こんにちは。大阪市在住のカズキです。今回は世界遺産検定1級に挑戦している僕が調べた、1級合格の勉強法を紹介します。このやり方でやれば合格できる?それは、結果のお楽しみです。
傾向と対策
検定試験の勉強をする前に、勉強方法を学ぼうと思い、インターネットで合格体験記なるものをチェックしました。
やっぱりできる限り効率よく勉強したいでしょ?
覚える方法は人それぞれかもしれませんが、覚え方なる「合格の近道」があるはず!!
それを学んでから勉強しようじゃありませんか。
インターネットで検索すれば合格体験記が載ってありましたので少しまとめてみました。
まずは試験問題の傾向をしっかりチェックしなければなりません。内容は下記の通りです。
・試験問題数 90問
・試験時間 90分
・合格最低点 140点(200満点中)
・問題の種類
基礎知識 25%
日本の全遺産 20%
世界の遺産45%
その他10%
このような問題構成となっています。
ちなみに基礎知識というのは世界遺産条約とか世界遺産委員会とか登録基準的なものです。案外ややこしい・・・
日本の遺産は文化遺産19件、自然遺産4件の合計23件です。
世界の遺産は全世界遺産が1121件(2020年5月現在)で、日本の遺産23件を引くと1098件です。多すぎ・・・
これをみると45%を占める世界の遺産の配分が高くて、しかも1098件の中から出題範囲があるのですよ(笑)
嫌になってきませんか。なってきそうですよね(笑)
しかし、見方を変えましょう。基礎知識(25%)と日本の遺産(20%)を合わせれば45%となり、世界の遺産と同じになるのです。
そして、この分厚い世界遺産大辞典(上・下)2冊の総ページ(上巻463ページ・下巻463ページ)に占める基礎知識・日本の遺産ページは約135ページ。
つまり、全926ページに対する135ページですので(135÷926×100)本の15%を完璧に勉強すれば45%の点数は取れるという事なんです。
これって結構いい情報ですよ。しかし基礎知識と日本の遺産は細かな部分まで出題されるので注釈のところまできっちり読んで理解しておく必要があるそうなんです。
ただ、勉強の方向性としては、定まりましたね。
揃えるもの
次に検定を受けるのに絶対必要な本を紹介します。
・世界遺産大辞典(上) 3250円+税
・世界遺産大辞典(下) 3250円+税
・過去問題集2020年度版 1600円+税
以上のものは必須だと思います。
僕は、趣味で過去問を毎年買っていたので5年分くらいはありますが、2年分くらいで十分という意見もありました。
ちなみに1級は1年に2回開催されるので1冊購入すれば2回分がついてきます。また、2級の問題もついています。
その他にも書店に行けば様々な書籍があるのですが、写真が多い「絶対に行きたい世界遺産100」的なものは、がっつり必要かといえば、そうではないと思います。
視覚的に覚えやすい?資料集的な使い方だと良いかも?
勉強方法(基礎知識・日本の遺産)
世界遺産 姫路城(兵庫県) 1993年登録
さて傾向を調べ、アイテムも揃い、いざ勉強開始です。
どのように勉強すれば合格への近道になるのでしょうか。一番意見が多かったのが・・・
「とにかく読め!!」
これが多かった。というかそれしか見なかった。何度も読みましょうって・・・
特に「基礎知識・日本の遺産」は何十回も読んで隅々まで読みましょう。とのこと。
やっぱり1級取得に向けては時間という努力無しには合格はできないという事でしょう。
勉強方法(世界の遺産)
ドナウ川にかかるくさり橋(ハンガリー)
ドナウ河岸とブダ城地区、アンドラージ通り
(1987年世界遺産登録)
続いて世界の遺産の勉強方法ですが、こちらは全部読むといっても1098件もあるのです。全部はなかなか事細かく読めません。
そこで、よく言われているのが「芋ずる式」で学べということ。
例えば、建築様式には、ギリシャ建築、ローマ建築、ビザンツ様式etcがあり、関連する同じ建築様式を学べば覚えやすいというもの。大辞典の目次を参考にすると・・・
・大陸ごと
・文化的景観
・複合遺産
・墓、墳墓
・宗教、信仰関連
・建築様式 etc
以上のようなテーマがあって、興味のあるものからどんどん芋ずる式で覚えればいいと言われています。
世界遺産大事典(下)の目次
全て完璧に勉強する必要はなく、「この分野が出たら絶対正解する」という強みを作っていく方法で勉強していくとよいそうです。
あとは勉強するのみ!!
世界遺産検定まで残り50日余り。勉強法を調べたので、あとは勉強時間を確保して勉強するのみ。
また、どんな状況なのか報告したいと思います。
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