こじつけ On the road
「ビート」もしくは「ビートニク」という言葉を知ってるだろうか?
「ドロップアウト」という言葉を生み出した連中だ
1950年代半ばのアメリカ、希望しか見えないような黄金時代に、激しくNOをつきつけ、ハードバップジャズを聴き、旅をしながらポエトリーリーディングを行い、気ままに破滅的に生きていくという、まさしく社会の輪からドロップアウトするカッコいい連中のことだ
ヒッピーの元祖みたいなもんで、もっともっとカッコよかったんだよね
大好きなウイリアム・バロウズなんかは、ジャンキーの果てに「ウィリアム・テルごっこ」をやって奥さんの脳天を銃で撃ち抜いて殺し、南米に逃げては幻のドラッグを探し、モロッコに移り、「裸のランチ」を書き一躍有名人になった
晩年はYMOやクラッシュの曲とか、ニルバーナのカート・コバーンのソロシングルなんかにバロウズ自ら詩を朗読したり、俺の大好きな映画「ドラッグストアカウボーイズ」やナイキのCMに出たりの滅茶苦茶な人生をすごし、ロック界のアイドルみたいな人だった
バロウズは極端だが、まあそんな生き方をした連中のことを「ビートニク」と呼んでた
俺も当然奴らに憧れて、何でその時代に生まれなかったんだろうなんて想ったりしてた
そしてスノーボードをやってる今、俺が思うに、季節限定ではあるけど、スノーボーダーって「ビートニク」にかなり近い生き方をしてるんじゃないだろうか?
今わかった
おれがスノーボードに惹かれるのはそこだな