眼瞼下垂手術後の内服処方について

 

これまで、手術後は抗生物質と痛み止めが処方されてきましたが、最近は校正物質の処方は少なくなってきました。

 

私が行う眼瞼下垂の手術では 術後の痛みのための痛み止めだけを処方しています。

 

時々、「抗生物質が処方されてありませんでした」と患者様から言われることがあります。

 

抗生物質は本来、傷が感染した場合に傷の部分の細菌を判別して、その細菌にあった抗生物質を処方するのが正しい医療です。


しかし、抗生物質を細菌の種類に関係なくむやみに処方し続けると、その薬が利かない耐性菌を生み出してしますことがあります。

 

現に、多くの抗生物質に耐性を示す多剤耐性菌、特にメチシリンが効かないメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が発生し社会問題となりました。


日本では、これまで 病気になる前から予防的に抗生剤を処方されたり、感染の原因である細菌が確定される前に、おそらく効果があるであろう抗生物質が処方されることがありました。

このような風習が感染の予防のために手術後は抗生剤を飲むという考えを患者さんに植え付けてしまいました。

 

私が行う眼瞼下垂の手術後は痛み止めだけを処方していました。


しかも、まぶたの手術後はそれほど痛みがありませんので、実際に飲まれている方は少ないと思います。
ただ、就寝前には意外と痛みを心配される方もおられますので、その時だけは飲まれるように説明したいます。

 

薬は必要な時だけ服用されてください。

 

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新潟眼瞼下垂治療センター

 

 

 

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最近、「ためしてガッテン」「世界一受けたい授業」などで「眼瞼下垂」の特集が組まれています。

そのおかげで、これまで老化現象と考えられてきた

 

1)まぶたが下がってきて視野が狭くなってくる

2)いつも眠たそうに言われる

3)おでこシワが多い

4)まつげと眉毛の間が離れている

5)まぶたが下がるに伴って頭痛や肩こりが起きてくる 

 

などの症状が眼瞼下垂が原因であることを知って「ご自分も眼瞼下垂」ではないかとの問い合わせも増えてきています。

その問い合わせの中で多い7つの項目についてお答えします。

 

Q-1.眼瞼下垂を心配していますが。その場合健康保険の適応になるのでしょうか。

 

A.眼瞼下垂は一般には健康保険で治療が行われています。しかし、それには一定の基準があり、実際に診察を受けられないと判断できません。治療費は3負担では両方で45000円程です。この他に血液検査代が3000円程必要です。

関連事項→眼瞼下垂手術は健康保険で受けられるとのことですが、具体的な金額を教えてください。

        眼瞼下垂が健康保険適応なるか教えてくもらえますか?

 

 

Q-2.診察当日に手術が受けられますか。

 

A.診察当日の手術は行っておりません。理由は

1)眼科での診察が必要

2)感染症の血液検査の結果が出るのに4~5日必要

3)手術は両側で1時間30分を予定していますので、当日の手術には対応ができない

4)手術についての説明を十分にしておりますが、それでも疑問や質問を持たれる場合もあり一旦考えられる時間が必要と考え、当日は手術は行わないようにしています

 

なお、眼科を受診されて来院された場合は、診察当日に手術日の予約が可能です。また、同日血液検査も行いますので、次回は手術日となります。

 

Q-3.手術当日の詳しい過程を教えてください。

 

A.手時間術は90分程で、手術後は30分患部を冷却し、その後帰宅していただきます。

痛み止めを処方しますので、痛みがあればお飲みください。

手術当日は シャワーや入浴および洗顔はできません。

関連事項→手術中に痛みはありますか?

     手術時間はどれくらいでしょうか?

     手術後の痛みはどの程度でしょうか?

     手術後注意することはありますか?

 

Q-4.手術後当日から入浴は可能でしょうか。

 

A.手術翌日に受診していただき、患部の確認をします。

この日よりシャワーは可能ですが、洗顔は手術3日後より(月曜日に手術の場合は木曜日)可能です。

関連記事→シャワーや入浴はいつ頃から可能でしょうか。

 

Q-5.手術当日から飲酒は可能でしょうか。
 

A.お酒は手術翌日より問題ありません。飲み過ぎは注意です。

関連記事→お酒の好きな眼瞼下垂症の患者さんの手術後の禁酒期間は?

 

 

Q-6.人に会う仕事をしてるのですが、手術後の腫れが気になります。手術後何日頃から人に会うことができますか。

 

A.手術後の腫れは、まぶたの状態によりかなり個人差があります。通常、10日ほどである程度落着きますが、気にならなくなるには1か月は必要です。ただ、職種にもよりますが、ほとんどの患者さんは2日目より仕事を始められています。

また、人に会われる場合は、「眼瞼下垂の手術を受けた」と患者さんは言われているそうです。

ただ、とても気になられる方は 4~5日休まれるほうよよいかと思います。

関連し記事→手術後の腫れはどれくらい続きますか?

       手術の翌日から仕事に行っても大丈夫ですか?

 

Q-7.手術部分の傷はどのくらいすると目立たなくなりますか。
 

A.手術部の傷は、5か月程は赤く、その後白い傷跡になります。傷跡は消えることはありませんが、瞼の皺に沿って切開を加え、かつ軽い二重を作成しますので気にされる方はほとんどおられません。

関連記事→傷あとは残りますか?

 

比較的多い7つのご質問にお答えしました。

 

 

また、これ以外の疑問をお持ちの方は、下記のメールにてご質問ください。

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お酒の好きな眼瞼下垂症の患者さんの手術後の禁酒期間は?

 

土地柄もあり、男女問わずお酒の好きな患者さんが多いです。

 

眼瞼下垂の治療はまぶたのみの治療ですので、体は当然健康です。

そこで患者さんの関心の多い質問が「手術後いつからお酒が飲めますか」です。

 

入院治療の場合は禁酒ですが、外来手術では自宅で過ごすため患者さん自身の管理にお任せすることになります。

 

当センターでは 眼瞼下垂症の治療後の飲酒につきましては 手術から3日~4日は禁酒をお願いしましています。

 

理由は
1)瞼は血管が豊富で出血が他の部位に比べて多い


2)手術部の傷は一見止まっているようにみえても、術後1日程では完全に止まってはなく、少しの刺激でも出血しやすくなります。


3)お酒に含まれているアルコールは血を止める血液凝固系である血小板凝集を抑制する(血液をサラサラな感じにする)ため、出血傾向がになると言われています。

 

などが考えれられます。

 

お酒好きな方に長い間禁酒を強いるのことはできませんが、手術後は3~4日は禁酒をお願いしています。

 

一旦出血すると禁酒の期間はさらに長くなります。
手術3~4日後からはお好きなお酒をお飲みください。

 

 

 

 

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眼瞼下垂の挙筋腱膜前転術後に一過性の目の調節障害がみられることがあります。


最近も38歳の男性の患者さんで、両側性眼瞼下垂の手術後に経験しました。

 

この患者さんは手術後1週間の検診で「左目がぼやける」との訴えがありました。

手術翌日は両方に目に同じ症状が現れたそうですが、右目は徐々になくなり、左目がまだ少し「ぼやける」とのことでした。

 

すぐに術前検査をお願いしていた眼科を受診してもらったところ、「一過性の目の調節障害」との診断で点眼薬の処方していただきました。症状はしばらくすると改善するとのことでした。


私たちが物を見るときは、目は水晶体(カメラのレンズのような働きをする)の厚さを調節してピントを合わせています。

 

この調節にかかわっているの筋肉が「毛様体筋」で、水晶体を引っ張ったり緩めたりする働きがあります。


遠くを見るときは、毛様体筋が緩まり、水晶体を薄くしてピントを合わせます。
一方、近くを見るときは、毛様体筋が収縮して水晶体を膨らませてピントを合わせます。

私たちの目はこれらの調節機能を自動で行ったいます。

 

ところが、眼瞼下垂症の患者さんは、上まぶたが下がっているために視野が狭く目を細めてみる傾向があります。


手術後はこれらの操作が必要でなくなり、自然に物を見ることができるようになります。

 

このため、長年行ってきた操作から本来の調節機能に移行する一時的な期間に「ぼやけて見える」症状が現れると考えられています。

 

ただ、この「ぼやけて見える」症状が、他の原因で起きていないかも調べなければなりませんので、術前検査をしていただいた眼科をすぐに受診していただいます。

 

常に、私と眼科医とのキャッチボールを大切にしている理由がここにあります。

 

 

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眼瞼下垂の患者さんの中には 集合写真を嫌っている方がおられます。

 

私が眼瞼下垂の手術を行った患者さんの一人は 「最近、集合写真が嫌いでなくなった」と言われました。

 

スマホの発達で今では簡単に写真を撮ることができるため 特別のことがない限りはカメラマンにお願いして集合写真を撮る機会は多くありません。

 

それでも、結婚式 正式なお祝いの時などは集合写真がつきものです。

 

手術を受けられた方は、写真を撮られるたびに カメラマンに「そこの方 顎引いてください」と言われのが嫌でたまらなったそうです。

 

その方は、公の場に出席しなければならず、また 写真ではいつも下段の中心の位置に座らされるそうです。

 

通常、集合写真は階段式で撮られますが、上段の方は下を向いてカメラを見ればよいので眼瞼下垂の患者さんでも特に問題はありません。

 

しかし、この方のようにいつも下段の中心近くに座られると、カメラに目線を合わせようと顎を少し上げてしまいます。

それが カメラマンには かなり顎が上がっていると見えるのです。

 

しかし、手術後は上方の視野が広くなりその必要がなくなったを喜ばれていました。

 

また、顎を上げる必要がなくなったため、首の後ろの痛みや肩こりも軽減してと言われました。

 

集合写真で「顎を下げてください」と言われる方は、眼瞼下垂の可能性があります。

 

気になる方は 形成外科や眼科にご相談ください。

 

 

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