『 手品セット Part2 』 | Going My Yeah!

Going My Yeah!

『 Going My Way 』 我が道を行く

を勝手に変えて

『 Going My Yeah! 』 我が Yeah! をゆく みたいな(笑)

とにかく 楽しく楽しく 『 Yeah! 』 って感じで 生きていこうよ をモットーに

日々思うことを 超適当に書いていきまぁ~~~~す (^^)ノ

昨日に引き続き 『 手品セット 』





何としても欲しい
きゅっ きゅっ と こするだけで どんどんお金が出てくる
『 何処にでもありそうな棒 』
なのですが
もう その時の私の目には
完全に 『 魔法の棒 』 でしたね^^
あの棒さえあれば。。。。。。。。
もう 漫画のように 頭の上に モクモクと 色々な妄想が。。。。。
全力疾走で家まで走りましたね~~~~~~~~~~^^
風よりも早く^^
欲しい物を 『 買って 』 なんて 言える感じではない家だったのですが
これを手に入れれば。。。。。。。。。。。
この棒さえあれば。。。。。。。。
俺もお金持ちやし いっぱいお金手に入れて みんなで分けて。。。。。。。。。
そう思うと なんて言って買ってもらおうか 必死で考えましたね^^
でっ 辿り着いた考えは。。。。。。。。。。。。。。。。。
帰ってすぐに宿題に取りかかり
ちゃんと終わったのを見せてから 言ってみる でしたね^^
普段の私は 学校が終わると 
玄関に到着する前に ランドセルを外して
ランドセルを手に持ったまま走って
家に到着するなり
玄関から ランドセルを家に放り投げて
『 遊びに行ってくるわぁ~~~~ 』
と 走り回っている子供だったので
親からは 『 チョロQ 』 と呼ばれていました^^
 
『 チョロQ 』 今でも 売っている ゼンマイで走る 小さな車のおもちゃです^^
学校から 家まで ゼンマイ巻いて帰ってきたと思ったら
家にランドセルを 放り投げたとたん 何処に走っていくか解らないから と言うことらしいです^^
 
 
 
 
がっ。。。。。。。。。。。
 
 
 
 
その日ばかりは違いましたね^^
普段は そのまま遊びに行っていた私が
帰ってすぐに宿題をする
きっと ビックリされるだろうけど
これなら 効き目はあるだろう。。。。。
よし この作戦で 決定^^
そう思った頃には 家に着いていました^^
家では 母親が 掃除機をかけていた光景も いまだに憶えています(笑)
その時の宿題も 忘れもしません
『 お父さん お母さん に 戦争について聞いてくる 』 だったと思います^^
 
 
 
 
家について 半分転がりながらのような勢いで
ランドセルから 宿題のプリントを出して
息を切らせながらも 
なぁなぁ 戦争ってどんなん? なぁなぁ^^
なぁ~~~~~~~~~~ 戦争ってどんなん????
なぁ~~~~~~~~~~~~ってばぁ~~~~~~~~~~~~~ (><)
 
 
 
 
 
もう 早く宿題を終わらせて 
あの 『 魔法の棒 』 を 自分の物にしたい一心で
走って帰ってきて 息は はぁはぁ 言ってるし
もう 必死でしたね^^
その時の宿題が 算数の計算問題とか 漢字の書き取りなら 自分で出来たのですが
『 聞いてきなさい 』 という 何とも 一人では出来ない宿題。。。。。。
 
 
 
掃除機をかけている 母親にまとわりついては
なぁ~~~~~~~~~~~~~ なぁ~ってばぁ~~~~~~~
なんて聞いても
母親にとっては 掃除の邪魔 (笑)
全く相手にしてくれず。。。。。。。。。。。。
『 はいはい 後でな 』 
とか
『 お父ちゃん 帰ってきてからな 』
などと言うのですが
私にとっては 1分1秒
早く宿題を済ませて おねだりして。。。。。。。。。
 
 
 
 
家に帰るまでの 頭の中だと
『 家に帰る 』 → 『 かしこく宿題をする 』 → 『 おねだりをしてみる 』 → 『 許可が下りるかも 』 → 『 買いに行く 』
のはずが
『 家に帰る 』 → 『 何とかして宿題を終わらす 』 → 『 必ず許可が下りる 』
なんて 訳のわからない 甘い考えに変化していました^^
そうなると
何とかして 宿題を終わらせなければ。。。。。。。。。。。。。。
となっちゃうんですね^^ 
 
 
 
 
 
相手にしてくれない母親に きぃ~~~~~~~~~ ってなってきて
『 掃除機のスイッチを切ってみたり 』

『 掃除機の行く先に 寝転がってみたり 』
最後には 訳がわからない 行動を取り始めてましたね^^
母親は
『 遊びに行っといで 』 とか
『 そんなとこおったら 掃除機で 吸いこんでまうで~~~~ 』 
とか 負けじと 訳のわからない事を言ってくる始末
もう そうなってきたら
母親と 対決している感じ(笑)
『 宿題をする 』 とか 『 100円 ねだる 』 なんて話は何処へやら
 
 
 
 
 
 
 
 
でっ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
 
 
 
 
 
 
 
とうとう私は 泣き出してしまったのでした (笑)
いきなりの 私の涙に やっとこさ
いつもと違う空気を感じたのか
掃除機のスイッチを止めて
『 どないしたん? 』 と 近寄ってきた母に
『 はよ宿題せな 手品のセットがな~ お金持ちになるねん (;;) 』

と 訳のわからない状態に(笑)
泣きながら それまでの経緯を 話してみると
普段なら 絶対に貰えないはずなのに
泣いていたせいか
あまりに必死だったせいか
『 しゃぁ~ないなぁ~ 早よ行っといで 』
と くれたのでした 100円を ^^
その瞬間泣きやんで
貰った 100円玉を 握りしめて
帰ってくるときの 何倍もの早さで
走りましたねぇ~~~~~~~~~ おじいさんのもとへ ^^
もう 走りながら 何も考えられないぐらい 必死で^^
 
 
 
 
 
 
 
 
 
でも。。。。。。。。。。。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
  
辿り着いたときには。。。。。。。。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おじいさんは 手品のように消えていました(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
遠い 遠い 昔の話なのですが
あの 『 手品セット 』 の からくりも
本当に あれが 『 手品セット 』 だったのかも
未だに解りません (;;)
あの時よりは お金持ちの私(笑)
今なら あの 『 何処にでもあるような 赤いリボン 』  『 何処にでもあるような 棒 』
1万円でも 欲しいですね^^
2セット買った 同級生の彼に電話して 『 タネ 』 を聞きたいところですが
彼は 『 手品セット 』 すら覚えていないかもしれませんね^^
きっと 驚くほど ちゃっちい 仕掛けなのでしょうが
私にとっては 忘れることの出来ない 『 手品セット 』 です^^
 
 
 
 
 
 
 
なんだか まるで 教訓のような話になってしまいましたが
欲しい物があったり
成し遂げたい何かがあっても
そのもの自体よりも そこに辿り着くまでの過程が 大事なんじゃないでしょうか?^^
結局 後から思い出して
良い思い出になるのは 一生懸命に頑張った過程 だと思います(笑)
とっ 良い思い出で締めくくろうかと 思ってみても
やっぱり欲しいな~~~~~~~~
あの 『 手品セット 』 と 『 インチキ臭い おじいさん 』 とセットで(笑)
 
 
 
 
 
 
実家の私の部屋には そういった 想い出付きの 宝物が沢山あって
どれ一つとっても
それにまつわるお話しがあるのですが
嫁っちに 新居に持ってくることを 許されず
実家に 眠っています ^^
いつか 家を建てたら
庭に 『 秘密基地 』 を作って 宝の山に囲まれて ビールでも飲んで
嫁っちの理解できない 空間で 酔いしれてやろう(笑)
P・S
こんな話は まるで 昭和の初めのような感じですが
私は まだ 33歳になりたてホヤホヤです^^