは敷地面積40万㎡。


店舗面積10万㎡。


羽生以上の規模のようである。


地権者の同意は終了。


昨年の議会にも地主会から推進の陳情が出ている。


3月インター開通、そして来年のには工業団地がオープン。



さらにイオンモールが実現すると、川島は大きく変貌するだろう。


貴重な農地を破壊してできる施設が、砂上の楼閣とならないことを願う。


私たちの決断が、子や孫たちに評価してもらえるような結果を残せることを祈る。


そしてそのために全力で働かなければならない。




モールを出る。


私たちを乗せたバスは、いつの間にかいっぱいになった駐車場を抜け、降りしきる雪の中、次の研修地へ出発した。