私は、冷静に話すつもりで口を開いた。
「今ゆみ(仮名 真ん中の妹)から電話があって、母が・・・・」
電話で聞いた事を話した。
パパちゃんは黙って聞いていた。
続けて私は、何故早く自宅に帰ろうと思ったかを話し始めた。
「“3人目からは、そっち(自宅)で生んで頑張りなさい。そこまで甘えないで!3人目は面倒見ないから!”って妊娠が分かった時言われて・・・でも、この辺産婦人科が無いから・・・無理言って里帰りしたけど・・・」
「検診の時に帰った時すら、“明日までの辛抱だわ!明日パパちゃん迎えに来るのよね?”とか言われたの・・・。」
そこまで話すと、
私は冷静に話せなくなっていた・・。
。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
私の目から再びボロボロと涙が零れ、喋る事が出来なかった。
そんな私にパパちゃんは、冷静に話してきた。
「それで?どうしたの?泣くなよ・・・。」
私は、泣きながら必死で話した。
「で、“予定日を過ぎても中々生まれないし、早く開放されたいのに!”とか“生活ペースを乱されて、休んだ気がしない!”とか“可愛いけど、疲れる!だから子供達早く寝かせて!”とか散々言われ続け、自分の実家なのに居場所が無い感じがして・・・」
そこまで話すとパパちゃんが口を開いた。
「そりゃそうだ。自分の実家でそんな事言われたら、居場所が無いって思うのは当たり前だよ!」
「で、一応帰る事は話し合いしたんだろ?」
「うん、話し合ったよ。ただ母は帰る事に納得をしてなかったみたいだったけど、
そんな事言われたから帰りたいとは言えないし・・・そのまま帰るって言ったんだ。
弟も近くに居たから、チャント話し合いしてる事は知ってるハズ・・・。」
「でも、本人は聞いてない!の一点張りなんだろ?そこをグチグチ言ったって、しょうがないし、とにかく一度話し合った方が良いだろ・・。」
「そうなんだけど・・・・。」
「大丈夫だって、俺だってバカじゃない!謝って向こうの気が済むんだろうし、俺はひたすら謝るから。変な事は言わないよ。」
「ただ・・・・お前が心配だ。変な事言ってまた怒らせるなよ?」
「うん。説得出来ないまま帰った事は私が悪いんだし、それは謝る。けど、向こうが良く分からない事言ってきたら、私は自分の思いを告げるつもり。そこは引かないから!!」
「分かった。」
母と私が幾度と無く衝突して来た過去を知ってるパパちゃん。
だから、母の気まぐれサンな性格も知ってる。
でも、母は外面が良いと言うか・・・・
パパちゃんの前でそんな気まぐれサンを見せた事が無かった。
ばぁちゃんの時と今回の事・・・・
私はパパちゃんのドコを見て来たのだろう・・・?
話せば、必ず力になってくれる存在が隣に居るのに・・・
私は必ず1人で抱え込む・・・。
話しがこじれにこじれて、どうにも行かなくなった時
初めてSOSを出す。
一番厄介な所で・・・・。
щ(゚ロ゚щ) オーマイガーッ!!
普段のパパちゃんを見てる限り、こんな話をしたら・・・
①ブチ切れる!
②相手と接する時態度に思いっきり表す!
③イツ相手に暴言を吐くか・・・
最後は収集付かない大惨事!!
(||゚Д゚)ヒィィィ!(゚Д゚||)
それが脳裏に浮かぶ・・・・。
後は、私の見栄なのかも知れない・・・・・・
幾ら酷い事を言われても、私の身内・・・・。
パパちゃんには良く思って貰いたい。
そんな見栄が邪魔をしていたのだろう・・・。
普段は、頭に来る事をしてくれるパパちゃん・・・
しかし、必ず私のピンチの時は助けてくれる。
(ヤダ!!私だけのスーパーマン?!!)
私はもっとパパちゃんを信じなきゃいけない!
本当にこの人で良かった♪
と確信する。
こんな事が無いと強く確信出来ない私は、
相当大バカだ・・・・。
ε-( ̄ヘ ̄)┌
次の週末、実家へ泊りがけで話し合いをしに行く事を決めた。
「話したい事があるから、泊まりに行くから。」
そう母に電話した。
週末までどう話しを切り出し、どう話すか・・・。
そんなシュミレーションを頭で考えながら、週末まで過ごした。
そう・・・・
母との直接対決に向けて・・・・・・