■まず前提として、法科大学院は大学院でありますので、「大学卒業(あるいは卒業見込み)」が、受験資格として要求されます。

よって、高卒は大卒ではないので、ローの受験資格はありません。

しかし、「個別の入学審査により、大学を卒業したと同等以上の学力があると認めたもの」に該当すれば、大学を卒業していなくても、ローを受験する資格を得ることが出来ます。

したがって、高卒がローを受験するには、(通称)事前資格審査を受ける必要があり、それを突破する必要があります。


■では、高卒が事前審査を突破することは可能か。

答えは、多分不可能

経歴を誤魔化していたわけではないけれど、僕の最終学歴は大学中退です。

大学入学後、一桁くらい単位を取って退学しました。

ブログでは大学在学時の事も記事にしていますが、ブログランキング(?)には「高卒」と記入しているはずです。

一般的には「最終学歴」といったら「卒業」あるいは「修了」を指す、というイメージから「高卒」と記入しました。

ですので、誤解している人がいたらすみません。


■で、事前資格審査の件に話を戻しますが、高卒ではまず無理です。

書類すら受け取ってもらえません。

大学中退の僕ですら、書類を受け取ってもらえないローの方が多かったです(僕の取得単位数の問題かもしれませんが)。

事前資格審査に通らないのであるから、受験資格が無く、ロースクールに入学することは不可能です。


■参考として、僕の事前資格審査の結果を発表します。

提出した書類は、ローによってバラつきがありますが、予備試験短答合格(4桁順位)、適性試験(200点over)、TOEIC725点の3点は全てのローに出しました。

その結果、

上智×
学習院○
青山学院○
日大×
専修×
獨協×
東海×

という感じです。

僕が入学する可能性のあるローは未記入です。

もちろん特待生合格しました(荒さないでねw)w

東海ローが俺を落とすのがイラっときましたがw、まあ許しましょうw

学習院様には感謝感謝です。

肩書きにとらわれず、「開かれた学校」という法科大学院の理念にのっとって審査をして頂いた。

とてもありがたかった。


■で、僕から高卒の方にオススメすることは、大学に入ることです。Fランでも構わないと思いますが、出きれば大東亜帝国あたりより上。

「大学に入学できる力があるかどうか」というのを一つのメルクマールとしていると言ったロースクールもありました。

日本の大学は、入学するのが難しく、卒業するのは簡単、という設計ですので、基本的には大学に入学できる学力=大学卒業と同等程度の学力、とみてるんでしょうね。

お金の心配とかもありますが、大丈夫!

ローに入ったらもっともっともっとかかるから!w

大学に在学しながら予備試験を受けながら法科大学院を受ける。

予備試験に受かったら、大学には在学しながら(大卒の肩書きを得るため)司法試験を受ける。

法科大学院に受かったら、大学は退学し(ロー行っちゃったら大卒の肩書きはあんまりいらない気がするから)、ロー在学中でも予備試験を受ける。

これが、僕の考える、最も無難な選択肢ではないかと、今の段階では思います。

以上。