※1周目は黒鷲の学級を推奨 FE風花雪月 攻略と感想15 | 司法書士のゲームブログ

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3周目、黒鷲の学級を教団ルートでクリア。いややっぱり1周目は黒鷲の学級を選んだほうがいいだろこれは

 

 

教団ルートはエーデルガルトを倒して終わりではなく、その後2章使って闇に蠢く者との決着と、レアが隠し続けていた主人公に関する重要な秘密が明かされる。これだよこれ。ここまでやって風花雪月という物語は初めて完結だろう。ここまできちんと描くのが最低限の義務である。青獅子ルートではなんでここまで描かなかった?

 

まあ、そう言いつつも理由は分からなくもない。ディミトリにとって最も重要な相手はソロンでもレアでもなく、エーデルガルトである。青獅子ルートではディミトリとエーデルガルトの因縁をストーリーの主軸に置き、その決着まで描いてしまったらその後の展開は蛇足になると考え、あえてソロンやレアに関する描写を省いたのだろう。それなら青獅子ルートでエーデルガルトをラスボスに据えたのも頷ける。しかしこれは、黒鷲ルート→青獅子ルートで順番が固定されているならの話である。

 

言うまでもなく本作の攻略順序は自由であり、1周目から青獅子ルートを選んだ自分のようなプレイヤーも何割かはいるだろう。そうした結果、1周目ではエーデルガルトの目的は分からず闇に蠢く者も行方不明、レアに関する描写は文字だけという、説明不足なことこの上ないエンディングを迎えてしまった。

 

青獅子ルートの前に黒鷲ルートを遊んでいる前提なら、この辺の描写は既に1回やっているので省略するというのもありだろう。しかし本作はシステム的にそうではない。自分はたまたま周回を苦にしないほうなので黒鷲ルートで伏線も無事回収できたが、そうではないプレイヤーもいるだろう。

 

実際1周目をクリアしたときは自分も「なんだこの尻切れトンボなストーリーは?」と思わされたわけであって、1周目に黒鷲以外を選ぶプレイヤーにもきちんと配慮したストーリー構成にすべきだったのではないだろうか。1度の周回に数十時間はかかるFEなら尚の事である。

 

 

 

青獅子ルートへの不満はこれぐらいにして、黒鷲ルートの話。このルートで良かったところは、まず風花雪月の中でもトップクラスに好きなキャラであるセテスが補佐役を務めること。それだけでもストーリーの面白さが違ってくる(ちなみに帝国ルートではヒューベルト、青獅子ルートではギルベルトがこの役割を担う)。教団ルート、というだけあってフレンやカトリーヌ、ハンネマンなどガルグ=マクの面々がストーリー中に登場するというのも珍しい。

 

前述した通り、ストーリーを最後まで描ききって伏線をきちんと回収したのも好印象(というか、それはどのルートでも当たり前にすべき事だと思うのだが……とか言いだすとまたさっきの繰り返しになるので省略)。帝国ルートと合わせて「帝国」と「教団」という風花雪月の2大勢力をストーリーで扱うので、重要な設定もどんどん出てくる。どう考えても1周目推奨ルートである。

 

こうなると、1周目に黒鷲を選ぶプレイヤーが1人でも増え、自分のように青獅子ルートで「おいおい、あの伏線はどうなった?」と思ってしまうプレイヤーが出てこないことを願うばかり。せっかく3つある学級から選択するのが本作の醍醐味なのだから、本来であればお気に入りキャラなどを見つけて好きな学級を選択するのが一番であるはずなのだが、この際あえてはっきり言っておきたい。特にこだわりがないなら、1周目は黒鷲の学級を選ぶのがおすすめ

 

 

 

そして攻略面についてだが、教団ルートは帝国ルートより3章ぶんストーリーが長いため、2周目ではSどまりだった技能レベルもS+まで上げることができた。達人系のスキルを習得できるので、火力がさらに底上げされる。

 

 

技能レベルを最も上げにくかったのは主人公。上げにくい、というより剣術と理学の2つを鍛えていたので、単純にいって必要経験値が倍になる。専用兵種ニルヴァーナに理学ボーナスがつかないのも面倒。2部になれば高度教練も使えるようになるが、それでも間に合いそうになかったため、終盤はエピタフにクラスチェンジしひたすら技能稼ぎをしていた。

 

 

 

教団ルートにはもう1つ良い点がある。それは、支援S集めが他ルートに比べ格段に楽だということ。終章もガルグ=マクにいるので、支援Sの相手を選ぶのが終章直前でいい。そこで、集められる支援Sはこのタイミングで集めることにした。

 

といってもやる事は簡単で、支援Sの相手を選ぶ直前でセーブデータをとっておき、支援を見たら他のデータにセーブを取って、もう1度相手を選ぶところからやり直すというインチキをするだけ。終章だけは攻略する必要があるが、これも工夫すれば時間をかけずにクリアできる。

 

まず、終章の相手はレアだが3×3マスの障壁を持っているので、自軍ユニットの全員に攻撃系の計略を持った騎士団を装備させる。このとき、少しでも多くの障壁を壊せるよう3マス以上の範囲を持った計略もちを装備させるのがおすすめ。あとは1ターン目でレアに近づき、2ターン目に計略で一斉攻撃を仕掛けてアーマーブレイク、3ターン目に障壁を失ったレアを総攻撃してHPを削りきればクリア。

 

 

あるいは、間接攻撃持ちや再移動持ちが自軍に多いようなら1ヶ所だけ障壁を破壊し、そこを集中攻撃する手もある。いずれにせよ、レアに2回攻撃を加えた時点で姿が変わり、障壁が全回復してしまうことに注意。終章なので武器を出し惜しむ必要は一切なく、英雄の遺産をはじめ強力な武器をフル投入できる。

 

 

というわけで、晴れて教団ルートも無事クリア。

 

 

 

 

 

■戦績

セテス(ドラゴンマスター 231戦142勝)

カトリーヌ(ソードマスター 138戦93勝)

 

 

エーデルガルトとヒューベルトの抜けた穴を埋めるため、教団ルートで新たに育てた2人。ちなみにこの2人は帝国ルートでは仲間にすることができない。はじめから上級職加入の2人ではあるが、従来のFEシリーズと異なり成長率が低いなどという事はなく、下級職加入のメンバーと比べても全く遜色ない能力を持つ(ジェイガンポジションも存在しないし)。

 

下級職加入のメンバーと比べてハンデがあるとするなら、それはスキルの少なさ。叩き上げのメンバーであれば育成の過程で様々な兵種を経由するため、自然と覚えるスキルも多くなるが、セテスやカトリーヌなどにはそれがない。場合によっては、スキル習得のため一旦中級職に逆戻りすることも考えられる。

 

実際、今回はセテスをブリガンドにクラスチェンジさせ、鬼神の一撃を習得させてからドラゴンナイトに戻した。元々斧レベルは高いのでそれほど回り道にはならない。一方、カトリーヌにも鬼神の一撃や飛燕の一撃を習得させたかったのだが、得意技能が剣と格闘であり、回り道をしていては肝心の剣術S+が間に合わなくなる可能性があったため、仕方なく断念した。

 

また、技能レベルについても育成のペースによってはハンデになりうる。上級職加入ということもあり、はじめからB以上の技能を持つ2人ではあるが、1部からコツコツと育てた生徒キャラならこの時点で技能レベルがA+を超えてくる。そのため加入してからしばらくは技能レベルの遅れを取り戻すのにやや手間取った。

 

 

 

 

■4周目

 

前回の記事でも書いた通り、次は金鹿ルートを選択する。ただし、今回の目的はあくまで攻略ではなくストーリーと支援会話の回収。そのため今回は、最も難易度の低い「ノーマル」を選択する。ノーマル以外は自由時間での戦闘に行動力を消費してしまうため、支援集めが間に合わない。

 

 

主力として使うのは黒鷲ルートのときと同じく、学級の生徒全員。所詮はノーマルなので特に育成にこだわる必要はないかもしれないが、後々のことを考えやはり一点の得意分野に特化させる。それぞれのユニットの役割と、目指す兵種は以下の通り。

 

 

 

【前衛枠】

マイユニット(ウォーマスター)

ラファエル(ウォーマスター)

 

物理アタッカーを務める枠。この枠を「前衛」と呼んでいいのかどうかは正直微妙だが(普段は壁役の後ろに隠れ、釣られた敵を撃破していくという役割なので)、一般的にはこのクラスが「前衛」と呼ばれる。

 

主人公は、剣と理学は既に極め終えているので別のアプローチから育成を行う。密かに格闘術は得意技能であり、ニルヴァーナにも技能ボーナスが付いている。ラファエルは得意技能を活かすウォーマスターか、ステータスの長所を生かすフォートレスかの2択だと思うが、魔防の低い壁役はイマイチ信用できないうえに使いづらく、そのうえ速さを完全に捨てる選択になる。速さが死ぬのは個人的に嫌なので、ラファエルもウォーマスターとして育成する。

 

 

 

【壁役】

クロード(バルバロッサ)

 

壁役も1人はいないと敵を引き付けることができないわけだが、ラファエルをウォーマスターにするとなると、金鹿の学級には壁役として適正のあるキャラがほとんどいない。しかし風花雪月にはもう1つ、回避盾という選択肢がある。1周目でイングリット、2周目でフェルディナントが担った役割を、今回はクロードに担ってもらう。

 

クロードに壁役を任せる最大の理由は剣術・飛行がともに得意であること。回避盾の重要パーツである「剣回避+20」と「警戒姿勢+」を活用するには、剣を装備し、なおかつ飛行技能を上げなければならないが、クロードならその両方に適性がある。他に金鹿の学級で剣得意はイグナーツとマリアンヌがいるが、イグナーツは飛行が苦手、マリアンヌは力の成長率が低すぎる。クロードは速さや幸運の高いキャラでもあるので、適性は悪くないはず。バルバロッサに剣技能ボーナスがないのが残念。

 

 

 

【後衛枠】

リシテア(グレモリィ)

マリアンヌ(グレモリィ)

イグナーツ(スナイパー)

 

普通に適正通りに育てる予定の後衛組。自分は白魔法を攻撃用だと考えていないため、リシテアはもちろん、マリアンヌも理学中心に育てていく。黒鷲の学級のヒューベルト、リンハルト、ペトラがそのまま金鹿の学級に置き換わった版だと考えればいい。イグナーツあたりはもうちょっと何か別の使い方ができないか考えてみたのだが、回避盾にしようにも飛行が苦手だし、理学を才能開花させようにも魔力成長率30%だしで、結局スナイパーとして育てるのが一番マシな気がする。

 

 

 

【遊撃枠】

ヒルダ(ドラゴンマスター)

レオニー(ファルコンナイト)

 

風花雪月ではマップ的に飛行ユニットが欲しくなる場面が何かと多い。機動力を活かして一撃離脱で敵を倒していくという役割であり、1周目でいうツィリル、2周目でいうベルナデッタのポジションにあたる。

 

問題は誰にその役目を担わせるかだが、ヒルダとレオニーは前衛向きのステータスであるにも関わらず、前衛最強のウォーマスターになることができない。これは純粋な前衛としてみたとき大きなハンデになってしまう。そこでマイユニットやラファエルといった「純前衛」とは少し役割を変え、それぞれの得意技能を活かした飛行ユニットとして活躍してもらう。

 

この枠はパーティに1~2人は欲しいところであり、5周目のルナティックでは、この2人のうち使い勝手の良かったほうを採用する予定。

 

 

 

【後衛枠?】

ローレンツ(ダークナイト)

 

正直どういう方針で育てようか決めかねているのがこのローレンツ。適正でみればパラディンかダークナイトなのだろうが、力・魔力成長率はいずれも40%と何ともいえない。パラディンは速さ成長率にマイナス補正がかかってしまうのが嫌。しかしダークナイトとして使うにも、習得魔法が何もなく序盤の育成が面倒だし、レベルを上げても大していい魔法を覚えない。槍・理学・馬術がいずれも得意技能で習得が早そうなのが唯一の救い。